先日、forkwellから「ITエンジニアの年収分布まとめ」が公開されました。
https://pr.forkwell.com/articles/annual-income-distribution-of-it-developers/
年代やスキルごとの年収のレポートが上記記事にまとまっています。
毎年、stack over flowというサイトから似たようなレポートが発表されますが、これは世界基準のため、日本には当てはまらない場合がありました。
Forkwellは日本の会社ですし、このレポートは日本のエンジニアに限定したデータなので、より正確なデータとして参考になりそうです。
プログラミング言語の流行りはGo一択
上記のデータを見ると、Goエンジニアが頭一つ抜けていることが分かります。
年収を上げたいなら、Goを学べということですね。
しかし、Goを初心者でいきなり学ぶのは難易度が高いので、まずはRubyかPHPを学ぶことをおすすめします。
このデータだと、PHPよりもRubyの方が若干年収が高くなっているようです。
PHPは、Web制作案件も対応できるため、平均すると年収が低くなっていると考えられます。
スキルの汎用性という観点から、僕はPHPを最初に学ぶことをおすすめしますが、少しでも平均年収を上げることにこだわるなら、Rubyから学ぶことをおすすめします。
2〜3年くらいエンジニアとしての実績を積んだら、Goを学んで、Goを使っている会社に転職するというのが、平均年収を上げるベストなキャリア選択です。
世界的に見るとGoかRubyの収入が高い
上記は2021年のstack over flowが発表したレポートです。
意外にもGoよりRubyの方が年収が高いですね。
このことから考えると、Rubyを学んで経験を積んでから、Goも並行して学ぶのが良いのではないでしょうか。
ちなみにPHPはRuby、Goの半額以下となっており、年収は壊滅的に低くなっています。
インフラの流行りはDockerとKubernetes
プログラミング言語だけでなく、流行りのインフラ技術も合わせたデータが上記です。
KubernetesとDockerが使えるエンジニアの年収はRubyエンジニアより高いことが分かります。
Kubernetesエンジニアは、年代によってGoよりも高くなっており、注目度の高さが伺えます。
Kubernetesは、大規模なシステムで使われることが多いため、資金力のある企業から多額の年収が出ていると考えられます。
DevOpsは注目の職種
KubernetesやDockerを扱うインフラエンジニアはDevOpsと呼ばれ、注目されている職種でもあります。
上記データを見ると、DevOpsエンジニアは、データエンジニアやプロダクトマネージャーよりも年収が高いことが分かります。
DevOpsは、プログラマーが開発環境を構築したり、デプロイを行うのを助ける仕事です。
デプロイやテストを自動化することで、プログラマーが開発に集中できるようになり、インフラ環境を直接触る人が少なくなるので、セキュリティを高めることもできます。
KubernetesとGoの相性は良い
そもそもKubernetesはGoで作られているので、Goとの相性が良いのですが、どちらの技術も**マイクロサービスで開発するのに向いています。
Goでマイクロサービスを作り、Kubernetesでマイクロサービスごとの環境を管理するのが、流行りのプロダクトアーキテクチャです。
こういったアーキテクチャを採用している会社で働くことができれば、高い給料がもらえるでしょう。
流行りでは無いけど初心者におすすめするプログラミング言語
初心者がいきなりKubernetesやGoを学ぶと必ず挫折するのでおすすめしません。
先述の通り、最初はPHPかRubyを学びましょう。
インフラに関しては、DockerとAWSが使えれば、初心者としては充分です。
徐々に自動デプロイやインフラのコード化などを経験して、Kubernetesへと進んでいきましょう。
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まとめ: 流行りに乗ることも大事!
流行り廃りに振り回されすぎると消耗してしまいますし、せっかく身につけた技術がすぐに使えなくなってしまいます。
ですが、もうGoなんかは今後もある程度は流行りが続くことは確実ですから、学ぶべきだと思います。
流行りに乗ることで、転職が楽になったり、少ない努力で高年収になることもあります。
IT業界の流行りは常にチェックしておいて、「これは続く!」と思ったら習得していきましょう。
それでは!