turingは、アメリカのIT企業でプログラマーとして、働くことができるサービスです。

コロナの影響で、アメリカのH1Bビザが2020年末まで発給されなくなりました。しかしながら、アメリカでは世界中の優秀なプログラマーを欲しています。

そこで、Turingというサービスが使えます。リモートで働くので、アメリカのビザは必要ないですし、物価の安い国に住んでいても、アメリカの高い給料をもらうことができます。

シリコンバレーは高給ではあるものの、物価もかなり高いので、可処分所得は抑えられてしまいます。住みやすい街なのかどうかはわかりませんが、少なくとも、田舎や母国で過ごしたいと思っている優秀なプログラマーもいるはずです。

また、H1Bビザを取得するためには、大学卒、もしくは大学院卒の資格が必要になるのですが、日本のプログラマーのように、文系大学を卒業しながらもプログラマーになった人もいるのです。ビザの取得要件と、シリコンバレーで働ける人の条件が100%一致するとは限りませんから、ビザ無しで働けるというのは魅力的なサービスなわけですね。

Turningは簡単ではない

Turningがいくら便利だと言っても、採用してもらえなければ意味がありません。世界中の優秀な人との戦いになるので、日本で転職が余裕な人でも、なかなか採用まではいかないのではないかと思います。

Turningのwelcomeページにこんなことが書いてあります。

「Who Can Become a Turing Engineer?(誰がturningのエンジニアになれるんですか?」

You are likely in the top 1% of the world’s software engineers.

世界でトップ1%のソフトウェアエンジニアしか、採用されないのです。日本は優秀な教育がされているので、頭の良さならトップ1%に入ることも可能かもしれません。でも、英語力、学歴が全て揃わないと、トップ1%に入るのは難しいでしょう。

Turningでは、技術面接の前にテストを受ける必要があります。おそらくアルゴリズム系のテストなのですが、Q&Aにこんなことが書いてありました。

Q: How many times can I take the tests?
A: You can take each test in the vetting process once only.

「何回テストを受けることができますか?」
「審査の中で1回のみです。」

each testというのは、バックエンドで1回。フロントエンドで1回。インフラで1回という意味だと思います。

採用されるためには自分が一番得意な分野で勝負するはずなので、実質1回ですね。これが、3年後も更新できないとなると、最初の1回で全てが決まってしまいます。まだ勉強途中なのにテストを受けてしまうと、ずっと低いスコアのままです。とはいえ、勉強が終わることはないので、どこかでチャレンジしないといけないので難しいところですね。

基本はフルタイム勤務

リモートワークではありますが、基本的にはフルタイム勤務だそうです。会社をやめてフルタイムで働くことになったはいいけど、数ヶ月で契約終了になって、次の仕事が見つからなくなる可能性があります。

なので、フリーランスとして働き、その案件の1つとしてTurningを活用するのが、最適な方法だと思います。

報酬の形態も、保険などは一切含まれないらしいので、フリーランスと同じですね。

英語力はそれなりに必須

Q: My English is not good, can I apply?
A: Verbal and written communication is crucial for success when working with American clients. We are looking for developers who have a minimum B2 level (Upper Intermediate) of English proficiency in both verbal and written communication. If you think your English skills need some improvement, feel free to brush up using the following resources, then reach out to us when you are ready:

最低でもB2レベルの英語スキルがある人を探していますとあります。B2レベルは、TOEICでいうと、785点以上らしいです。

おそらく英語資格試験の点数は求められないので、面接で普通に受け答えができるレベルで充分だと思います。

英語の勉強に関しても、フリーランスだったら、3ヶ月位フィリピン留学をして、帰ってきたらまた働く、みたいな柔軟な働き方ができるので、Turningを使うのはフリーランスになってからが良い気がします。

会社員のうちは学歴の取得

会社員は、仕事をちょっとおろそかにしてクビにならないので、その時間と労力を使って、学歴を取得するのが良いのではないでしょうか。

例えば、JAICAやAIITといった社会人でも通える大学院大学があります。卒業すれば、コンピュータサイエンスの修士がもらえるので、海外でも通用する学歴が手に入ります。

それからフリーランスになって、Turningで仕事を探しながら、フィリピン留学に行きながら、徐々に海外就職に向けて動くのがベストな選択です。

現地で就職するとなると、ビザ取得のために実務経験が必要になるので、フリーランスでは経験年数を増やすことができません。そこはデメリットになってしまうのですが、4〜6年くらい会社員をやっていれば年数的にはクリアできますし、フリーランスとしてやっていけるスキルもあるはずなので、問題ないです。

流れをまとめる

Turningが使えることで、フリーランスになるという選択肢が増えたことになります。今から海外就職を目指すなら、以下の順序がいいでしょう。

  • IT企業に入る(年数を積むだけなのでゆるふわが良い)
  • 大学院大学に入る(学歴の取得)
  • フリーランスになる
  • Turningに応募する
  • ちょっと留学する
  • ビザが降りれば現地に行く

海外就職事情を調べてみると、未だにビザのためのグローバル社会が縛られていることを実感します。日本にいると、ビザのことなんて興味ないですからね。

これからの時代は、英語とITができればフリーエージェントとして完全グローバルに働ける時代みたいですね。