グリーンマイル

あらすじ

トムハンクス主演の名作映画です。 図体の大きな囚人のジョン・コーフィーは刑務所内で嫌われ者だったが、トムハンクス演じるポールの病気を治してしまう。 コーフィーには病気を治す不思議な力があることを知り、ポールはコーフィーを信頼していく。 コーフィーの真実を知ったポールだったが、コーフィーに対して何をしてあげることもできず、死刑を執行するのである。 その後ポールはコーフィーの不思議な力の恩恵を受けて長生きするのだが、周りの人がいなくなるにつれて孤独を感じて行くいく。

感想

コーフィーは自分が罪を犯したわけではないことをポールに伝えるが、それは無意味に終わってしまう。ただ、コーフィーはポールに対して助けを求めていたのだろうか。 コーフィーは真実を伝えながらも死を選んだ。じゃあなぜ真実を伝えたのか。ポールに何をしてもらいたかったのか。 コーフィーは今生きている世界に嫌気がさして死刑台に向かうのだが、一体何を悟り、何を思って死んだのか。 それぞれの登場人物が思い通りにいかないもどかしさを抱えながら生きていく、胸がぎゅっとなるようなストーリーである。

ライフイズビューティフル

あらすじ

主人公のユダヤ系のグイドと息子のジョズエはナチスに拉致されてしまう。 しかし、この状況下でもグリドは息子を不安にさせないように楽しませる。 父はナチスに殺されてしまう直前までジョズエを楽しませ、そして生き延びさせた。 最終的にジョズエは母の元へ帰ることができたのである。

感想

これはユダヤ人迫害の話である。 ヨーロッパの戦争や歴史物は歴史が好きな人でないと頭に入りにくく、難しい印象を与えるが、この映画はそうではない。 背景としてはユダヤ人迫害という暗めの話題を扱っているが、主人公のグリドの明るさによって、観ている私たちも暗さを感じないのである。 タイトルにライフイズビューティフルとあるように、どんなに苦しい状況下であっても楽しく笑っていられたら人生は美しいものになるんだろうなと思わせられる。 もちろん残虐なシーンもあるのだが、そういったシーンもコミカルに描かれていて戦争物が苦手な人でも楽しめる作品になっている。

フォレスト・ガンプ

あらすじ

主演はグリーンマイルと同じトムハンクスである。 彼が演じるフォレスト・ガンプは小学生の頃に知能指数が低いと診断された、いわゆる頭の弱い子である。 そして彼はうまく歩けないため、常に足に矯正ギプスを着けていた。 そんなガンプが才能を発揮するのは矯正ギプスが外れた瞬間である。 ガンプは車のように早く走ることができ、大学ではアメフトで大活躍をする。 その後、軍隊に入りベトナム戦争に行ったり、卓球の選手になったりと多くの分野で活躍することになる。 知能指数が低いのにもかかわらずいろんなことで成功してきたガンプであったが、幼い頃にであったジェニーへの想いが実らず苦労することになる。 最終的にガンプはジェニーと結ばれるのだが、ジェニーは先に亡くなり、残された息子と暮らすのである。

感想

「人生はチョコレートの箱のようなもの。食べてみるまで中身はわからない」という言葉が有名だが、この言葉の解釈として、どんな人でも人生何が起こるかわからないということを意味していると思う。 ガンプは知能指数が低く、いじめられていたため、将来は暗い人生が待っているのではないかと思ってしまう。 しかし、ガンプは誠実でまっすぐな性格であり、我慢強くもあった。さらに運がよかったのである。 結局人間は自分に見えている能力だけで人生の幸せが決まるわけではなく、周りの環境や自分には見えない能力によって左右されてくるものなのである。ということに気づかされる映画である。

スタンドバイミー

あらすじ

グリーンマイルと同じスティーブンキングの作品である。 ある4人組の少年たちが主人公である。 彼らはある日、30キロ先の森の中に死体があることを聞きつける。 そして、30キロの徒歩の旅に出かけるという話である。 その道のりには苦難があったり、喧嘩があったり、時には楽しいこともある。 その旅の先についに死体を見つけるのである。

感想

あらすじはいたって単純なのだが、ここまで人気になっているには理由がある。 誰もが過ごした少年期の青春の匂いを感じるのである。 4人の少年がわけのわからない目的のために本気で取り組む。その途中でつまらない喧嘩をする。 時間と元気が有り余っていて、それを無駄なことに使ってしまうのだが、大人になるとその時の楽しさ、大切さが身にしみてわかるのである。 おそらくこれを観た大人たちは同じように青春時代を懐かしむ気持ちになったのではないだろうか。

カッコウの巣の上で

あらすじ

主人公のマクマーフィーは囚人であった。彼は精神病を偽って精神病院に移ってくるのである。 彼は乱暴な性格で、穏やかな生活を送っていた精神病患者たちをも巻き込んで騒ぎを起こしていく。 チーフという患者と仲良くなり、共に病院を脱走しようと試みたが、チーフには断られてしまう。 ある日マクマーフィーが事件を起こしたことによって、マクマーフィーは隔離されてしまう。 戻ってきたマクマーフィーは病院の治療によって、言葉を発することができなくなっていた。 その姿をみたチーフはマクマーフィーを置いて、病院を抜け出すのである。

感想

まずマクマーフィーはただの乱暴者ではない。 刑務所から抜け出すために病院に移る。これは病院の方が抜け出すことができる可能性が高いからだ。 そして彼の性格はただの乱暴者というだけではなく、周りの人を引き込むリーダーシップがある。 最後はチーフのみが脱走したのだが、そうさせたのは間違いなくマクマーフィーである。 チーフは精神病院の居心地の良さに満足していたのだが、マクマーフィーの存在によって、本当の人間の生き方に気づき始める。 チーフが精神病院を飛び出す覚悟をしたこと、これは現代社会にも反映することができるのではないだろうか。

5作品を紹介して

以上の5作品は私が映画を観て、心に残ったものである。 それぞれの作品に感動したポイントを入れていないのは、単にお涙頂戴の話ではないからだ。 恋や別れの涙ではなく、人間性や人生観について考えさせられる。観終わった後にしばらくぼーっとしてしまうような心にグッとくる作品を厳選した。 これらは有名作品であり、決して映画マニアが選んだマニアック作品集ではない。 ただ、これらの作品がなぜ人気なのかということを考えればわかるだろう。多くの人の胸を打つ作品だからである。 もし、これらの作品を知らない人がいたらぜひ観て欲しい。