『プログラミング必修化になるから、子供にプログラミングを学ばせたい。まずはプログラミング学習サイトで体験させたいから、おすすめが知りたい』
こう考えている、親御さん向けの記事です。
子供の頃からプログラミングを学ぶ重要性
文部科学省公開している「小学校プログラミング教育の手引」の「プログラミング教育のねらい」には、以下の記載があります。
①知識及び技能
②思考力、判断力、表現力等
③学びに向かう力、人間性等
上記3つの力を育むために、プログラミング教育は重要です。
IT化社会に対応するため【知識及び技能】
身の回りのIT機器や、家電など日常生活の中でITに触れる機会はたくさんあります。
しかし、ITの動きが複雑化しており、なぜ動くのか、どうやって動かすのかという理解ができないまま、ITを使っている人が多くなっているのも事実です。
将来的に、より多くのIT機器に触れることになる子供たちにITの基礎を知ってもらうため、プログラミング教育に力を入れています。
プログラミング的思考を育む【思考力、判断力、表現力等】
プログラミング的思考とは、簡単に言うと、「目的を達成するために、逆算して考える力」です。
物事を順序立てて説明したり、お金の計算をしたりといった論理的に考える力を育むことは、IT化した社会に必須の能力です。
将来の職業の幅を広げるため【学びに向かう力、人間性等】
コンピュータを使って問題を解決する力は、将来の職業の幅を広げます。
ITエンジニアとして働くだけでなく、どんな企業にもIT担当は必要になってきますし、自らビジネスを始めるにしても、Web広告やアプリ制作が必要になってくるでしょう。
ITスキルを使った職業は、自ら学ぶ力が重要になってくるため、子供の頃からプログラミング教育をすることで、興味のあることを自分で学びにいく力を育むこともできます。
子供にプログラミング学習をさせる際の注意点
子供のプログラミング教育は、社会人になってから学ぶプログラミングとは、目的が違うので、注意が必要です。
知識の習得より楽しむこと
プログラミング言語の習得は、社会人が就職をするために必要な学習です。
子供のプログラミング教育は、IT化社会に適応するために行うものなので、知識の習得よりも楽しんでもらうことの方が重要です。
もし、プログラミング言語に興味を持ってきたようなら、知識の習得にフォーカスしても良いでしょう。
サポートしてあげること
プログラミングが必修化されたといっても、学校の先生はITのプロではありません。
まだプログラミング教育が十分でないので、周りに助けてくれる人が少ない状況でもあります。
なので、親御さんが、できるだけプログラミング学習のサポートをしてあげましょう。
【4歳以上】幼児向けおすすめのプログラミング学習サイト
4歳から始められる、おすすめのプログラミング学習サイトを紹介します。
Viscuit(ビスケット)
ビスケットはとても簡単なプログラミング言語です。 メガネという仕組みたった一つだけで単純なプログラムからとても複雑なプログラムまで作ることができます。 仕組みは単純ですが組み合わせ方が様々なので複雑なことができるのです。
ビスケットは、自分が書いた絵をメガネのフレームに入れて、絵を動かしていきます。
操作は難しくないので、幼児でもできるようになっていますが、複数パターンを組み合わせていくときに、プログラミング的思考が発揮されます。
Code Studio(コードスタジオ)
コードスタジオは、世界中で使われているプログラミング学習サイトです。
アマゾンやフェイスブックなどの有名グローバル企業からの寄付で成り立っており、無料で学ぶことができます。
「マインクラフト」や「アナと雪の女王」のコースもあり、楽しみながらプログラミングを学習できます。
【6歳以上】小学生向けおすすめのプログラミング学習サイト
小学生以上におすすめのプログラミング学習サイトを紹介します。
Scratch
スクラッチは、アニメーションを作成することができるサービスです。
アニメーションを作るときに、「次は前に進む」「回転する」などの指示を出していくことでストーリーを完成させます。
動きをイメージして指示を出していくには、論理的な思考が必要になるので、プログラミング学習に最適です。
Code Combat(コードコンバット)
コードコンバットは、プログラミング学習を通して、RPGのように先に進んでいくゲーム形式の学習サイトです。
グローバルで使われており、教師が生徒に教える教材としても、人気の高いサービスです。
ちょっと難易度は高めですが、人気プログラミング言語の「Javascript」と「Python」を学ぶことができるので、プログラマーを目指す子供におすすめです。
子供向けプログラミング学習サイトのまとめ
子供向けのプログラミング学習サイトを紹介しました。
4歳以降から学べる学習サイトはこちら。
- Viscuit(ビスケット)
- Code Studio(コードスタジオ)
6歳以降から学べる学習サイトはこちら。
- Scratch
- Code Combat(コードコンバット)
世界中でプログラマーが不足していて、有名企業がプログラマの育成に取り組んでいます。
無料で学べるツールがたくさん出ているので、まずは子供に体験してもらい、興味を持ってもらうことから始めましょう。
プログラミングスクールで本格的に学びたい方はこちらも御覧ください。