
こんにちは、ケンジです。
エンジニア歴7年目で、2021年からフリーランスエンジニアとして働いています。
今回は、フリーランス増え過ぎ問題について解説します。
SNSなどを見ていると、フリーランスと名乗る人が多くなってきたように思えます。
- フリーランスってそんなにいる?周りに見かけないけど
- フリーランスって会社員より良いの?
- なんでフリーランスになりたい人がこんなにいるの?
こんな疑問を持っている人は、最後までお読みください!
目次
フリーランスが増えすぎているのは本当なのか
結論を言うと、フリーランスが増えているのは本当ですが、増えすぎているわけではありません。
フリーランス人口は、2020年の段階で462万人と言われています。下記画像の調査方法によって違いはありますが、だいたい300万人〜500万人の間くらいです。
労働者全体に対するフリーランスの割合は5%です。
5%が多いかどうかを比較するため、アメリカのフリーランス事情を見てみましょう。
⭕ アメリカのフリーランス
アメリカのフリーランス人口は5,500万人と言われていて、割合は35%です。
日本と比べると圧倒的に多いことが分かります。
3割がフリーランスでも社会は維持できるので、5%は全然多くないことが分かります。
しかしながら、ここ数年で日本のフリーランス人口が増えていることも事実です。
なぜフリーランスが注目され、フリーランス人口が増えているのでしょうか。
フリーランスが増えすぎている理由
フリーランスが増えるのは、不安定な雇用社会になっていることの表れです。
アメリカでは、解雇規制や終身雇用制度がないため、正社員であっても不安定な社会です。
日本も正社員=安定では無くなってきているから、フリーランス人口が増えていると言えます。
会社員だと給料が上がらない
会社員の給料がほとんど上がっていないことが、理由の1つとして上げられます。
昭和時代は、会社員になれば徐々に給料が上がっていくことがほぼ確実だったので、わざわざリスクのあるフリーランスにならなくても、会社員で充分豊かな生活を送ることができていました。
しかし、平成になってから給料は上がらず、その割に世界の物価や給料は上がっていくので、日本の会社員はどんどん貧しくなっていきました。
このまま会社員として働いていても給料が上がらない、じゃあフリーランスになろうと思う人が増えたのです。
フリーランスはリスクが高くなりますが、自分のスキル次第で高収入を得ることができます。
茨の道かもしれませんが、その茨を抜ければ楽園が待っていることに賭ける人が多くなったのです。
フリーランスと契約したい企業が増えている
企業側も正社員を雇わず、フリーランスと契約するようになってきました。
その背景は以下の通りです。
- 売上減少
- 雇用規制
- 副業開始
まず、会社の売上が減少して、正社員を雇う余裕が無くなってきました。
日本には解雇規制があるので、一度正社員を雇うと、クビにすることができません。
フリーランスなら契約を終了するという形でクビにするのは簡単なので、どの企業もフリーランスと契約したいというわけです。
また、各企業が副業を解禁したことにより、フリーランスの主な契約形態である業務委託で契約する人が増えてきました。
副業であれば、優秀な人材に働いてもらえる可能性も高くなるので、みんなこぞってフリーランスと副業を導入しているというわけです。
自由な働き方を求めている
フリーランスはその名の通り、自由な働き方ができます。
リモートワークや時短勤務などが一般的になりつつあり、フリーランスいいじゃんと思う人が増えてきました。
IT系の仕事ならだいたいリモートワークができますし、会社員のように有給を申請してから休まないといけないとか、無駄な会議に出る必要もないので、自由な働き方を求める人に、フリーランスがマッチするようになりました。
フリーランス向けのサービスが増えた
フリーランスエージェントやクラウドソーシングサービスなど、フリーランスが働きやすい環境が整ってきたことも理由の1つです。
昔はフリーランスになるというと、自分で営業して仕事を取ってこないといけませんでした。
今では、人脈ゼロでもエージェントに依頼したり、ネットで簡単に仕事を探せるようになりました。
フリーランスの環境は今後もどんどん良くなっていくでしょうし、会社員よりフリーランスの方が働きやすい時代がやってくるはずです。
フリーランスに向いている人の特徴
フリーランスに向いている人の特徴をご紹介します。
社会で通用するスキルを持っている
他の会社に行っても通用スキルを持っていることが重要です。
- プログラミング
- ライティング
- コンサルタント
- デザイン
こういった、どの会社でも使えるスキルを持っている人は、フリーランスとしてもやっていくことができます。
逆に、社内でしか使えないスキルしか持っていない人はフリーランスになっても仕事をもらうことはできません。
自走力があり、独りでキャリアを作れる
自分で学び、仕事を解決できる人は、フリーランスに向いています。
会社や上司から学ぶだけの人では、フリーランスになってスキルを伸ばすことができませんし、仕事をこなすこともできません。
フリーランスは誰かと協力して仕事をする機会はあるものの、誰かに教えてもらう機会はほとんどありません。
普段から自分で勉強して、誰に頼らなくても仕事ができるようになれば、フリーランスとしてやっていけます。
給料が低すぎる
ネガティブな特徴ですが、会社員としての給料が低すぎる人は、とりあえずフリーランスになったほうが収入が上がります。
年収1000万円のエリートサラリーマンがフリーランスになっても、収入はあまり上がらないのにリスクばかり大きくなるので、フリーランスの旨味はありません。
年収300万円の人がフリーランスになって、年収600万円にでもなれば、これは大きな収入アップなので、旨味があります。
フリーランスエンジニアなら、初心者レベルでも年収600万円は目指せるので、現在の給料が安い人ほど、フリーランスに向いています。
副業を何かしら始めている
既に副業を始めている人は、もう半分フリーランスに足を突っ込んでいます。
契約形態は副業もフリーランスも同じで、違うのは本業でやっているか、副業でやっているかだけです。
なので、副業を上手く継続できているなら、フリーランスにはいつでもなることができます。
副業→フリーランスの流れは、フリーランスになるリスクを最小限に抑えることができるので、おすすめのキャリア戦略です。
おすすめのフリーランス職種
これからフリーランスになりたい人におすすめの職種をご紹介します。
Webエンジニア
Webエンジニアは高単価で需要もあるので一番おすすめの職種です。
単価は普通にエンジニアとして働けるスキルがあれば、60〜80万くらいで契約できます。
また、需要があるので、仕事を選ぶことができますし、リモートワークや時短勤務も可能な場合があり、最も自由を手に入れられるフリーランス職種です。
Webデザイナー
WebデザイナーはWebエンジニアに比べると単価は下がるものの、働き方の自由度はかなり高いです。
請負契約という契約形態であれば、何時間働くという時間の決まりがなく、デザインを仕上げさえすればいつ働いても良いです。
Webエンジニアのような深夜対応や、急なバグ対応もほぼ無いので、時間の自由を得たいならWebデザイナーがおすすめです。
動画編集者
動画編集者は、Webデザイナー同様に働き方の自由度は高いですが、ちょっと単価が低めです。
とはいえ、動画編集の需要は高いので、仕事は豊富にありますし、自分で動画をYoutubeにアップすれば、Youtubeで稼ぐこともできるようになります。
需要が高く、キャリア選択の幅も広いのが動画編集者です。
Webライター
仕事には困らないですし、働き方の自由度も高いのですが、単価が安いのが難点です。
ただ、動画編集者と同様に、自分でブログを立ち上げれば、ブログからの収益を得ることができるので、ライティングスキルを身につけるためにやるのがおすすめです。
まとめ: フリーランスは増えている!
フリーランス人口は今後も増えていくと思われます。
フリーランスエージェントのようなフリーランス向けのサービスだけでなく、Youtuberとかインスタグラマーもフリーランスになります。
このようなSNS上で稼ぐ人が多くなっていくことも、フリーランス人口の増加に繋がります。
転職がしやすい社会になりましたし、会社員であるメリットも薄くなっているので、これからフリーランスがさらに注目されて、フリーランス人口は増えすぎと言われるくらい増えるかもしれません。
それでは!