インフラエンジニアに近くなるほど資産性が増す

 労働者というのは、労働力を売っているので、時間に対してお金が発生します。しかし、ITエンジニアは、職種によっては時間ではなく成果報酬型にすることができ、インフラに近い仕事ほど成果報酬型、つまり資産性の高い仕事ができるようになります。今回は、エンジニアの職種を4つに分けて、それぞれの資産性について見てみましょう。

ITエンジニアの4つの職種ごとの資産性

  • デザイナー
  • フロントエンド
  • バックエンド
  • インフラ

の4つに分けました。デザイナーはエンジニアと呼べるのかということは気にせず、ITの技術者として必要な職種なので入れてみました。この4つができる人が揃えば、WEBシステムは作れることになります。

 この中で一番資産性が高い職種がインフラ、次がバックエンド、フロントエンド、デザイナーとなります。  インフラが一番資産性が高い理由は、一度作ってしまえば変更する機会が少ないですし、他のシステムにも応用できることが多いからです。例えば、AWSでEC2を立ち上げるのは、どの会社でも手順は同じです。同様にデータベース、ネットワーク、ドメインなども大差ありませんから、一度自分の中で仕組みを作ってしまえば、どの会社でも通用します。  バックエンドは、パッケージ化することができます。インフラほど使い回せる部分はないですが、Ruby on RailsやLaravelなどのフレームワークは「だいたいみんなこんな感じで作るだろう」という機能が盛り込まれています。このフレームワークを自分なりに、ECショップ向けとか、美容院HP向けみたいにアレンジすれば、他社で使い回すことができます。WordpressやEC-CUBEなどのCMSを使えばもっと簡単に大枠を作ることもできるようになります。  フロントエンドは、最近だとReact.jsやVue.jsなどのライブラリが出てきましたが、使い回すほどのフレームワークではありません。使い回すことができるとすれば、クリック時の動作などメソッド単位になってしまうと思います。そもそも画面の動きというのは作るシステムによって変わるので、仮にクリックしたときにポップアップが出てくるメソッドを用意しておいたとしても、それを使う場面は少ないですし、使ったところでそこまで効率化できるわけではないでしょう。  デザインは、システムによってほぼ100%違うので、毎回新規に考えて作らなければいけません。使い回せるのは、自分の知識だけです。ドラえもんを用意しておいて使いまわしたりなんかしたら大変ですからね。有名な会社でもアプリのアイコンを頻繁に変えているように、デザインというのは何度も変更が起こります。仕事が尽きないという意味では良いかもしれませんが、資産性のない職種となってしまいます。

各職種で資産性を持たせる働き方

 資産性があるインフラを選びましょう。というわけではないんです。それぞれの職種が絶対に必要ですし、メリット・デメリットはあります。ただ、資産性のない仕事をずっと続けていても、自由にはなれないし、働けなくなってしまったときに、そのスキルが無駄になってしまいますということなんです。  というわけで、各職種で資産性を持たせるような働き方ができないかどうか考えてみました。

デザイナーはデザインを販売する

 会社のためにデザインを作るだけでなく、shutter stockのような画像ダウンロードサイトに自分のデザインをアップしましょう。世界中の人が見てくれますし、ダウンロードしてもらえば、お金になります。仮にあなたが働けなくなっても、あなたのデザインが稼いでくれるようになるでしょう。  SNSにデザインをアップするのも有効です。いいなと思ってくれた人に直接販売することができるかもしれませんし、あなたのスキルをアピールできるので、仕事の獲得に繋がるかもしれません。

フロントエンドはアプリを作る

 フロントエンドはデザイナーのようにライブラリを有料販売するのは難しいため、お金になるようなアプリを作りましょう。モダンなUXを作ることができるフロントエンドの技術があれば、時代に合わせたおしゃれなアプリを作ることができるでしょう。  どのようにお金を稼ぐかはいろいろありますが、かっこいいブログを作って情報発信をしたり、長期的にコーポレートサイトを提供してもいいでしょう。

バックエンドはパッケージを作る

 バックエンドだと、パッケージ化することで有料販売することが可能になります。代表的なのはWordpressのテーマです。Wordpressは多くの人が使っていますし、そのテーマがSEOに最適化されていれば、有料の価値があるはずです。  コンサルタントのような形で、ECサイトを導入してあげたり、ホームページを作ってあげたりすれば、長期的に収益をもたらしてくれます。

インフラは保守案件

 インフラは、保守案件がおすすめです。サーバというのはずっと使うものなので、その管理を任せてもらえば資産性バツグンです。

エンジニアは資産性を意識することが大事

 エンジニアとして働くというと、どこかの会社で働くとか、フリーランスになるといったキャリアばかりが目に止まりますが、プログラムを販売するとか、WEBサイトを公開して使ってもらうといった資産性のある働き方もできます。

 エンジニアほど個人で資産が作りやすい職種はないと思うので、エンジニアのみなさんはいかにして資産を作り上げるかを考えていきましょう。