「敗者のゲーム」を読んだ感想

 インデックスファンド投資をするにあたって、必読書でもある「敗者のゲーム」を読みました。

 ほとんどの個人投資家(敗者)にとって大事なのは、「ゲームに勝つこと」ではなく、「ゲームに負けないこと」です。
 テニスでは、得点を取りに行くのではなく、いかにミスをしないかが大事です。これは卓球でもバレーボールでも一緒です。アマチュアがゲームに勝つためには、勝つ方法ではなく負けない方法を取るべきなのです。

投資の世界で負けない方法とは

 投資の世界で負けないためには何をすればいいのか。それは、インデックスファンドに投資をすることです。インデックスファンドとは、市場の株式全体に投資をしたファンドのことです。
 証券マンが有望株を調べて投資をしてくれるファンドのことをアクティブファンドといいます。アクティブファンドは、インデックスファンドに勝てる可能性が低いと言います。あらゆるデータを見ても、結論は「インデックスファンドに長期投資をする」に限るのです。

 個人で個別株を買ったり、デイトレードをするのは論外です。アマチュアはプロには勝てないですし、頻繁に売買するのは、手数料が多くかかります。

 インデックスファンドに投資をすることは、市場の平均を手にすることになります。平均しか手に入らないならお金持ちにはなれないと思うかもしれませんが、多くの人が平均にすら達していない現状を見ると、平均を手に入れるだけでお金持ちになることができます。

コストを抑えることが最優先

 投資信託やETFを買うときに、一番気にしなければいけないのはコストです。ファンドの成績よりまずコストです。コストが仮に年2%かかるとしたら、年間リターンにマイナス2%しないといけません。たっtの2%と思うかもしれませんが、複利で計算すると2%はとても大きな数字です。

 アクティブファンドの多くは2%以上の手数料を取りますが、インデックスファンドなら、0.5%ほどで済みます。バンガード社のインデックスファンドなら、0.03%です。1.7%もの年間リターンの差を埋めるのは非常に大変です。

 経費、信託報酬、売買手数料、為替手数料、税金をいかに抑えるかが敗者がゲームに勝つ方法の1つです。

長期投資をするべき

 インデックスファンドに投資をしても、すぐに売ってはいけません。長期的に保有しないとリスクが高まるからです。インデックスファンドの平均リターンが7%だとしても、毎年7%を記録するわけではありません。10%の年もあれば、マイナスの年もあります。20年、30年で平均を取ると7%に収まるということなのです。

 平均への回帰を理解し、実行できないと、投資で勝つことは難しいです。実行するためには、株価の増減に耐えるだけの精神力が必要になります。市場を読み取る知識ではなく、我慢する精神力なのです。

運用方針を決めることが一番大事

 「手数料の安いインデックスファンドに長期間投資する」という原則を守ることで、敗者(アマチュア)でもゲームに勝つことができます。

 そして、一番大事なことは、「運用方針を決めること」です。これは、個人によって変わってきます。

  • いつまでに
  • いくら
  • どのくらいのリスクを取って
  • 毎月どのくらい投資に回すのか

など、投資をする目的を定めることです。
 目的もなく投資をしていると、市場の動向に左右されやすくなりますし、せっかく積み上げた資産の使いみちがわからなくなってしまいます。

 投資をする目的が決まったら、現実的に可能なプランを立て、実行するだけです。月100万円を投資に回すのは現実的ではないかもしれませんし、年20%のリターンを期待するのも難しいでしょう。
 あくまで、実現性のあるプランを立てましょう。

まとめ

 本書で言っていることはとても単純です。

  • 自分で決めたプラン
  • 経費が安い
  • インデックスファンド
  • 長期間

 この4つを守るだけです。チャートの読み方とか、経済の動向は気にすることはありません。(むしろ気にしないほうが精神的には楽)

 まずは、無理のないプランを立てることから始めましょう。