「なるべく働きたくない人のためのお金の話」のレビューです。

 著者の大原扁理さんは年収90万円で、東京の郊外での生活を実現させている人です。貧乏生活なのは間違いありませんが、大原さんは生活のために働いていた頃よりも幸せを感じているようです。

 なぜ、収入を減らしたのに、幸せを感じるようになったのでしょうか。

週休5日でも生きていける

 週5日勤務ではなく、週休5日を実現している大原さん。月収は7万円くらいだそうです。7万円で東京に住めるなら、もっと田舎に行けばもう少し贅沢な暮らしができそうですね。

プログラマーが週休5日になると、どうなるのか

 僕はプログラマーなので、プログラミング講師として週に2日だけ、8時間働いた時の収入を計算してみます。

 時給2000円 × 8時間 × 2日 = 32000円

 1ヶ月を4週間として、32000円 × 4 = 128000円

 なんと大原さんと同じ時間働くだけで12万円ももらうことができます。しかもプログラミング講師は在宅勤務ができるので、東京でなくてもいいし、時差が近ければ外国にいたっていいのです。

 例えば時差がほとんどないタイで生活しながら、プログラミング講師として働くことは可能です。物価が安いので、週休5日でも余裕で生きていけるのではないでしょうか。

週5日勤務は働きすぎかもしれない

 著書を読んでいると、週5日は働きすぎだと思えてきます。確かに結婚して子育てするとなると、月収7万円では足りません。しかし、今もらっている給料が多いがために無駄なものに使っていないでしょうか?

 お金に余裕が生まれると、買わなくていいものまで買ってしまいます。高い肉とか浄水器とか。それらが本当に健康になるのかどうかはわかりません。

 無駄を省いた生活をすれば、週5日も働かなくても十分な給料は手に入るはずなのです。

贅沢しない暮らしを定着させる

 今、週5日働いていて、お金をたくさんもらっている人も、大原さんのように贅沢をしない暮らしを定着しておくべきです。お金は無駄なものに使わないに越したことはありません。それはどんなお金持ちでも同じです。

 コロナショックで半強制的にお金の使い道が限られていますが、この質素な生活を忘れないようにしましょう。

働きすぎている人は、お金を貯めよう

 週5日勤務が働きすぎであることは、わかっているかもしれません。それでも今の会社をやめられないという人は、もらったお金をとにかく貯めておきましょう。

給料をもらわなくても生活できるだけのお金を貯める

 お金を貯めておくことで、将来働かなくなっても生活できるようになります。老後2000万円問題がわかりやすい例です。老後に2000万円貯まらなくても、若いうちからお金を貯めておくことは将来、自由になる可能性が高くなります。

ストレスが貯まる働き方はマイナスになる

 給料を上げるために仕事を頑張り、スキルを身につけるのは結果的にマイナスになります。なぜなら、仕事を頑張りすぎるとストレスでお金を使ってしまうからです。おそらく、給料の増加よりもストレスによる消費の増加の方が大きくなります。

 スキルを身につけるなら、副業を頑張ったほうがいいでしょう。

投資をして、キャッシュフローを得る

 贅沢な暮らしをやめて、貯金をするだけではなく、投資もすべきです。株式投資、不動産投資、自己投資などお金に変わるものにお金を使うことで、将来多くのキャッシュフローを得ることができるようになります。

 自己投資は、先述したように、仕事のためのスキルではなく副業のためのスキルの方が効率が良いです。

失業したらどうするかを考えておこう

 生活費が高く、贅沢がやめられない人は、失業した後がきつくなります。

コロナショックで失業は近いかもしれない

 日本は失業しない国と言われていますが、コロナショックの影響で、多くの人が失業の危機にさらされています。日本で働く人は、クビになる経験はほとんどなく、会社をやめるのは自発的なことがほとんどですが、会社が倒産してしまえば、失業することになります。

 失業したら、今の生活や贅沢はできなくなるかもしれません。

失業の責任を会社や国に任せきりではいけない

 失業することになってしまったのは、会社がちゃんと利益を出さないからだとか、国が補償しないからだという意見もあります。ですが、そんなことを言っても何も変わりません。

 失業の責任を他のせいにせず、自分のことだと受け入れましょう。

最悪の事態も想定しておこう

 僕も含めですが、いくら不況になったとはいえ、簡単に失業なんかしないと思っています。日本は雇用が守られているのでそう考えるのも無理はありません。

 しかし、コロナショックがいつ収まるのかがわからないので、最悪の事態は想定しておくべきです。

 失業したら実家に戻るとか、失業保険を申請する、仕事がありそうな業界への転職を考えるなどです。

まとめ

 今や、旅行やイベント、映画、ジムなど多くの娯楽が営業を停止しています。お金を使いたくても使えない状況にあるのです。

 この機会をポジティブに捉えると、贅沢をしていた生活を見直し、無駄なお金を使わないようにすることです。僕も自分の家計を見直してみて、いかに無駄なものにお金を使っていたかがわかるようになりました。おそらくコロナショックが終わっても、贅沢はしないと思います。

 著書を読み、失業をしても、最悪月7万円さえ稼いでおけば生きていけることがわかりました。月に20万とか30万を使ってしまっている人は、贅沢をしていると思いましょう。

 どのくらい安い家があるか、どんな仕事ができるか、どんな生活ができるかを想定しておくことで、もし最悪の事態になったときに、お金に困らなくなるでしょう。