未経験エンジニアに志望動機は不要です【技術優先】

エンジニア転職の際の面接で気になるのが、「志望動機」だと思います。
未経験のエンジニアはまだ IT の世界を知らないということもあり、志望動機を決めるのが難しいかもしれません。
だからといって、新卒のようにやる気アピールだけをしても、採用はしてくれません。
未経験エンジニアは転職の際にどのような志望動機を用意しておけば良いのでしょうか?
結論から言うと、志望動機は不要です。
なぜなら、企業が求めているのはスキルがある人であり、志望動機によって採用の可否を決めることはないからです。
もし、志望動機によって不採用にする企業があるなら、その企業はスキルをあまり重要視してないということになり、スキルを磨きたいというエンジニアにとっては、良い選択肢とはいえないでしょう。
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志望動機が不要である理由
未経験エンジニアに志望動機は不要です。
志望動機は「スキルを磨くため」一択
志望動機いうのは、スキルあって始めて会社を志望できるものであり、技術力が未熟な未経験エンジニアにとって志望動機というのは、**「スキルを磨くため」**に他ならないからです。
会社に貢献するとか、サービスが面白そうという志望動機は、一見良さそうに聞こえますが、エンジニアになることに必死の人がそれを言うと、嘘に聞こえてしまいます。
志望動機を聞いてこない企業が多い
特にベンチャー企業に多いのですが、面接の際に志望動機を聞いてこないことが多いです。
僕の場合は、30〜40 社と面談をしましたが、聞かれたのは 3 社くらいです。
その 3 社はベンチャーといっても少し大きくなってきた会社なので、新卒を取ったりしていました。
なので、ベンチャー企業との面接で志望動機を聞かれることはほとんどないと思って大丈夫です。
ヘッドハンティングやスカウトオファーに志望動機はない
特別なスキルを持った人は、会社からヘッドハンティングされることがありますし、転職活動中のエンジニアもスカウトオファーをもらうことがあります。
スカウトをもらったから面談に行ったのに、「志望動機はなんですか?」と聞くのは立場的におかしいので、会社からのオファーで面接をした場合は、志望動機を聞かれることはほぼありません。
一度大手からのオファーを受けたときに、なぜか志望動機を聞かれたのですが、「オファーされたから来ました」と正直に言ったところ、最終面接まで進むことができました。
志望動機は関係ないということですね。
志望動機を聞かれた時の答え方
志望動機はいらないとはいえ、面接のときに志望動機を聞かれることがあれば、何かしら答えなくてはなりません。
そこで答えるべきは、**「自分が持っているスキルとマッチするから」**と答えればよいでしょう。
自分のスキルと会社のスキルがマッチするということは、2 通りの解釈があります。
- 会社に貢献するため
- 自分のスキルを伸ばすため
会社への貢献を直接示すのは NG
未経験のエンジニアが会社に貢献したいというのは嘘に聞こえてしまうと書きました。
ただ、「マッチする」と言えば、会社への貢献を暗に示すこともできるのです。
日本語はあいまいな言語なので、多少あいまいなことを言っても何となく理解してもらえます。
「マッチする」という言葉は、どちらかが選んだわけではなく、お互いに歩み寄った感が出るのでマイナスのイメージにはなりにくいでしょう。
自分のスキルを伸ばしたいも NG
直接的に自分のスキルを伸ばしたいというのも、会社的には嬉しくありません。
自分のためだけに選ぶなら、勝手に勉強してくれ、ということになります。
特にベンチャー企業だと研修や教育制度がないので、スキルを伸ばしたい人よりも、すでにスキルを持っている人を求めます。
マイナスにならない無難な答えを言うべき
志望動機で評価が加点されることはないので、マイナスにならないように無難なことを言うのがベストなのです。
「技術がマッチする」というのは、嘘をついていないですし、マイナスに捉えられない答えになるので、もし志望動機を聞かれたら、このように答えましょう。
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志望動機より技術力のアピール
もしあなたに、天性のプログラミングスキルがあったらどうでしょうか。
志望動機などは気にせずに、とにかくあなたの技術力を求めてオファーが殺到するでしょう。
天性の能力がなかったとしても考え方は同じです。
なぜ入るかではなく、何ができるか
会社はやる気がある人だけを集めてもうまく回りません。
利益を上げなければなりませんから、どんな理由で入るにしろ、何ができるかが最重要項目になってきます。
やる気のある事務職の人と、やる気のない天才エンジニアではどちらをエンジニアとして雇いたいでしょうか。
やはり、技術が必要になってくるわけです。
1 つの会社を目標にして勉強するのはありです
未経験のエンジニアがプログラミングを勉強するモチベーションを保つために、ある会社に入ることを目標にするのは大いにありだと思います。
その会社が使っている技術を学び、似たようなサービスをポートフォリオとして作る。
それをアピールポイントとして、面接を受けに行く。
この場合は、勝手に志望動機が出てくるはずです。
第 2 志望以下の企業に対しては志望動機は作らない
第一希望の会社に必ずしも受かるとは限りません。
もし受からなかったら違う会社を受けることになるでしょう。
その場合は、志望動機は不要です。
あっと言わせる技術力をアピールして、理由とかいらないから入ってくれと言わせるようになりましょう。