持ってる資本は全て使え

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先日「幸福の資本論」という本の書評を書いて、そこでは資本は金融資本、人的資本、社会資本の 3 つある、ということについて述べた。
だから、お金持ちになるだけではなく、人的資本(自己実現)や社会資本(人間関係)も重視していかないといけないという結論であった。
が、しかし、お金持ちになって経済的独立を果たすことこそが、金融資本を蓄積する方法であり、これもまた必須事項なのである。
なので、3 つの資本をバランスよく蓄積するという方法もあるのかもしれないが、まずは金融資本の蓄積から始めるという方法が一番現実的なのではないかと思った。
金融資本に全振りするためには、自分が持っている人的資本と社会資本を存分に活用すべきである。
今回は、人的資本と社会資本をどのように金融資本に変えていくかについて書いていこう。

人的資本を金融資本に変える

人的資本とはその人が、社会から受ける評価であり、これは若い人ほど高い。
サラリーマンの生涯賃金が 3 億円だとすると、20 歳で社会人になりたての人は 3 億円の人的資本を持っていることになる。
この 3 億円という資本を 40 年に渡って分割で金融資本に変えていくというのが、サラリーマンの仕組みだ。
この分割で受け取る方法を変えて、最初の 10 年〜20 年くらいで全て受け取る、もしくは人的資本を倍の 6 億円にまで増やすという方法を取るべきだろう。
まず、最初の 10 年で 3 億円を全て受け取りたい場合は、サラリーマンをやっているだけではダメである。
じゃあどうすれば良いかというと、一つはベンチャー企業に入って、ストックオプションを付与してもらうことである。
もしその会社が上場もしくは買収されると、あなたにも多額のお金が入ってくる。
これは、未来の見えないベンチャー企業に人的資本を大量投入したリターンとなる。
逆にベンチャー企業はリスクが大きく、その投入した人的資本が半減してしまう場合もあるし、40 年間も続かないリスクもある。
現代社会では、一つの会社が 40 年続くというのは希だから、ベンチャーに人的資本を投資するというのは作戦としてありだと思う。
2 つ目は、独立することである。
起業したり、投資を行うことで、人的資本をサラリーマンとしての仕事以外に向けるのである。
1 日 8 時間を 40 年間続けるのがサラリーマンであれば、1 日 16 時間働けば 20 年間で回収できることになる。
もちろん 1 日 16 時間を 20 年も続けては良くないのだが、少しでも自分の人的資本を金融資本に変えていく時間を長くすることで、回収できる期間を短縮することが可能だ。
私の考えるおすすめの投資先は、現金以外の金融資本をビジネスにすることだ。
金融資本とは現金だけではない、株や不動産も含まれるし、自分のビジネスや商品も含まれる。
人的資本を現金に変えるだけでは、1 日 16 時間労働しなければいけない(10 年で回収したいなら 1 日 32 時間働く必要がある)。
しかし、現金以外の金融資本に変えるのであれば、その金融資本が現金を生むのを手伝ってくれるのである。
これが俗にいうレバレッジというやつだが、人的資本の投入先を現金以外の金融資本につぎ込むことで 10 年で 3 億円の回収も夢ではなくなるだろう。

社会資本を金融資本に変える

次に、社会資本を金融資本に変える方法だが、これはつまり家族、恋人、友達の力を借りようということである。
大事な人たちをお金でしかみないのは非常に残酷であり、社会資本を全て失いかけないのでやめよう。
どうすれば良いかというと、これもやはり現金以外の金融資本に変えるという方法である。
家族からただ現金がほしいと言ってはニートと変わらない。
あくまで今後ビジネスを始めたいから出資してくれとか、不動産を買う予定だからお金を貸してくれと頼むのである。
友人の場合は、共同創業をするとか、一緒にお金を出し合って不動産を買うでも良いだろう。
ここで大事なのは、リターンを用意することである。
お金を出してくれたら、10 年で 3 億円が回収できる見込みだから、そのうちのいくらか(借りた額以上)はリターンするよ。
という交渉をするのである。

まとめ

社会資本(人間関係)を使って、最低限の金融資本を用意し、人的資本の投入によって金融資本を早めに回収していく。
この方法であれば、今、金融資本を持っていなくても経済的独立を果たすことができるようになるだろう。
難しいのは現金以外の金融資本を手に入れる方法だが、これに関しては知識を身につけるしかないと思っている。
過去の記事でも書いているが、知識を身につけるには本を読むことが一番手っ取り早いと思っている。
金融資本を回収することができるという計画が立ったら、社会資本と人的資本を投入しよう。
社会資本と人的資本が減るかもしれないが、まずは金融資本の蓄積(経済的独立)を最優先したいのであれば少々の犠牲は仕方ないだろう。