こんにちは。ケンジです。
フリーランスになったり副業を始めると経費が使えるようになり、節税ができるようになります。
節税できるのは会社員にはできない、フリーランスの良さなわけですが、経費が使えることのメリットは節税だけではありません。
経費を使えることの最大のメリットは、自己投資や事業投資を積極的に行うことができるという点です。
どういうことなのか、説明します。
会社員が使えるお金は、純粋なお金のみ
会社員は、税金が引かれた後の手取り給与しか使うことができません。
会社で使える経費は、結局会社での仕事のためにしか使えないので、例えばリモートワークをしていても、自宅のデスクとイスを高いものに変えることは基本できないのです。
まれに高いイスを買ってくれる会社もありますが、5万円までとか決められているはずです。
一方、フリーランスは自分で何を買うかを決めることができるので、20万円のイスでも買うことができます。
会社員だと5万円が上限だったのが、フリーランスになって20万円まで使うことができるようになると、生産性に差が出てきます。
会社員は税引き後の純粋なお金しか使うことができないので、自腹で20万のイスを買うのは手痛い出費です。フリーランスは、20万円が全額経費になるので、どうせ税金で持っていかれるなら良いイスに経費を使っておいて節税しながら生産性も高めたいというインセンティブがあります。
フリーランスの方が、身の回りの作業環境や仕事に関する出費に惜しみなくお金を使うことができるという点が一番のメリットになります。
フリーランスはお金を使わないともったいない
フリーランスになると、お金に対する考え方が変わります。
お金を稼いだ後、これをいかにして経費に使うかを考えるのです。経費として使わないと税額が高くなってもったいないからです。
経費として使うことが、貯金よりも貯まるという感覚です。
お金を使っているのに貯まるのはおかしいと思うかもしれませんが、要するに、お金を資産に変えておくという考え方です。
経費を使わずに税金を払った場合
売上が1000万円あるとしましょう。税金で30%持っていかれると、手取りは700万円になります。
全く経費を使わなかった場合、使えるお金は700万円です。
会社員に比べるとフリーランスの方が税額(と保険料)は高いと言われていますから、経費を使わないのなら、会社員の方がお得です。
経費を使った場合
売上1000万円のうち、300万円を経費として使うとします。
経費はすべて仕事の作業環境を整えるため、もしくは本を買ったりするための支出です。
利益700万円に対する税額を25%とすると、手残りは525万円です。300万円を使っているので、使えるお金は825万円になります。
また、作業環境を整えるために買ったデスクやイス、PC、モニターなどは売ることもできるので、資産となります。
経費はリセールバリューを意識すること
経費でPCを買うときに安いものを選ぶべきではありません。
リセールバリュー(売ったときの価格)も意識して買うことで、効率よく経費を使うことができます。
例えば、5万円の格安PCを買ったとします。たいして生産性は上がりませんが5万円で買えたのでラッキーを思うかもしれません。しかし、この格安PCのリセールバリューはゼロなので、売っても一円にもなりません。
それどころか、粗大ごみとして500円の粗大ごみ代がかかる場合もあります。
一方、20万円のPCを買ったとしましょう。とても性能が良いので生産性はバク上がりです。
このPCを売ると、15万円になるようです。
リセールバリューも考えれば、どちらも実質5万円なので、後者の方が絶対に良いですよね。
事業やスキルを伸ばすなら絶対にフリーランス
単純に手取り収入はどちらが多いかとか、安定して毎月収入が得られるという観点で見ると会社員の方が良い場合もあります。
もし自分で事業を始めるとか、スキルを伸ばしていきたいと考えているなら、フリーランスがおすすめです。
フリーランスは経費が使えるからです。そしてこの経費は節税目的というだけでなく、仕事に投資をするインセンティブを働かせてくれます。
会社員でも給料を仕事の投資に回す人もいますが、やはりその身銭の切り方は精神的に苦痛を与えるものです。
フリーランスにとっての仕事の投資は、節税のためという言い訳ができるので、どんどん良いものに投資をしていけるのです。
昨日の、エンジニアにおすすめのモニター【ベストバイ】 で紹介したモニターも会社員だった買っていないと思います。
生産性を上げるために必要ならちょっと高くても買うことができているのは、フリーランスという立場だからです。
今後、事業やスキルを伸ばしていきたいと考えているなら、絶対にフリーランスになるべきです。