漫画で読破シリーズをけっこう読破してみた

「漫画で読破」シリーズとは、漫画で古典や哲学書、経済学などを学ぶことができるものである。
マルクスの「資本論」など活字で読むにはかなりの根気が必要な本も300ページほどの漫画で読むことができるため、非常に役に立つ。
もちろん原作に比べるとかなーーり端折っている部分はあるのだが、そこまで細かい考察をするわけではない、雑学として身につけておきたい社会人にはおすすめである。
Amazon Kindleだと期間限定で10円セールをやっている。
漫画で読破シリーズのいくつか(30冊くらい)を全て10円で買うことができるのだ。
全部買っても300円と、漫画一冊買うよりお得なので、まずはぽちってしまうといいだろう。
 
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雇用・利子および貨幣の一般理論 ─まんがで読破─

ケインズの「雇用・利子および貨幣の一般理論」が2019年3月4日現在で漫画で読破シリーズの売れ筋1位である。
タイトルからして難しいのがわかるし、経済学専攻であった私でも理解するのは難しいと思っている。
とはいえ、興味はあるから読んでみた。
 

基本的な経済学から学べる。ただ、簡単ではない

需要と供給のグラフの話やヨーロッパ経済の実態を交えながら展開される物語。
労働者の給与を下げる、もしくは機械を導入して生産性をあげると経済にどのように影響するのかを簡潔に説明している。
 
経済を良くしていくためには、共有をコントロールするのではなく、需要のコントロールする必要がある。というところまでは誰でもわかるレベルで書かれていた。
しかし、どのように需要をコントロールするのか、需要をコントロールすると、需要供給曲線はどのように変化していくのかという経済学的な論理が展開されてからは、経済学的基礎知識がないと難しい内容であった。
とはいえ、「雇用・利子および貨幣の一般理論」を活字で読もうとする社会人はいないと思うので、漫画でこれだけの理解ができれば十分である。
現代の経済学ではないため、どうしても当てはめることができない部分があるし、表面だけがわかっていればそれを現代風にアレンジして理解していくだけでも、理解としては十分なはずである。
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ドン・キホーテ ─まんがで読破─ 

ドン・キホーテという小説である。
ドン・キホーテは小説としては簡単で読みやすいと思うから漫画でなくてもよかったかもしれない。
ただ、30分くらいでざっと読むことができるので、時間がない人は漫画で読んでみよう。
 

騎士の憧れる老人の物語は多くの物語に影響した

騎士道の本ばかり読んでいる老人が、自分のことを騎士だと思い込んで旅に出てしまうという物語。
実際にはただの夢見物語で、老人は人生で何も成し遂げていないことを嘆いていたことによるものである。
この「夢を現実にする」「無茶なことをつらぬく」といった物語は多くの物語でも使われる手法である。
 

ヴェニスの商人 ─まんがで読破─

シェイクスピアによる小説である。
これもそこまで難しくない内容だったので、しっかりと読みたい人は小説でも良いと思う。
簡単にあらすじを説明すると、
ヴェニスの商人であるバサーニオはボーニアに求婚するため、親友のアントニオに借金をする。
アントニオは貿易に出資したため、お金を持っていないが、船が戻って来れば大金も戻ることを見越してユダヤの金貸しであるシャイロックにお金を借りる。
シャイロックはアントニオを憎く思っていたため、もし期限内にお金を返さなかったらアントニオの身体から1ポンドの肉を切り落とすという契約をする。
もちろんこれは命を代償とすることだったが、アントニオはこれを承諾する。
お金を借りたバサーニオは見事ボーニアとの結婚を進めることができたが、アントニオが出資していた船が転落したとの知らせを耳にする。
アントニオはシャイロックとの契約に関して裁判が行われたが、そこにはバサーニオの妻であるボーニアが登場する。
ボーニアの助けにより、アントニオの命は助けられたのである。
 
恋や友情を題材にした物語であり、シェイクスピアがどのような作品を生み出してきたのかを良く知らなかった私にとっては新たな発見であった。
有名作である「ロミオとジュリエット」や「ハムレット」も読んでみたいと思った。

まとめ

この、まんがで読破シリーズは全139種類ある。
その中で10円で買うことができるのが30点ほど、kindle unlimitedの読み放題で読むことができるのが10点ほどある。
どれも一度は読んでおきたい有名作であるから、まずは10円のものから読破してみてはどうだろうか。