ドルコスト平均法の落とし穴?一括投資をおすすめします!

 こんにちは。

 株価の大暴落というのは、誰もが避けたいものです。しかし、いつ暴落するかなんて誰にもわかりません。暴落時のリスクをできるだけ抑える投資法をご存知でしょうか。「ドルコスト平均法」と呼ばれています。

ドルコスト平均法とは

 仕組みは単純です。毎月一定額を積み立てる投資手法のことです。このドルコスト平均法がなぜ暴落のリスクを抑えてくれるのでしょうか。説明します。

安いときに多く、高いときに少なく買い付ける

 株というのは、「安い時に買って、高いときに売る」ことで利益が出ます。ドルコスト平均法は毎月一定額を投資するので、安い時はたくさん買うことができ、高い時は少なく買い付けます。

 例えば、毎月10000円を積み立て投資するとしましょう。株価が1000円なら月10株買うことができます。株価が暴騰して5000円になったら、2株しか買えません。こうすることで平均すると安いときに株を買うことができるので、高値づかみをするリスクを抑えることができるのです。

つみたてNISAとの相性が良い

 ドルコスト平均法はつみたてNISAとの相性が良いです。つみたてNISAは基本的に毎月一定額(もしくは一定数)の株を買ってくれます。さらに、配当金や売却益に対して課税されなくなるのです。ドルコスト平均法でリスクを抑え、長期保有すれば銀行に預金をしているよりもはるかに良いリターンを得ることができます。

 ドルコスト平均法+つみたてNISAのコンボは多くの投資家たちが推奨しているものですし、株に手を出すのが怖いという人が始めるには適していると思います。

 しかし、僕はドルコスト平均法は行いません。積み立て投資ではなく、一括投資を推奨しています。

一括投資を推奨する理由

 株式市場において、リスクとリターンは比例するものです。低リスクなら低リターンですし、高リスクなら高リターンです。そうなると、ドルコスト平均法は低リスクにはなるものの、リターンを下げてしまう可能性もあるということです。

長期的には右肩上がりになる

 長期的に市場を見ると、ほぼ確実に上昇しています。もちろん暴落することもありますが、15年、20年と長期スパンで見ることができれば、暴落リスクは気にしなくてもいいと思います。

 長期で保有すると、今買った時の株価よりも確実に上がるのであれば、一括で買ったとしても株価が上昇するというわけです。株を一括購入したあとに市場が暴落してしまったとしても、15年後には元に戻っているはずです。

 長期で保有することが決まっているのであれば、暴落を気にせず一括で購入してもいいのではないでしょうか。

ある程度のリスクを取って、高リターンを狙う時期だから

 僕は今20代なので、ハイリスクハイリターンの投資に手を出しても問題ないと思っています。長期保有することが可能だからです。さらに、インデックス投資をしているのであれば、そもそもリスクはかなり低く抑えられています。

 どのくらいのリターンがほしいのかにもよりますが、ドルコスト平均法でリスクとリターンを下げるよりも、一括投資で多少のリスクとリターンを負うことにしました。

資金を寝かせておく時間がもったいないから

 仮に今ボクが120万円持っているとします。毎月10万円を投資するのと、120万円一括で投資するのではどちらを選びますか?僕は後者を選びます。なぜなら、初月に10万円投資した段階では、残りの110万円は銀行口座に眠っているからです。

 リスクにさらされている期間が長いほど、リターンも大きくなりますから、安定した銀行に眠っているお金たちはリターンが低くなってしまいます。一方、最初からリスクにさらされにいった120万円は、大きなリターンを持ち帰ってくる可能性があります。

 もう少しスケールを大きくして考えてみましょう。仮に銀行預金1億2千万円持っているとします。年間4%の配当金がもらえるとすれば、年収450万円となり十分生活していくことができます。この時、1月に一括で1億2千万円を投資していれば、もらえる配当金は450万円です。しかし、毎月1千万円ずつ投資した場合は、450万円未満しかもらえません。(詳しい金額は、配当確定日によります。)

 今、まとまった資金があるなら、積み立て投資をする前に一括で投資してしまうべきです。

結局ドルコスト平均法になってしまう

 ドルコスト平均法を使わないと決めても、多くの人は結局積み立て投資になってしまいます。一括投資をしたとしても、最低限のリスク軽減は行っているのです。

給料から投資額を用意しているなら、積立投資しかできない

 給料から5万円を毎月投資に回しているとします。そしたら、自動的に毎月5万円の積み立て投資が始まります。わざわざ30万円になるまで貯め込んでから一括投資したら、より低リスク低リターンになってしまうだけですから。

 手持ちのお金を一刻も早く株に変える作業を行うと、最初に貯金を一括投資したあとは積み立て投資になるのです。

ボーナス時は一括投資

 もしボーナスがある会社員であるなら、ボーナスを一括投資することをおすすめします。これは先述したとおり、一刻も早くお金を株に変えたいからです。ボーナスを考慮して毎月の積立額を考えるのは面倒ですし、ボーナス額の変動によって、積立額を変えなくてはいけません。一括投資のほうが手間が省けます。

一定株数の積み立て投資はおすすめしない

 毎月一定額の範囲内で買えるだけの株を買うのがドルコスト平均法ですが、毎月一定数の株を買う方法もあります。株価が高くても安くても10株を買う方法です。

 個人的にはこの方法はおすすめしません。なぜなら、毎月いくらのお金がかかるかわからないからです。今3000円の株を10株買うと設定したとして、来月株価が4000円に上がっていたら、40000円の支出です。家計が変動しますし、つみたてNISAの枠を超えてしまう可能性もあります。リスク低減にはならないし、お金の管理も複雑になるので、おすすめしていません。

まとめ

 長期保有、もしくはハイリターンを目指すなら、一括投資をおすすめします。

 堅実で低リスクを目指すなら、ドルコスト平均法をおすすめします。

 僕は前者を選びましたが、保有できる期間や目標リターンによって選択は変わります。1つ覚えてもらいたいのは、ドルコスト平均法が万能なわけではなく、リスクを抑えるということは、リターンも抑えてしまうデメリットもあるということです。