フリーランスが案件を掛け持ちすべき理由を解説!【掛け持ちする方法も】

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こんにちは。ケンジです。

今回は、フリーランスが案件を掛け持ちすべき理由を解説します。

世間では、副業が流行っていますが、フリーランスには副業はありません。
フリーランスの副業は、案件の掛け持ちになるだけだからです。

副業が推進されているように、フリーランスエンジニアも案件を掛け持ちすることを推進します!

ちょっと前までは、フリーランスエージェントから提案される案件はフルタイム(週5日)しかありませんでしたが、今は週3日の案件もあります。
僕の場合は、フルタイムの案件を受けて3ヶ月くらいしてから、週4日に減らしてもらいました。

エンジニア不足ということもあり、フリーランスエンジニアも柔軟な働き方ができるようになっています。
この状況を活用して、案件を掛け持ちしましょう!

目次

フリーランスが案件を掛け持ちすべき理由

案件を掛け持ちすると、様々なメリットがあります。

  • 仕事の空白期間を減らせる
  • より多くの現場で経験を積める
  • 単価相場を確認できる
  • 新しいことにチャレンジできる

1つずつ説明します。

仕事の空白期間を減らせる

案件が終わって、次の仕事が決まるまでの空白期間を減らすことができます。

スキルのあるエンジニアであれば、空白期間無しですぐに次の案件が見つかるかもしれませんが、突然の契約終了などで急に仕事が無くなる可能性があります。

案件をもう1つ受けていれば、急な失業や案件が見つからない状態でも、収入が安定して入ってきます。

また、案件を掛け持ちするということは、フルタイムではなく、週3日や副業としての参加になります。
もし、フルタイムで働くのきついなと思った時は、どちらかを辞めることで、労働時間を減らしながら働くことができます。

柔軟に働き方を変えるために、案件を掛け持ちしておくべきだと思います。

案件が見つからないという不安を抱えている人は、まずこちらをご覧ください。

より多くの現場で経験を積める

1社でフルタイムとして働くのと、2社で週2〜3日で働くのでは、2社で働くほうが多くの経験を積むことができます。

フルタイムで働いていると、徐々に環境に慣れてきて、学ぶことが少なくなってきます。
2社で働いていれば、2社分の開発環境を経験することができるので、1社に比べて、単純に倍の経験ができます。

🥸 「フルタイムの方が時間が長いし、より深くまでコミットできるじゃないか!」

という意見もありますが、実際に働いてみると、新しく学べることは最初の数ヶ月くらいで、その後は今までやってきたことの繰り返しになることが多いです。

何年も毎日のように新しいことを経験できる環境なら、フルタイムでもいいですが、そこまで早いスピードで技術革新をしている企業はめったにないので、週3でもいいから2社で働いたほうが経験値は多くなります。

単価相場を確認できる

今受けている案件の単価相場が自分に合っているのかを確認することもできます。

例えば、A社が提示した時給5000円でずっと働いてきたとします。
B社から新しく案件を受けることになり、B社は時給6000円を提示してきました。

A社で長いこと働くうちに、自分の価値が時給6000円にまで上がっていたことに気づくことができました。
A社に対して、時給を上げるように交渉して、自分の価値に見合った収入を得ることができるようになりました。

このように、1社だけで働いているとわからなかった自分の価値を、掛け持ちすることで確かめることができます。

🥸 「常に他の案件の面談を受けたりすれば、掛け持ちしなくても確認できるじゃないか」という意見もあるかもしれません。

定期的に面談をこなすべきだとは思いますが、自分の収入を確認するのは難しいと思います。

転職でもフリーランスの案件探しでも同じですが、企業側は採用する段階にならないと収入を提示してくれません。
最初の段階で、時給6000円欲しいです!とか、年収700万円がいいです!と言ってしまうと、面接官の印象は悪くなります。

お金の話は極力しないという文化があるので、実際に案件を受けてみるまで、自分の単価相場を確認するのは難しいのです。

ただ、面談でもスキルや働く条件などの面で、自分の価値を確認することはできるので、積極的に面談を受けることをおすすめします。

新しいことにチャレンジできる

案件を複数抱えていると、どちらかの案件は最悪切られてもいいという気持ちになります。

つまり、新しいことにチャレンジしたり、やりたいことの要求や交渉が気軽にできるようになります。

僕の場合、フルタイムで働いていた案件を週4日に減らしてもらう交渉をしました。
この交渉が決裂して、契約を切られることになっても、副業をしているので収入が途切れることがなかったからできました。

1社しか受けていないと、交渉決裂が怖くなって、交渉する気になれなかったと思います。

また、新しい技術にチャレンジすることもできるようになります。
仮に、技術的についていけない案件になってしまっても、契約を終了するという選択ができます。

新しい技術を身につけたり、自分に合った働き方をするためには、1つ、安定した収入源を持っておいて、もう1つの案件で試してみるといいと思います。

案件を掛け持ちする方法

具体的に、どのように案件を掛け持ちするのかを解説します。
順番は、以下の通り。

  1. 本業となる案件をエージェントに探してもらう
  2. 副業案件サイトに登録して案件を探す
  3. 週3、4に減らしてもらう
  4. 副業の時間を増やしてもらう

順序が意外と大事で、特に1〜3は順序通りに行いましょう。

本業となる案件をエージェントに探してもらう

まずは、本業となる案件を見つけて、収入・仕事を安定させることです。

本業を見つけて、継続できそうだと思ったら、次のステップに移ります。

すぐに週3案件を探したり、副業を探してしまうと、本業がおろそかになってしまい、2つの案件が安定して稼働しなくなってしまいます。

1つずつ安定稼働させていくことが大事です。

副業案件サイトに登録して案件を探す

次に、副業を探します。
既にフルタイムで働いているので、月に40から多くても60時間くらいが目安です。

僕は最初50時間でやっていたのですが、ちょっと本業がおろそかになりそうだったので、40時間に減らしています。
フルタイムの本業を残業無しで行うとしても、40時間がちょうど良いと思います。

フルタイムで月160時間の稼働 + 副業が40時間なので、一ヶ月の労働時間は200時間になります。
個人的にはちょっと多いなと思いますが、最初は仕方ありません。

週3、4に減らしてもらう

月200時間がきついなと思ってきたら、本業を週3日、週4日に減らしてもらうよう交渉してみます。

本業となる案件をいきなり週3日とかで探してしまうと、かなり幅が狭くなってしまうので、フルタイムの本業を続けてから週3日になるよう交渉してもらうとスムーズです。

仮に週3日じゃだめだと言われてしまったら、次の案件を探すこともできます。
既に副業が安定稼働しているので、少ないですが、収入は途切れない状態になっているからです。

単価アップや新しい技術の要求など、ちょっと強気の交渉もできるようになります。

副業の時間を増やしてもらう

本業を週3日くらいに減らすことができたら、次に副業の時間を増やしてもらいます。

時間を増やすことはおそらくOKしてもらえるはずなので、減らす交渉よりは簡単です。

これで、2つの案件を週3日にして、安定稼働させることができるようになりました。

どちらかの案件が終わっても、もう片方があるので、仕事が無くなる不安から解消されます。

副業を増やさないのもありです

4つ目の「副業の時間を増やしてもらう」は、やらなくてもいいかなと思っています。

理由は、週3日の案件を継続して探すのが難しいからです。

仮に本業のA社の契約が終了すると、副業のB社で週3日の案件を受けているので、フルタイムの案件を受けることはできません。

世の中のほとんどの案件はフルタイムなので、週3日の案件だけに絞ると、かなり幅が狭くなってしまいます。

副業は、月40時間〜50時間くらいで続けて、あくまでも副業として続けていくという選択もありかなと思います。
もし、本業の契約が終了したら、その時だけ稼働時間を増やすとか、柔軟に稼働時間を変えてもらえるならそれがベストですね。

週3日の案件を2つ掛け持ちするか、本業と副業で分け続けるかは、ライフスタイルや案件がどれくらい見つかるかにもよると思います。

案件を掛け持ちする際に注意すべきこと

案件を掛け持ちするメリットは大きいですが、注意点もあります。

例えば、以下の通り。

  • 本業と副業を一気に探さない
  • 週3日案件にこだわらない
  • 常に次の仕事を探しておく
  • スケジュール管理は徹底する

本業と副業を一気に探さない

本業と副業を同時期に探してしまい、もし同時に仕事を開始することになると、負担はかなり大きくなります。

順番としては、

  • 本業を探す
  • 本業に慣れる
  • 副業を探す

が理想です。

仕事は、最初の導入で負担が大きくなるので、同時にスタートしないほうがいいです。

同時に探すけど、スタート時期をずらすのもおすすめしません。
時期をずらすために、いくつもの案件を断る状況になってしまうと、せっかくいい出会いができたのに捨ててしまうことになるからです。

いい案件を見つけたらすぐに仕事を開始できるようにしておく方がいいでしょう。

週3日案件にこだわらない

掛け持ちというと、週3日案件と思われがちですが、世の中のフリーランス案件のほとんどはフルタイムです。

週3日案件にこだわるあまり、フルタイムの良い案件を逃してしまうのはもったいないです。
まずは、フルタイムで始めてみて、後から週3日に変えてもらうよう交渉しましょう。

いい案件なら、柔軟に対応してくれるはずです。

常に次の仕事を探しておく

案件を掛け持ちしていると、どちらかが終わっても大丈夫という安心感から、慢心してしまうことがあります。

ですが、どちらも同じタイミングで終わる可能性だってありますし、次の案件が見つかるかどうかもわかりません。

定期的に次の仕事を探しておくことで、自分の価値を確認したり、今よりもっといい案件に出会うことができます。

スケジュール管理は徹底する

スケジュール管理は一番大事です。

案件を掛け持ちしていると、どちらかに力を入れすぎて、どちらかがおろそかになってしまいがちです。

スケジュール管理をして、どちらもバランス良く成果を出せるようにしておきましょう。

最低限、決められた稼働時間は守れるような時間管理をしましょう。

僕の場合は、以下のようなスケジュールを組んでいます。

  • 本業は平日の昼間にやる
  • 平日の朝と休日の空き時間に副業をする
  • 平日の夜はプログラミングはせず、余暇時間やブログを書くなど

生活リズムを整えることが必要なので、仕事以外の時間はゲームをずっとしている人が、いきなり副業や掛け持ち案件をするのは難易度が高いです。

2つ目の案件を探し始めたタイミングで、徐々に生活リズムを整えていきましょう。

まとめ: 案件掛け持ちで収入源を増やそう

フリーランスエンジニアは案件を掛け持ちするべきという内容を書きました。

掛け持ちするメリットは以下の4つです。

  • 仕事の空白期間を減らせる
  • より多くの現場で経験を積める
  • 単価相場を確認できる
  • 新しいことにチャレンジできる

僕の実際に案件を掛け持ちしていますが、良いことだらけなので、全フリーランスエンジニアにおすすめしたいです。
同様の理由で、会社員にも副業をおすすめしています。

そして、案件を掛け持ちする方法は以下のようにまとめました。

  1. 本業となる案件をエージェントに探してもらう
  2. 副業案件サイトに登録して案件を探す
  3. 週3、4に減らしてもらう
  4. 副業の時間を増やしてもらう

順番を間違えてしまうと、成果が出せずに、安定しないので、1から順に行うことをおすすめします。

掛け持ちする際の注意点は以下にまとめました。

  • 本業と副業を一気に探さない
  • 週3日案件にこだわらない
  • 常に次の仕事を探しておく
  • スケジュール管理は徹底する

スケジュール管理は大事ですね。
一緒に副業をしていた人も、なかなか開発する時間が取れなくて辞めてしまいました。

スキルがあっても開発時間が取れないと成果は出せませんからね。
頭の切り替えとか、余暇時間の確保とかもしっかり考えてスケジュールを組みましょう。

以上、フリーランスが案件を掛け持ちすべき理由と方法についてまとめました。

それでは!

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