日本で一番観られた映画をご存知だろうか。
よく「史上最高の!」とか「興行収入1位」とか言われているが、それは今年の1番なのかもしれないし、何を持って史上最高が出てくるのかわからないことも多い。
もちろん広告としてそういった宣伝方法を取っているわけだが、それによって、多くの人はこれは観ておかねければいけないと思ってしまうわけである。
ただ、実際に何が本当に売れている映画なのか、最近だと「君の名は。」が圧倒的な大ヒットを生んだが、どのくらいすごい作品だったのかについても解説していく記事である。
日本で観られた洋画は今回はランキング外とし、あくまで邦画のみのランキングとする。

千と千尋の神隠し

日本で歴代一位の興行収入を得たのは、スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」である。
納得の人が多いのではないだろうか。
アニメ作品でありながらその世界観は少し不気味であり、それが老若男女問わず受けた。
親が豚に変えられてしまったり、ストーカーのようなカオナシ、強欲な湯婆婆など個性的かつ不思議なキャラクターが数多く登場する。
そんな不気味な世界の話であるが、物語の最終的な到達地としては、主人公の千尋と千尋を助けるハクの青春模様である。
気味の悪い世界から抜け出し、元の世界に帰ろうとするが、ハクとの別れやもうあの世界には戻れないという寂しさをも感じさせる。

千と千尋の神隠し
興収:308億円
公開日:2001年7月20日
<ストーリー>
10歳の女の子、千尋は、無愛想でちょっとだるそうな、典型的な現代っ子。 両親とともに車で引っ越し先の家へと向かう途中に、いつの間にか迷い込んだ「不思議の町」。町の屋台にあった料理を勝手に食べた両親は、豚に姿をかえられてしまう。ひとりぼっちになってしまった千尋は、「千尋」という名を奪われ「千」と呼ばれながら、生き残るためにその町を支配する強欲な魔女・湯婆婆の下で働き始める。湯屋とは、この日本に棲むいろんな神様やお化けが疲れと傷を癒しに通うお風呂屋さんのこと。そこで、千尋は怪しい神様やお化けに交じって生まれて初めて懸命に働く。ハクや河の神などと出会い、様々な経験とふれあいを重ねるうちに、千尋は徐々に成長していく。何重にも守られて育つ現代の子どもたちが、突然ひとりぼっちになったら?はたして千尋は元の世界に帰れるのか…?

君の名は。

やはりアニメ映画は強いようだ。
まだ記憶に新しい「君の名は。」は言わずもがな大ヒット作である。
日本の美しい風景と文化を使いながらも現代のコミュニケーション、そして都会と田舎、未来と過去という複雑な世界を非常にシンプルにまとめた作品である。
海外での人気も高いようだが、今回は日本のみの興行収入で計算している。
それでも歴代2位になるほど絶大な人気を誇った作品である。
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君の名は。
興行収入:250.3億円
公開日:2016年8月26日
<ストーリー>
千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。ある日、自分が男の子になる夢を見る。見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。都会での生活を満喫する三葉。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。繰り返される不思議な夢、明らかに抜け落ちている記憶と時間。二人はお互いが入れ替わっていることに気付く。何度も入れ替わる事に戸惑いながらも、現実を少しずつ受け止める二人。残されたお互いのメモを通して、状況を乗り切っていく。しかし、気持ちが打ち解けてきた矢先、突然入れ替わりが途切れてしまう。自分たちが特別に繋がっていたことに気付いた瀧は、三葉に会いに行こうと決心。辿り着いた先には、意外な真実が待ち受けていた…。

ハウルの動く城

またしてもジブリ作品がランクインした。
声優陣には木村拓哉や神木隆之介など豪華なメンツが揃っているのもこの作品の魅力の1つだろう。
千と千尋の神隠しに比べれば多少穏やかな印象があるが、キャラクターは個性的である。
ただ、気味の悪いキャラクターは少なく、どのキャラも可愛げがある。
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ハウルの動く城
興行収入:196億円
公開日:2004年11月20日
<ストーリー>
町を離れ荒れ地に向かう一人の少女。名前はソフィー年は18才。だが、その姿形はまるで90才の老婆だった。長女として亡き父の残した帽子屋を一人で切り盛りしてきたソフィー。だがそれは、決して彼女の望んだ生き方ではなかった。
ある日出征兵士でにぎわう町中でソフィーは兵隊にからまれる。その窮地に助けをさしのべたのは通りすがりの美青年。青年は不思議な力でそのまま空へと舞い上がり、ソフィーを束の間の空中散歩にいざなうのであった。夢のような出来事に心奪われるソフィー。しかしその夜、ソフィーは、店を訪れた荒地の魔女に呪いをかけられ、90才のおばあちゃんに姿を変えられてしまう。このままではいられない!意を決して荷物をまとめて荒れ地を目指すソフィー。夕暮れに迫る荒れ地を歩いていると、その向こうから、目の前に奇怪な形をした「ハウルの動く城」が姿を現したのであった……。

もののけ姫

ジブリがほぼ独占状態である。
アニメ映画にしては長編である133分の映画である。
公開日は1997年と古く、スタジオジブリが評価されるきっかけになった作品とも言えるだろう。
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もののけ姫
興行収入:193億円
公開日:1997年7月12日
<ストーリー>
中世・室町期の日本。いまだ人を寄せ付けぬ太古の深い森の中には、人語を解する巨大な山犬や猪などの神獣たちが潜み、聖域を侵す人間たちを襲って、荒ぶる神々として恐れられていた。エミシの末裔のアシタカは、人間への怒りと憎しみによってタタリ神と化した猪神に呪いをかけられ、それを解くために訪れた西の国で、数奇な運命に巻き込まれていく。森を切り開こうとするタタラ製鉄集団とその長エボシ御前、森を守る山犬一族、そして山犬に育てられた人間の少女サン。アシタカはその狭間で、自分が呪われた理由を知り……。

踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!

ここでようやく実写映画がランクインしてきた。
織田裕二主演の踊る大捜査線シリーズはテレビドラマも放送しており、お茶の間での人気もあった。
この作品はTHE MOVIE2となっており、2作目である。
1作目はこの5年前に公開されており、それも100億円以上の興行収入を得ているのだが、その5年の間に人気をあげたということなのだろうか。
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踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
興行収入:173.5億円
公開日:2003年7月19日
<ストーリー>
2003年、お台場。かつては空き地だらけだったこの街も、一大観光名所に姿を変え、湾岸署は観光案内や交通整理などに忙殺される毎日を送っていた。
そんな折、管内で猟奇的な殺人事件が発生。事件の報に色めく青島(織田裕二)ら湾岸署員。
程なく、本庁から室井(柳葉敏郎)らが到着、初の女性キャリア沖田(真矢みき)を本部長に据え、特別捜査本部が設置された。
しかし、決死の捜査を嘲笑するかのように、第2の殺人事件が発生する・・・。湾岸署史上最低最悪の3連休が幕を開けた!

まとめ

これらのランキングを観ていて気づいたのが、ハウルの動く城を除いて、夏に公開している点である。
洋画や6位以下の映画の公開日を観てもほとんどが7月か12月の公開である。
夏に公開する理由は子供の夏休みやお盆休みに多くの客を呼び込めるという理由があるだろう。
同様に12月に公開する理由としても冬休みや年末休みに合わせていると思われる。
人気の作品は約1年くらい公開し続け、興行収入を伸ばすのだが、そこで大事になってくるのが、初動収入である。
最初の1週間、1ヶ月が映画の売り上げを決める勝負の期間なのである。
そこで多くの客を呼び込めることができれば、そこからはロングテール方式に長い期間売り上げを伸ばすことができる。
君の名は。がここまで人気になったのは、夏に公開したことと共に、インターネットの普及による口コミの力や海外展開することにより、海外でも話題の作品として口コミの逆輸入をしたからだと思われる。
多くのレジャー施設ができている中で、まだ映画がこれだけの興行収入を伸ばすことができるのはインターネットのおかげであるだろう。