こんにちは。ケンジです。
今回は、フリーランスエンジニアの実態について解説します。
結論から言うと、フリーランスエンジニアは普通の会社員と何ら変わりません。
契約形態が変わっているだけで、その中身は会社員と一緒です。
- 毎日8時間働き
- たまに休み
- タスクをこなしていく
といった働き方をします。
フリーランスエンジニアって会社員とは違って特別な何かを持っているんじゃないかと思っている人は、ぜひ最後まで読んでみてください!
フリーランスエンジニアの実態とは
気になるのは、以下のことだと思います。
- 収入面
- 労働時間
- 人間関係
上記3点について、フリーランスエンジニアの実態はどうなっているのか、現役フリーランスエンジニアがまとめます。
20代・30代なら収入は上がる
フリーランスエンジニアの平均年収は約860万円と言われています。
これは間違っていないと思います。
僕の場合、
- Webエンジニア歴3年
- 月収は77万円
- 年収にすると924万円
という状況だからです。
世の中のフリーランスエンジニアの実務経験は3年以上あるはずなので、860万円でも少ないくらいです。
20代、30代の会社員で、860万円以上の給料をもらっている人はかなり少数派ですから、若いうちにフリーランスエンジニアになると、収入は上がります。
逆に言うと、40代、50代でも平均は860万円ですから、年齢を重ねると、フリーランスエンジニアの旨味は減ってしまいます。
◯ キャリア戦略を考える
収入面だけでエンジニアのキャリア戦略考えると、以下のようになります。
- 20代前半はITベンチャー企業で実務経験を積む
- 20代後半でフリーランスエンジニアになる
- 30代後半くらいで会社員に戻る
- 立場のあるポジションに出世していく
フリーランスエンジニアの旨味のある時期だけを狙っていくというキャリアです。
独立して働いた経験は会社員としても役に立つので、転職も上手くいくはずです。
◯ 独立したままの進むキャリア
会社員に戻りたくないなら、30代後半で起業するのもありですね。
10年ほどフリーランスエンジニアをやっていて、その間に副業でビジネスを立ち上げたり、貯めた資金でビジネスを始めることもできます。
僕は、会社員に戻りたくないので、フリーランス→起業のキャリアに進みたいと思っています。
◯ リタイアするキャリア
フリーランスを10年ほど続けたら、FIREするというキャリアもありますね。
フリーランスエンジニアは若いときに稼げるという仕組みを利用して、お金を貯めて資産運用をします。
15年くらいフリーランスエンジニアを続ければ、40歳くらいでFIREが見えてきます。
節約ができる人、FIRE達成の知識がある人はこのキャリアもおすすめです。
副業を除けば働く時間は減る
フリーランスエンジニアになると、働く時間が減ります。
簡単に言うと、残業時間がほぼゼロになります。
なぜかというと、以下の理由です。
- 残業をすると、支払い額が多くなってしまうからさせたくない
- 会議などが少なく残業するような無駄な仕事がない
- 残業させると次の現場に移ってしまうから
◯ フリーランスエンジニアの残業代は高い
フリーランスエンジニアの収入は、一般的会社員よりも高いです。
それは、
- 契約をすぐに切られるリスクがある
- 経費は自己負担
- 即戦力の人材
であるからです。
収入が高いということは、残業代も高くなります。
企業は、高い残業代を支払いたくないので、就業後の仕事は社員に任せることが多いのです。
◯ フリーランスエンジニアは効率的
即戦力の人材を雇っているわけですから、無駄な書類仕事などはさせたくありません。
フリーランスエンジニアは効率的に仕事ができるので、残業する必要がなくなります。
会社員をしていた時に、少しだけ残業をしたことがありますが、残業時間中の仕事内容は大したものではありませんでした。
- 仕事のミスのやり直し
- 明日の会議に必要は書類作成
- 上司が返ってくるまで待つ
- 先輩との雑談
こんな感じです。
人間関係が薄いフリーランスエンジニアにとって、残業は不要です。
というか、会社員だって残業しなくても充分仕事は回ることは、残業時間中の仕事内容を見るとわかるはずです。
◯ フリーランスに厳しくできない
フリーランスエンジニアに残業をさせて、ストレスを与えてしまうと、すぐに逃げ出してしまいます。
逃げ出すのは悪いことではありません。
それが、フリーランスのメリットでもあります。
最近は、若手社員もすぐ逃げ出すので残業させにくい、パワハラはもってのほかという状況らしいですね。
会社員、フリーランスともに残業が減るのは良い傾向だと思います。
人間関係に悩まされることはなくなる
フリーランスエンジニアは、企業で働くことが多いとはいえ、独立しているので外部の人間です。
社員同士の飲み会に呼ばれることはほとんどありませんし、上司や部下もいません。
悪く言えば孤独ですが、人間関係に悩まされることはなくなります。
もちろん、一緒に働いている仲間と仲良くなることはあります。
ですが、それは仕事上の関係で終わることがほとんどですし、フリーランスエンジニアは短期間で現場を変えるため、深い関係にはなりにくいです。
◯ 孤独を楽しむ方法
フリーランスエンジニアは孤独になりがちですが、誰にも邪魔をされない立場なので、自由に楽しみましょう。
- 副業してもOK
- SNSで自由に発信できる
- 仕事を断ってもOK
このようなしがらみの無い社会人生活を送ることができます。
人間関係にストレスを抱える人が多い中で、フリーランスになって人間関係に悩む人は聞いたことがありません。
人と関わるのが苦手な人は、フリーランスになったほうがいいのかもしれません。
フリーランスエンジニアの実態は平凡な人たち
僕の周りで働いているフリーランスエンジニアは、平凡な人たちです。
会社員時代の同僚と変わらず、真面目で優しい、普通の人達です。
フリーランスエンジニアになる前は、以下のようなイメージを持っていました。
- 年齢層は高め
- 技術力の高いギークが多い
- 能力主義だから仕事を休みがち(でも優秀)
このようなイメージとは全く違いました。
年齢層は30前後が多い
僕の働く現場では、30歳前後の人が多い印象です。
ひとりひとりの年齢を聞くわけにもいかないので、雑談の中でなんとなく感じた年代感でしかありませんが、高齢の人はいません。
20代もいますし、ほとんどが30代だと思います。
意外とベンチャーっぽい若さが溢れていて、働きやすいです。
技術力はいたって普通
めちゃめちゃ技術に詳しいという人はいません。
これには理由があります。
- エンジニア歴が長い人でも、最新の技術経験が少ない
- 最新の技術を知っていても、実務経験が少ない
このような事情から、技術経験豊富で、最新の技術にもばっちりついてこれている人は少ないのです。
なので、若い人でもベテランでも持ち味を発揮する場所はあります。
実務経験が少ないからと言って、フリーランスエンジニアを諦めてしまうのはもったいないです。
みんな会社員のように働いている
仕事をサボっている人はいませんし、勤務時間もみんなフルタイムです。
週4日で働いているのは僕くらい。。
それもそのはずで、仕事をサボってしまうとすぐに契約を切られてしまうからです。
会社員よりもフリーランスのほうが、真面目に働かなければいけません。
本当に実力があれば、少ない労働で成果を出すような働き方もできるのかもしれません。
ただ、フリーランスエンジニアは、以下のような条件になっています。
- 時給労働だから労働時間が短いと単価が下がる
- 本当の成果主義を求める人は、コンサルや受託開発をする
なので、エージェントから仕事をもらって働くような、我々フリーランスエンジニアは真面目に時間を守って働くしかないのです。
【フリーランスエンジニアの実態】普段のスケジュールを教えます
僕の普段のスケジュールを教えます。
ブログを書いたり副業をしているのが会社員とは違う点ですが、副業をしていなくて、フルタイムで働いている人は、会社員と全く同じスケジュールのはずです。
起床後にブログを書く
まず、起きたらブログを書きます。
会社員時代から朝の仕事は日課なので、フリーランスエンジニアに限ったことではありません。
ただ、フリーランスは仕事の安定がないので、収入源を増やすためにブログを一生懸命頑張るようになりました。
- キーワード選定
- 競合調査
- アクセス分析
など、SEO周りの対策も怠りません。
10時から19時まで仕事
これは会社員と全く同じです。
日によって、9時から始めたり、午前半休を取ったりします。
有給ではなく、1ヶ月の稼働時間で働くので、休みを取りやすいのが特徴です。
プロジェクトが忙しいのに休みがちになってしまうと、評価が悪くなって契約終了も考えられるので、空気を読みつつ休みます。
あと、フリーランスになると役所とか税務署に行く機会が多くなるので、事務的な作業のために休まないといけない日が増えます。
19時から副業を始める
19時に仕事が終わったら、すぐに副業を始めます。
僕の場合は月に40時間の稼働想定なので、1日2時間くらい働けば達成できます。
ジムに行ったり、予定があったりしたら副業はせずに休日に働きます。
副業は、フリーランス以上に時間に自由があるので、自己管理さえできれば良い働き方です。
1日の仕事時間は長いけど週休3日
朝から晩まで働いていて大変、と思った人もいるかもしれません。
ですが、今は週休3日にしてもらっているので、1日の仕事時間は長くなるけど、平均すればフルタイムの会社員と変わらないと思います。
- 副業を見つける
- 本業の時間を減らしてもらう
といった働き方ができるのも、フリーランスの良いところです。
仕事を複数行うことで、どれか1つの仕事が潰れても、他の仕事で収入源をカバーできます。
不安定なフリーランスだからこそ、こういった働き方が必要になります。
まとめ: フリーランスの実態は普通の会社員
フリーランスの実態についてまとめると、「普通の会社員」です。
特別な何かを持っている人はほとんどいません。
- ちょっと自分でやることが多くなって
- ちょっと働き方が自由になる
といったくらいです。
フリーランスから会社員、会社員からフリーランスに変わるのは難しいことではありませんし、いつでも可能なので、実務経験が1〜3年くらいになってきたら、フリーランスエンジニアになることも考えてみてはいかがでしょうか。
それでは!