日本人は特に、努力信仰が強いと言われています。
成果を出すことよりも、そのプロセスで努力したことが重要だという考え方です。
お笑い芸人の宮迫さんが自身の焼肉屋をオープンさせるまでの苦労や努力をYoutubeに公開することで話題になり、結果的に牛宮城は成功しているようです。
もし成功しなかったとしても、ストーリーが面白かったため、Youtubeでの収益は上がったでしょうし、その後も何かと話題になっていたと思います。
このように、ストーリーや努力を見せることが重要な場面もありますが、多くの場合、仕事に求められるのは成果です。
営業成績が良い人は、多少遅刻しても文句を言われないのは、成果を出しているからです。
努力しないで仕事ができればそれが一番楽ですから、誰もが努力せずに仕事をこなしたいはずです。
そこで、今回は、なるべく努力せずに仕事をこなす方法をお伝えします。
なるべく努力しないで仕事をこなす方法
なるべく努力しないで仕事をこなす方法は以下の3つです。
- 仕事の目的を決める
- 1つのことに集中する
- 仕事を楽しいものに変える
1つずつ解説します。
仕事の目的を決める
仕事の目的とか終わりを決めることです。
決めないと、いつまで経っても仕事が終わらず、努力したのになんだか成果が上げられずに終わってしまいます。
これができたら終わり!と決めて、それ以上は求めないことが大切です。
例えば、プレゼンの資料を作るとき、伝えたいことだけを書けばいいのに、周りの装飾だとかフォントまで気にすると終わらなくなってしまいます。
インフルエンサーのイケハヤさんのサムネイルの作り方なんかは非常にシンプルでいいですね。
白背景に黒文字を書いているだけです。
みんなこれくらいシンプルにしてもいいと思います。
1つのことに集中する
一度に複数のことをやろうとすると効率が悪くなります。
1つずつ集中して終わらせていきましょう。
仕事をしている途中で電話がかかってきたり、話しかけられることがあるかもしれませんが、朝早く職場に行くとか、周りと時間をズラして仕事をすると、集中できる環境を作ることができます。
朝早いと電車も空いているし、夜は早く寝るようになって健康的にもなります。
仕事を楽しいものに変える
仕事をすることを努力を思わなければ、努力せずに仕事をすることができます。
仕事を楽しくする方法は以下の通り。
- 転職をして楽しいと思える仕事を見つける
- 嫌な仕事は断ってみる
- 何が楽しいと思えるのかをじっくり考える
努力=嫌なことを苦労してこなす、みたいなイメージがあるので、仕事を嫌じゃないことにしてしまうという逆転の発想です。
僕は長距離走が嫌いなので、走ることは努力でした。
しかし、大人になってみると楽しく走っている人がたくさんいます。
ランニングを趣味にしている人は、走ることが努力と感じず、タイムを伸ばしたり健康的になっていきます。
趣味みたいに楽しめるようになるような仕事を探していきましょう。
努力しない方が仕事が上手くいくことがある
努力をすればきっと上手くいくという考え方が好きな人が多く、某少年マンガ誌でも、友情・努力・勝利がコンセプトになっていますよね。
ですが、孤独・楽・敗北を目指していったほうが時に上手くいくことがあります。
体力を回復できて頭が働くようになる
努力をしなければ、仕事が早く終わるわけですから、体力を回復できます。
毎日残業や徹夜で仕事をしている人たちよりも頭が働くようになるので、例えば、会議で良いアイデアを発言できたり、誰か(徹夜している人)がミスしたときの咄嗟のフォローができるようになります。
そうすると、「あいつすぐ帰るけど、ちゃんと仕事はできるよな」と思われるようになります。
そもそも、残業をするということは、定時内で仕事が終わらない人であることをアピールしているようなものです。
定時で仕事を終わらせて、きっちり休むことで好循環が生まれて仕事ができるようになるわけです。
シンプルで分かりやすいものができあがる
短い時間で最大の成果を出すわけですから、作るものはシンプルになっていきます。
あと8時間で作る資料とあと1時間で作る資料では、8時間かけた方がクオリティの高いものができます。
しかし、大事なのは資料のクオリティではなく、相手にちゃんと伝わるかどうかです。
パワポを読んだときに、「複雑すぎて何言ってるかわからんな」と思ったことはないでしょうか?
複雑なパワポを見ると、誰かがきっと残業して頑張ったんだなと思いますが、内容は伝わってきません。
よりシンプルなパワポの方が伝わりやすいんです。
努力しなければ本業の仕事以外に力を使える
本業で努力を減らしていくと、時間や体力が余って、他のことに力を使えるようになります。
誰しも、仕事をするために生きているわけではありませんから、できれば仕事以外の時間も活発に動きたいですよね。
余った時間を副業に使える
余った時間を副業に使うことができるようになりますね。
残業をしない代わりに、副業で稼ぎます。
副業をすることで、時間を使わない資産型の収入を得られるようになったり、収入源が増えるので、失業リスクを抑えることができるようになります。
本業はみんな必死にやるのであまり差が出ませんが、副業にがっつり時間と体力を捧げられる人は少ないので、勝ちやすくなります。
本業であえて負けることで、副業で勝てるんです。
睡眠時間をたっぷり取ることができる
睡眠はとても大事だと思っています。
リモートワークをするようになってから、通勤時間を睡眠に使えるようになって、休憩時間に昼寝もできるようになったので、仕事中に眠くなることがなくなりました。
以前までは、昼食後にちょっと眠気を感じることがあって、コーヒーを飲んだりしていたのですが、今は夜寝る前までは全く眠くなりません。
1日中元気で活動できるのは、努力量を減らして、睡眠時間を多くしたからです。
本当にやりたいことに時間を使える
副業や仕事以外にも、本当にやりたいことがあれば、それらに時間を使うことができるようになります。
ぼくの場合は、週5日勤務を週4日にしてもらい、空いた1日を使ってスノボに行ったりキャンプに行ったり、映画を観に行ったりしています。
土日よりも空いているので、ストレスなく趣味を楽しめるようになりました。
その代わり、土日は副業をしているので、本業での努力をやめたことで副業や趣味、睡眠を手に入れました。
まとめ: 努力しないで仕事をするのは悪いことではない
僕が高校生のとき、野球部に入っていたのですが、あまり上手くないAくんがいました。
でもAくんは怪我をしないし、練習も毎日出ていたので、ベンチに入ることができ、試合にもたまに出してもらっていました。
ぼくはこのAくんの努力は認めますが、大人になって成果が求められる世界では、Aくんは試合に出してもらえないと思います。
学生時代の部活なんかは、努力が認めてもらえることもありますが、受験の世界や仕事の世界では、成果を出しているかどうかが重要です。
できるだけ努力をせずに、本業では負けているような状況でも、副業とか人生全体で勝てるような成果を出せればそれで良いと思っています。
今回紹介した、努力をしないで仕事をこなす方法は、「エフォートレス思考」という本からヒントを得ましたので、最後にこの本を紹介させていただきます。