PHPの将来性について考えてみる

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僕は仕事で PHP を使っているのですが、PHP は言語別給与ランキングでは上位に入っておらず、人気が低迷している言語です。今からプログラミングを始める人で、PHP から始める人は少ないと思います。

そんな PHP についての将来性を僕なりに考えてみました。結論としては、今から始める人が現役であるうちは需要があると考えていますし、給与が低い問題に関しては、他の技術をかけ合わせることで解決できるはずです。

PHP の現在のポジション

PHP の現在のポジションを見てみましょう。

まずは TIOBE というサイト調べ。

TIOBE

PHP は 8 位となっており、去年から変わらずですね。データがどのように算出されたのかは各々調べてほしいのですが、TIOBE では、PHP は悪くない順位でした。

次に Qiita で独自にクローリングして調べてくれたデータです。

Qiita

全体で 3 位となっていて、これは日本のエンジニア求人サイトから抽出しているらしいので、日本ではまだまだ人気ということですね。日本は使う技術が少し遅れている傾向にあるので、まだ PHP が人気です。日本にいるうちは PHP がなくなることはないのでは?

こちらは 2018 年版ですが、スタンバイという求人検索エンジン調べです。

ビズリーチより

PHP はトップ 10 にも入っていません。日本の求人サイトをクローリングしたデータが 3 位で、スタンバイという求人サイト調べだと、トップ 10 にも入っていないようです。どちらを信じればよいのでしょうか。こちらの 10 位の年収が 525 万円となっており、おそらく PHP の中央値がもっと低いからだと思われます。Qiita 調べでは、絶対値での算出でしたので、求人数が多い PHP はおのずと上位にランクインするはずですからね。

そして最後に Over stack flow 調べです。

マイナビニュースより

こちらも PHP は 10 位以内にも入っていません。Over stack flow は世界一のエンジニア向け質問サイトなので、信ぴょう性は高そうですが、1 位と 2 位に知らない言語が入っているので、絶対数関係なく年収の平均を出していると考えられます。つまり、求人が 1 件しかなく、それが年収 3000 万円ならランキング 1 位になるということです。

データから見た考察

データソースがよくわからないので、とりあえず調べてみてあるだけ出してみましたが、PHP の年収は高くなさそうですね。しかしながら、求人数は相変わらず多くあり、仕事には困らないといった感じでしょうか。

年収が低い言語は、未経験の人が学ぶ言語として選ばれにくいのですが、それでもまだ需要はあると思っています。PHP は Wordpress というページ作成ソフトのようなもののベースとなる言語です。Wordpress は未だにホームページやブログを作るときの第一候補になっているので、おのずと PHP が選ばれているということになります。Wordpress を使うために PHP を学ぶ必要はないのですが、細かいカスタマイズをしようと思うと、PHP の知識が必要になってくるため、PHP の需要はなくならないはずです。

これから、PHP を学ぶ人は少なくなってくると思いますが、それでも多くの WEB サイトでは PHP が使われていますので、需要と供給が逆転して、PHP 利用者の年収が高まる可能性もあるでしょう。また、デザイナーやフロントエンドエンジニアがとりあえず簡単な言語を学ぼうをしたときに、PHP が選ばれることが多いです。その理由はやはり Wordpress につながるからです。PHP もできるデザイナーは年収が高くなるかもしれませんが、職種はデザイナーなので PHP の平均年収アップには貢献しないかもしれません。しかし、見えない部分で、PHP もできる高年収の人がいる可能性もあります。

PHP を使いつつ、生き残るためには

PHP を養護していこうと思います。PHP だけしかできない人は、年収が低いのでおそらく Python とか Go なんかを学んだほうがいいのかもしれません。しかしながら、それらの言語は非常に高いレベルが求められるので、ついていけない人は仕事がなくなってしまいます。

年収が低くても安定して仕事が獲得できるのが PHP だと思います。理由は、求人数、WEB サイト数から明らかでしょう。

そして、PHP 利用者の年収を上げるためには、サーバサイド以外の分野に進出することが望ましいのではないかと思っています。例えば、デザインやフロントエンドを学ぶとか、インフラができるようになるとか、設計やサービス立ち上げができるようになるなどです。

プログラミング言語別年収は、あくまでサーバサイドエンジニアとしての年収であって、プロダクトマネージャーやデザイナー、コンサルなどの年収は含まれないはずです。PHP を基盤スキルにして、そういった高収入な職種に移ることで、PHP の低年収を回避することができ、スキルの幅も広がるので長い期間働ける人材になれるはずです。

サーバサイド言語にいくつも手を出すのではなく、PHP なら PHP を軸に自分の職種を広げたり、仕事の質を高める方が、効率的にキャリアアップできると思っています。

プログラミングが大好きで、このままプログラミングを続けたいという人や、まだ初心者だから他の言語も試したいという人は、新しいプログラミング言語を学んでもいいと思います。しかし、PHP の需要がないからといって次の技術を探すのはおすすめしません。技術は廃れるものなので、そうやって沈みかけた船を渡り歩くのは危険だからです。それなら PHP という船に乗りながら安定した島に降りたち、安定した仕事を見つけるべきでしょう。