ラッセル「幸福論」から学ぶ、幸せになる方法

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難書とも言われるラッセルの「幸福論」を読み終えました。内容はやはり難しく、飛ばしてしまうところもありましたが、幸福になるために必要なことを学ぶことができました。
 結論は、
「幸福になるためには、事実と向き合い、自分を客観視すること」
これだけです。

理想を描いているだけでは、幸福感は得られない

理想が大きすぎると、現実が見えたときに絶望に陥ってしまいます。夢を持ち、その夢を叶えるために頑張ることが善行とされていますが、夢を追いかけるのが許されるのは子供のだけです。大人になったら、事実と向き合わなければなりません。

「今、お金がどのくらいあるのか」

という事実と向き合わないと、お金もないのに旅行に出かけたり、起業することになります。これらは無謀ですし、幸福になれる確率は低いです。

事実と向き合った上で目的を決め、達成のために行動することは悪くないと思います。しかし、大人になっても理想ばかりを追いかけ、できもしないことをやっていてもその理想を叶えることはできません。
 まずやるべきなのは、夢や理想を追いかけることではなく、事実と向き合うことです。

視野を広く、人生を客観的に捉える

事実と向き合うだけでなく、視野を広くすることも大事です。目の前に美味しいお菓子があり、食べることができるという事実は狭い視野で物事を見ています。
 体重が増えているから、痩せる必要があるという前提も取り入れた上で、目の前のお菓子を眺めると、それは、食べてはいけないものに変わります。

今起こっている問題は、世界中の問題に比べれば小さなことでしょうし、自分の 1 つの行いは社会にほとんど影響を及ぼしません。視野を広く持つことで、精神が安定し、より正確な事実と向き合うことができるようになるでしょう。

現実世界を正確に考えるということ

「事実と向き合う」「視野を広く持つ」

この 2 つをまとめると、現実世界を正確に捉えることこそが、幸福に繋がると言えます。今生きている世界がどのようなもので、自分はどんな立場にあるのかがわかるようになります。そうなれば、仕事、恋愛、趣味などにおいて、取るべき行動に迷いがなくなります。

現実世界を正確に捉えるためには、数字で判断することが重要だと考えています。国家の言葉や世論、隣の噂に騙されずに、データを見る。言葉ではなく、行動を見る。体験してみて 1 次情報を得ることで、誤った情報に流されなくなるでしょう。

現況を考えれば、会社員として給料をもらい続けるというのは理想論になりつつあります。

「いつまでも安定して給料がもらえるわけではない」

という事実と、自分の立場を飲み込むことができれば、このまま会社にしがみつくだけでは経済的に豊かにはなれないことに気づきます。そして、副業を始めたり、生活費を下げるという行動に迷いがなくなるのです。

世界情勢が目まぐるしく変わる中で、どの情報が事実で、自分の立場がどこにあるのかを考えてみるといいでしょう。