減らすことにだけ注力すればいい

「何か欲しいものはないかい」

「将来何になりたいんだい」

といった、増やすために考えさせられることはあるが、減らすためのことはあまり考える機会がありません。しかしながら、普通に生活していると物が増えていくばかりで、いつか物で溢れかえってしまいます。つまり、減らすことにだけ注力していれば、洗練された物たちに囲まれた生活を送ることができるのだと思います。

物を減らす方法

物を減らすにはどうすればいいのでしょうか。僕が一番大事にしている考え方は、「サンクコストバイアスにとらわれないこと」です。サンクコストバイアスとは、「もったいない」と感じてしまうことで、例えばギャンブルをしていて、1万円負けると、さらに勝負をして取り戻したくなります。ここで1万円を取り戻せることはほとんどなく、2万、3万と負けが大きくなってしまうのが落ちでしょう。この「取り戻したくなる気持ち」こそがサンクコストバイアスです。

物を買った時も同様です。「使うかもしれないから」「思い出の品だから」といって捨てることができません。確かに買ったときは10万円したかもしれません。しかし、売るほどの価値はなくなっているかもしれませんし、場所を取る物であれば、それはコストが発生しています。サンクコスト(埋没費用)が見えていないと、物を捨てることができなくなってしまうのです。

物を捨てるためには、「必要なもの」「不要なもの」「必要かもしれないもの」に分けます。ここまでは誰でもやると思いますが、ここで、「必要かもしれないもの」は捨てます。このくらいやらないと物を減らすことはできませんし、実際捨てても平気です。大事なプレゼントだとしても、重要な書類だとしても、捨ててしまえば意外と使わないし、使う時がくればなんとかなるものです。

買える物は捨てましょう。もらってきたボールペンとかクリアファイルを保管している人もいると思いますが、それらは買える物なので、全部捨てましょう。100円を大事にする気持ちは良いですが、サンクコストを考えると、一度捨ててから再度買ってもかかるコストは変わりません。後から買える物はどんどん捨てましょう。

やりたいことがない人は今やっていることを減らしてみる

やりたいことがないという人も、物が捨てられない人と同じです。今やっていることを減らすと、自然とやりたいことが出てきます。仕事や無駄な家事の時間を減らしてみましょう。どうしてもやらなければならないと思っていても、お金を払って外注すればやらなくてもいいかもしれません。時間と心に余裕が出れば、何かやらないといけないと思うもので、そこでやろうとしていることこそが、本当にやりたいことです。

具体的に僕が減らしてきたことは、

  • 飲み会
  • コミュニティ
  • SNS
  • 食器洗い
  • 通勤時間
  • 残業

などです。

これらは誰でもやっていることだと思いますが、減らすことができるものでもあります。飲み会とか行き過ぎてしまうと、勉強したり自分が本当にやりたいことができなくなってしまいます。僕は今ですら時間がないと思っていて、日々無駄な時間を減らすのに必死だからです。

しかし、睡眠時間を減らすのはおすすめしません。結局は何時間かけて行ったかではなく、どのくらい効率的に結果を出したかがすべてだからです。睡眠時間を削って、生産性を下げるのはよくないです。睡眠時間は7〜8時間くらいは取りましょう。

睡眠に8時間、仕事に10時間くらい使ってしまうと、平日はほとんど時間がないですよね。そこは僕も困っているところなのですが、仕事中にやりたいことができる、もしくはやりたいことを仕事にすれば解決します。

不便になりすぎない程度にミニマリストになる

スーツケース1つにすべてが収まってしまうほどの荷物しか持っていないというのは、さすがに不便だなと思ってしまうのですが、ミニマリストを目指す姿勢は良いと思います。仮にスーツケース1つ分しか荷物がなければ、引っ越し代はかからないですし、海外留学など移動が簡単になります。

生活スペースも1部屋あれば十分でしょう。部屋数が増えるということはそれだけ家賃が高くなるということなので、できるだけ荷物を少なくし、部屋はコンパクトにすることで、無駄な物が増えなくなります。

スーツケース1つ分で生活できる人がいるのだから、物を減らすことだけを考えておけば何も困らないということですね。物はどんどん増えていくので、とにかく減らすことを優先しましょう。