ベンチャーに転職しても起業しやすくなるわけではない


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このような疑問に答えます。
**結論から言うと、ベンチャーに行っても起業しやすくなりません。
ベンチャーに入っても会社員であることには変わりないですし、起業するのに必要な経営者マインドを身につけることはできないからです。
ベンチャー転職が起業とは関係がない理由
ベンチャー企業というのは、あくまで会社であり、そこに転職するというのは会社員として働くです。
これは大企業でも同じです。
会社員として働いているので、経営者に近くわけではありません。
まずはマインドを身につけるべきです。
すぐに経営に携われるわけではない
ベンチャーに入ると 1 から 10 まで自分でやる必要がある。
だから、経営を学べると思っている人もいるかもしれません。
しかし、1 から 10 までの業務は社長の業務ではありません。
社長の業務は 1 から 10 までを考える 0 の段階で終わっています。
創業当時は社長も一緒になって働く時期があるかもしれません。
しかし、最終的には社員に任せていくという考えがないと経営はうまくいかないでしょう。
経営に携わることと、1 から 10 まで仕事をさせてもらえることは違うということを認識しておきましょう。
プログラミングができるだけでは起業はできない
IT 分野での起業はコストもかからないし、リスクが低いと思っているかもしれません。
なので、プログラミングさえできれば WEB サービスを作って、一発当てようと。
そんなに簡単ではありません。
集客のために広告費を使ったり、エンジニアを雇うにもお金が必要です。
社長はプログラミングができる必要はなく、大枠だけを知っていれば経営ができることもあります。
結局経営者としてのマインドが重要
ベンチャーに入ると、幅広く仕事ができて、プログラミングスキルも身につくのは確かです。
繰り返しになりますが、会社を経営するには、自分で働くのではなく、社員に働いてもらうというマインドが必要になってきます。
このマインドを身につけることができれば、ベンチャーでも大企業でも、起業に踏み出すことができるでしょう。
ベンチャーから起業した人が多いのは事実
ベンチャーと起業は関係ないといいつつ、ベンチャーから起業に踏み出した人が多いのは事実です。
しかし、必ずしもベンチャーを経由しないといけないというわけでもありません。
起業する人は元から経営者マインドがあった
起業した人は、ベンチャーに入ったから起業できたのではなく、起業するためにベンチャーを選んだと考える方が正しいです。
ベンチャーに転職するというのは、あくまで手段であって、起業のアイデアや方法がすぐに活かせるのであれば、わざわざベンチャーに入っていなかったはずです。
ビジネスモデルを盗むためにベンチャーに入社している
ベンチャーに転職をしてから起業した人の中には、ビジネスモデルを盗んだ人もいます。
これは決して違法ではありません。
まるっきり同じビジネスをするのではなく、モデルだけをパクっているので、正確には盗みにはなりません。
ビジネスモデルを参考にして応用したという感じです。
起業するときは誰しも小規模からのスタートですから、ビジネスモデルを応用するならベンチャーを参考にしたほうがいいです。
元からビジネスモデルが確立している人は、大企業から独立することだって可能です。
起業をするためのベンチャー転職ならあり
起業するアイデアや将来像がある程度決まっていて、そのビジネスモデルを盗むためのベンチャー転職ならありだと思います。
通過点としてのベンチャー転職であれば、起業しやすくなるはずです。
将来の道筋が見えている
将来の起業する目標が決まっているなら、ベンチャーへの転職は良い選択肢になります。
逆に将来が見えずに、ベンチャーに入れば何とか起業できそう、くらいの気持ちだと起業のための良い選択肢ではありません。
起業したいのであれば、ベンチャーへの転職を考える前に、どんなビジネスをしたいのかを考えてみましょう。
起業する分野と関連がある
例えば、EC サイトで靴が売りたいと思っているのであれば、EC サイトを運営している会社か、靴を販売している会社に入るのがいいと思います。
EC サイトの作り方や集客方法はだいたい知っているのであれば、靴の販売の会社をメインに探すべきです。
起業するために、何が足りないのかを考えて、足りない点を埋めてくれるような会社に転職するのがベストです。
それができるなら、ベンチャーに限らず、大企業でもいいと思います。
何も考えずにベンチャーに転職しても、起業で成功しやすくなるとは限りませんので、まずは起業の目標を決めましょう。