AI時代に知識は必要なのか

今の仕事のほとんどはAIに取って代わられると言われていますが、もし仮にそれが本当だとして、AIに奪われない仕事とはなんでしょう。

先日HIS代理店の前を通ったのですが、お客さんがたくさんいました。僕はネットで最安値を探し、航空券やホテルを取るので、代理店にお願いすることはないのですが、みんながネットの使い方に慣れてきたらHIS代理店で働く人は要らなくなると思います。

僕も大学生の時にHISで旅行を申し込んだことがあるのですが、担当者はアメリカやヨーロッパなどいろんなところに行ったことがあり、現地の様子を聞くことができて、とても満足したのですが、今ならブログを読めばもっと詳しく書いてあるし、Youtubeなら現地の映像付きで確認できますよね。人から聞く話は映像が見えませんから、信ぴょう性は低いわけです。今の時代、人から聞く2次情報はネットで十分なんですよね。

旅行代理店などの仲介役となる業種はほとんどなくなると思うのですが、仲介サービスを作る仕事はこれからどんどん生まれてくると思っています。例えば、メリカリですね。あれはフリーマーケットをWEBサービス化しました。なので、今は公園でフリマを出す人はほとんどいないでしょうし、それを買いに行く人もいないはずです(少なくとも東京では)。買いたい人と売りたい人を仲介してあげるサービスですよね。UberもAirbnbもシェアリングサービスと呼ばれる仲介サービスの一種です。

このように、何かを仲介する仕事はどんどんWEBサービスに置き換えられています。これらはAIがなくてもできることなので、もう既になくなり始めているでしょう。

それでは、AIがもっと進化したら、最終的に何が残るのでしょうか。

僕は、クリエイティブな仕事が残ると思います。言ってみれば、デザイナーですね。WEBデザイナーやファッションデザイナー、あとはアーティストもそうですね。AIは今までにいろんな人残してきたデータを活用して、最適な結果を出すものですが、クリエイティブな仕事というのは、最適とかそういうのを無視して、今までになかったものを生み出す仕事です。

AIに音楽を作らせたら、ノリのいい音楽が生まれて、聞く人を心地よくさせるかもしれませんが、人間がめっちゃノリの悪い曲を作ったとして、なぜかそれが売れる可能性もあるのです。ここまではさすがにAIでは再現できないはずです。

何が売れるかというのは、和音が心地良く聞こえるとか、BPM120が踊りやすいみたいな人間の遺伝子を超えた何かがあるからです。それは、有名人による拡散かもしれないですし、誰にもわからないような要因(バタフライエフェクト)かもしれません。

つまり、クリエイティブな仕事は、AIにはできないのです。

では、みんなクリエイティブな仕事に就けばいいのかというと、そうではありません。クリエイティブが発揮できない人もいるはずだからです。そういう人は、専門的なスキルを身につけるべきです。スキルの専門性が増すほど、需要が高まり、生き残ることができるようになります。

最近では、プログラミングですら不要になると言われています。マイクロソフトのPower AppsやGoogleのApp Makerなどは、プログラミングをせずにアプリが作れてしまいます。インフラエンジニアもAWSやGCPなどのクラウドサービスに置き換わっています。

では、プログラマーやインフラエンジニアが不要かというとそうではありません、どんなプログラムを作ればいいかというアイデアやそれを実現するための設計を考えるのは人間の仕事ですし、ネットワーク設計をするのも人間にしかできません。ただアプリを作れて、サーバを立ち上げることができる人材は不要になりますが、さらに専門的なスキルを持っている人は、生き残ることができるのです。

もし、プログラマーを目指すのであれば、Rubyを使ってアプリが作れるレベルではなく、コンピュータ・サイエンスの基礎知識があり、技術設計やプロジェクトマネジメント、経営の領域まで深めるべきです。

AI時代が来ても知識は必要です。しかし、単純作業ができる知識ではなく、より専門的な知識が必要になることは確実でしょう。