労働者としてどれだけの利益を上げているのかを計算する

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働いた分お金をもらうというのは、民主主義社会において当たり前のように思われるが、もしそれが本当なら、会社にはお金は一銭も残らないことになる。特に日本の会社は内部留保が多いことからも分かる通り、利益の大部分は労働者に還元せずに会社が搾取している状態である。

労働者は 1 日にどれだけの利益を上げていて、そのうちのどれくらいが給料として支払われるのかを計算しておかないと、搾取されていることにすら気づかず、「俺の給料は高いんだ」と言い張りながら酷使されていくことになる。

そうならないためにも、自分がどれだけ利益を上げているのかを計算してみようと思う。数字は仮のものであり、あくまで割合がわかりやすいようにしている。

1 日あたりの売上

プログラマーは直接商品を販売するわけではないから、貢献度がどれくらいかを判断することは難しいが、以下の式で表すことにする。

売上  ÷  従業員数  ×  貢献度

それぞれの数字は以下の通り。

  • 売上:100 万円
  • 従業員数:20 人
  • 貢献度:1.2

計算すると、

1000000   ÷   20   ×   1.2  =  60000

6 万円となる。

個人が 1 日に売り上げている額は 6 万円である。ちなみに 1 日の賃金は 2 万くらいである。

利益を算出する

売上だけでは、個人の利益を出すことはできないから、そこから経費を引いて利益を算出してみる。

家賃や商品原価などが 50%とすると、1 日あたりの利益は 3 万円である。

1 日 2 万円の賃金をもらっているので、1 日あたり 1 万円は会社に搾取されていることになる。意外と多くなかったが、多くの企業では、もっと少ない人数で多くの利益を上げているから、搾取率は高くなるだろう。

搾取されない方法

それでは、会社に一銭も残さないように効率よく働く方法について考えてみよう。ただ、会社に一銭も残さない働き方をみんながやってしまうと、会社の存続が危なくなるので、現実的ではないということは頭に入れておいてほしい。

1 日に 3 万円の利益を上げていて、2 万円の賃金をもらっているので、方法は 3 パターンある。

  • 1 日あたりの賃金を 1 万円上げる
  • 労働時間を 3 分の 2 に減らす
  • 貢献度を 3 分の 2 に減らす

上記のいずれかを行うことで、働いた分だけ給料がもらえることになる。どれが現実的か考えてみてほしい。

一番下の貢献度を 3 分の 2 に減らすことが、一番現実的である。

賃金を上げたり、労働時間を減らすことは会社の規則上、困難である。しかし、貢献度に関しては、解雇規制があるため、比較的容易に行うことができる。窓際社員とか社内ニートと呼ばれる人はまさに貢献度を下げつつ、個人で上げている利益以上の賃金をもらっているのである。

貢献度を下げるべき理由

貢献度を下げるべき理由は、搾取されるのが嫌だからだけではない。自らが資本家側に回るための準備を行う時間を確保したいからである。

貢献度を 3 分の 2 に下げても、会社としては赤字社員ではないわけだからクビにすることはできない。最低限の貢献ときっちり労働時間を果たしていれば、会社が存続する限りはずっと賃金がもらえるのだ。

そして、貢献度を下げた分の時間や精神力を使って、資本を蓄積するのである。その資本は知識でもお金でもいい。仕事が楽になるわけだから、その分節約や勉強に回すことができるようになるのである。

搾取され続けると、資本が蓄積できずにずっと労働者から抜け出せなくなってしまう。その悪循環から抜け出すために、会社への貢献度を下げるのである。

会社へ貢献すること、サボらず真面目に働くことが美徳とされているが、人のために身を削る余裕があるのかどうかを考えてみてほしい。人のために働くのは自分が資本家になってからでも十分だと思うし、自分の身を守るためにも会社への貢献度はギリギリまで下げるべきである。