勉強してもお金持ちにはなれない
お金持ちのほとんどが起業家です。その起業家の経歴を見てみると、必ずしも全員が高学歴ではないですし、大企業出身ではありません。
中卒の人もいるし、貧乏家庭に育った人もいます。
彼らは、「英語や会計知識やプログラミング」ができたわけではないはずです。
現代では、「英語や会計知識やプログラミング」がお金持ちになるためにスキルと言われることがありますが、僕は勉強して身につける知識は全く関係ないと思っています。
起業家たちの本を読むと必ず出てくるのが、「行動と運と情熱」です。この3つを持ち合わせるために、何をすればいいのでしょうか。
行動するにも知識が必要
行動力を高めるために必要なのは、予備知識です。
海外旅行に行った時に赤信号なのに平気で道を渡っている人がいました。その人は、赤信号でも渡れるという知識を持っていたから行動できたんです。
僕は、赤信号は渡ってはいけないという知識しか持っていなかったから渡ることができませんでした。
何をするにも、最低限の予備知識が必要なのです。
考える前に行動しろというのは、早まりすぎです。考えてばかりでいつまでも行動できないのは、考え方、知識の身につけ方が間違っているからだと思います。
行動した結果を100%に近づけるための知識を身につければ、勝手に行動できるはずです。
失敗するかもしれないという恐怖があるから、行動ができないのです。
正しく予備知識を身につけるためには、
- 1次情報に触れる
- 小さな成功体験を積む
この2つの方法で学ぶべきです。
1次情報に触れる
1次情報とは、現場で経験している人から教えてもらう知識です。
海外に行ったこともない人から「赤信号でも渡れるよ」と聞いても信用できませんが、現地の人から渡れることを聞けば、信用できますよね。
起業をする方法は、起業セミナーをしている人ではなく、「起業家」から聞くのが一番勉強になります。
予備知識を身につけるためには、現場で経験している人から直接聞くのが良いでしょう。
小さな成功体験を積む
失敗するのが怖いのであれば、小さく始めてみます。
「赤信号でも渡って良いのかな」と不安になっているのであれば、小さい道路から試してみます。車がほとんど走っていないので、交通事故に巻き込まれる可能性も低くなります。
いきなり、大通りの交差点で試すのは危険ですからね。
起業をするにしても、いきなり会社を辞めて独立するのではなく、副業で始めてみて、手応えをつかんだら大きくするほうが失敗は少なくなります。
運は確率、母数を増やす
営業職の方で契約をたくさん取れる人は必ず多くの顧客にアプローチしています。
どんなに優秀な人でも、100%の成功はありえないですし、成功する確率は人によって大きく変わらないと思います。
もし成功確率が20%なら、5回挑戦するだけです。
「運が良かった」というのは、挑戦する母数を増やしたから当たったというだけで、1回目から大当たりが出たわけではありません。
起業家が「たくさん失敗しろ」と言うのは、やはり確率的に何回も挑戦していればいつかはチャンスが巡ってくることを知っているからでしょう。
情熱を持てることをする
起業家ストーリーを読んでいると、「なんでそこまでできるんだ」と思うことがあります。
おそらくそれは好きなことを情熱を持っているからです。
嫌々仕事をしている人は、その仕事で成功して独立しようとは思わないですし、仮に独立しても失敗するでしょう。
今は、全く意味のないことでも、好きなことを続けていれば芽が開くはずです。
僕は、音楽に情熱を持っています。
作曲をするわけではないのですが、いろんな曲を聴くのが他の人よりも好きなんだと思います。なので、曲を広めるためにWebサイトを作って発信しています。
まだ芽は出ないですが、母数を増やして、いつか芽が出るようにたくさん行動しています。