地方でリスクを抑えながら起業する方法

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東京でベンチャーを立ち上げるという華々しいキャリアは誰しも憧れるものですが、そう簡単ではありません。東京は技術の最先端を行っており、仮に IT ビジネスを始めるとなったら、ホームページが作れるくらいじゃ収益は上げられないでしょう。

賃金も高く、家賃も高いので、短期間で高収益を上げないと、すぐに赤字に転落してしまいます。東京で起業するのが厳しいとなったら、やはり地方に行くしかありません。

地方といっても、札幌や博多、名古屋、さいたまなどの地方都市なら人もインフラも整っていますから、ビジネスチャンスはあると思います。

しかし、地方は IT に対応できる起業体制が整っていないため、起業したはいいけど何もできずに終わってしまった、ということにもなりかねません。技術が評価されないのは仕方ないですが、そもそも相手にしてもらえずに終わるというのは残念です。

地方で起業する際に、できるだけリスクを抑える方法について考えてみました。

東京で仕事を獲得しておく

IT ビジネスを始めるとしたら、東京で仕事を獲得しておくべきでしょう。IT 系の仕事は地方には少ないですし、単価も低いです。東京の案件をリモートワークできるだけのスキルや人脈を持っておけば、仮に地方でのビジネスが上手く行かなくなっても、収入が途切れることはありません。

月に 50 万円以上も 1 ヶ月目からもらえる仕事は地方にはないですし、そんなビジネスもないでしょうから、ある程度軌道に乗るまでは東京の仕事は持っておくべきです。

IT にこだわりすぎない

地方で起業するメリットは、地域の繋がりを活かせることです。IT ビジネスというのは、基本的に全世界に公開されますから、どこにいても敵から逃げることはできません。

IT だけに頼ると、結局アイデアや技術力の勝負になってしまい、地方のメリットを活かすことができません。

IT を使って、地方の問題を解決するようなビジネスや、コミュニケーションを大切にしたコンサルタントなど、地域の繋がりは意識するべきです。

人材に期待しない

地方に残っている人は、基本的にプログラミングができません。リモートワークをしている凄腕プログラマーもいるかもしれませんが、ほとんどはマイルドヤンキーと呼ばれる人たちです。

地元のエリートはみんな上京してしまっていますし、立ち上げたばかりの会社にすんなり入ってくれることはありえないでしょう。

人材を獲得するなら、完全未経験の人、地元の情報系専門学校に行ってる人、リモートワークをしているエンジニアあたりになります。手放しで任せられる人がいないので、人材の育成も鍵になってくるでしょう。

一人でやるのもいいですが、もし地域雇用を活性化させたいと思うなら、人を雇わないといけないですね。

高齢者向け事業も視野に入れる

IT ビジネスというと、やはり最先端の技術を使いたいと思ってしまいますが、地方で起業するなら高齢者向けのパソコン教室など、技術的に低レベルの事業も視野に入れておきましょう。

地元の商店のホームページを作るにしても、AWS とか Javascript は必要なくて、レンタルサーバと Wordpress があれば十分です。プログラミングをするのではなく、お客さんに喜んでもらうという視点を持ってビジネスを立ち上げないといけませんね。

最近だと、小学生向けのプログラミング教室なんかもいいかもしれません。

投資ではなく融資

IT ベンチャーというと、エンジェル投資家や VC から投資を受けて、グロースしていくイメージがありますが、地方にはそのようなエコシステムは整っていません。

IT 企業であっても、信用金庫と仲良くなって、お金を借りてビジネスを大きくしていく必要があります。

シリコンバレー式のビジネス方法ではやっていけないと思っておいたほうがいいでしょう。

人とのつながりが大事

IT とはいえ、地域の繋がりは大事にしないといけません。商工会に入ったりして、周りの社長たちと仲良くなって仕事をもらうのです。

IT は全世界に公開されるとはいえ、技術的な差別化ができないのであれば、クローズドな関係の中で利益を回し合っていくしかありません。

ただ、クローズドに利益を回しながら、全世界にもお客さんを持つことができるので、地元で収益基盤を固めつつ、全世界にチャレンジしていくのはありだと思います。

まとめ

地方で起業する流れは以下の通りです。

  • 東京の仕事を獲得して地方で起業する
  • 地方の繋がりを活かして、顧客基盤を作る
  • 基盤が安定した状態で、全国展開をしていく

労働者としては東京で働き、資本家としては地方で働くのです。すでに資本が集まりきっている東京でゼロから挑戦するのはリスクがありますし、雇用が少ない地方で起業するのもリスクです。

東京の賃金の高さを活かしながら、地方に資本を作っていき、大きくなったらまた東京に挑戦する流れが一番リスクが少ないと思います。

地方でも IT ビジネスのエコシステムができてくれば、もっと起業する人が増えてくるかもしれませんね。