名作ドラマレビュー〜シリコンバレー〜

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アマゾンプライムビデオで大人気のシリコンバレーについて紹介する。
IT企業で働いている人にはあるあるネタの宝庫だと思う。
では、内容と感想を書いていく。

内容(ネタバレなし)

スタートアップ企業、パイドパイパーのCEOであるリチャードはフーリーという大企業に勤めていた優秀なプログラマである。
同じくフーリーから引き抜いたジャレッドはエンジニアではなく、契約やコンプライアンスなど、事務系の役割としてジョインしている。
そして友人のビッグヘッドとアーリック、優秀なエンジニアのギルフォイルとディネシュの6人が初期のメンバーである。

ブラックジョーク満載のコメディ

IT系のドラマで面白いということで観たのだが、正直これはレベルの高いコメディである
あらすじだけ見ると真面目なのだが、内容は全く真面目ではない。
むしろ、このスタートアップ企業が成長していくのはどうでもよくて、何かおもしろいことをしてやろうという気持ちしかないようである。
コミュニケーションが苦手なCEOのリチャードは気が強いアーリックにいつも言いくるめられてしまう。
そんなアーリックは特に何も仕事をしていないのだが、自宅をオフィスとして貸しているということもあり、株式を10%も保有している。
そんなアーリックだが、彼の口のうまさによってうまくいくこともあるのだ。(ほとんどが失敗に終わる)
さらにはアーリックがなぜか住み込みで雇っている中国人のチェンヤンは個人でアプリ開発をしているようで、とてもくだらないアプリを作っては迷惑をかけるという意味がわからない役柄である。
優秀エンジニアのディネシュはいつもギルフォイルにいじられており、この2人の掛け合いはこのドラマの中ではほのぼのとしていて面白い。

ストーリー展開は真面目に進む

おふざけなドラマではあるが、ストーリーは非常にリアルに進んでいく。
まず出てくるのが、大企業のフーリーである。
このフーリーはパイドパイパーが持つ技術を追い抜き、大企業としてのプライドを保とうとするライバルである。
フーリーには素晴らしい技術力はないのだが、資金力を使って何かと対抗してくる。
この大企業は資金力で勝負し、スタートアップ企業は技術力で勝負するというのはIT業界の姿そのものである。
もう1つ重要な役割を担うのが、ベンチャーキャピタルの存在である。
ベンチャーキャピタルは資金のないスタートアップにお金を貸し、売れてきたらリターンを受け取るといういわゆるベンチャー向け投資を行う企業であるが、このベンチャーキャピタルとのやりとりもなかなかリアルである。
資金不足だからもう少し出して欲しいとか、経営についてアドバイスをもらったりもしている。

感想

IT業界で働く人には特に観てほしいドラマである。
もちろんIT業界を知らない人でも楽しめると思うが、自宅で私服を着てただパソコンを打つだけの仕事風景や、ベンチャーキャピタルの存在など、知らない部分も出てくるだろう。
それらは観ていけば理解できるが、IT業界って本当にこんな感じなの?と思うかもしれない。
しかしながら、これはやや誇張されてはいるが、ほとんど事実であるのだ。実際にIT業界は他の業界にはないスピードとカジュアルさで進んでいる。
それを知るきっかけにもなるはずである。

まとめ

わざわざおすすめをしてまで観るものではないが、それでも観たらハマってしまう、というのが本当に面白いコメディ作品である。
この作品はまさにその典型で、IT業界という小難しく、理解しがたい内容をここまで簡単に表しているのは他にないだろう。
1話30分くらいなので、空き時間にでも観てみるとよいだろう。
アマゾンプライムビデオで全シーズン5まで観ることができる。