
2022年7月1日より、楽天モバイルが無料プランを廃止することになりました。
楽天モバイルは、毎月1GB以下であれば月額料金が無料で、楽天Linkアプリを使えば通話も無料でし放題というお得なプランでした。
ついに楽天モバイルが無料プランを廃止したことで、今までお得に使っていた人や、2台目として契約していた人が他社へ乗り換えている動きがあります。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1409345.html
https://www.gizmodo.jp/2022/05/iijmio-delay.html
楽天モバイルが値上げをする代わりに、楽天サービスのポイント割合を上げるなどの代替策を取っているので、楽天モバイルが高くなったとは一概には言えません。
そこで今回は、以下の4点について解説していきます。
- 楽天モバイルが値上げしても利用すべき人
- 楽天モバイルから乗り換えるべき人
- 楽天モバイルからの乗り換え先おすすめ
- 楽天モバイルから乗り換える際の注意点
乗り換えるべきかどうか、焦らずじっくり考えていきましょう。
目次
楽天モバイルが値上げしても利用すべき人
楽天モバイルは1GB以下でも毎月980円(税別)がかかるようになりました。
ただ、7月から11月までは毎月の1GB以下の人には、利用金額分(980円)が楽天ポイントとして還元されます。
楽天サービスを使っている人は、11月まで利用しても実質タダです。
通話メインで利用している人
通話メインで利用している人は、楽天モバイルが一番お得なのは代わりありません。
例えば、povoの場合、通話かけ放題に月額1650円がかかります。
楽天モバイルなら通話料はプランに含まれているので、今回の値上げ分である980円でかけ放題ができることになります。
5分以内かけ放題や、10以内かけ放題プランなら楽天よりも安いものがありますが、10分以上の電話を頻繁にかける人は、楽天から乗り換えない方が良いです。
毎月データを1GB以上利用している人
そもそも、毎月楽天モバイルで1GB以上使っている人は、今回の値上げに関係ないので、乗り換える必要はありません。
最初は1GB以下はタダだからといって契約したものの、なんだかんだで1GBを超えてしまっている人も結構いるのではないでしょうか。
僕も半分くらいは1GBを超えてしまうことがあるので、今回は乗り換えないことにしました。
楽天サービスを頻繁に使う人
今回、値上げする代わりにポイント還元率が最大で2倍プラスになります。
値上げした980円分を取り戻すためには、以下の条件が揃っている必要があります。
- 楽天のダイヤモンド会員である
- 楽天市場で毎月50000円以上買い物をする
この条件を満たすことができれば、毎月1000ポイントが還元されるので、今回の値上げ分を取り戻すことができます。
ただ、ポイント還元のために無理して50000円以上買い物をするのは本末転倒なので、毎月50000円使っている人のみお得になる条件です。
◯ 1GBを超える月がある人は条件が緩くなる
2ヶ月に1回は1GBを超えてしまう人は、月額に均すと、500円使っていることになります。
500ポイントを獲得するためには、25000円買い物をすれば良いので、条件は少しだけ緩くなります。
1GBを超えてしまった月がどれくらいあったかを確認してみて、ポイント還元で賄うためにはどれくらいの買い物をすれば良いのかを計算してみましょう。
楽天モバイルから乗り換えるべき人
楽天モバイルから乗り換えるべき人は、主に楽天モバイルの無料の恩恵だけを受けていた人になります。
サブ機としてタダで使っていた人
メインではドコモとかソフトバンクを使っていて、サブ機として楽天モバイルを使っていた人は、乗り換えもしくは解約を検討すべきかもしれません。
電話もせず、データも使わず、とりあえず無料だから契約しておいた人ですね。
電話番号を複数持てることで、Uber eatsの割引が2回使えたり、LINEのアカウントを複数持てたりとメリットもあったはずですが、無料じゃなくなるならもう使いみちは無いのではと思います。
楽天のサービスをほとんど使わない人
値上げに合わせて、楽天ポイント還元率をアップさせていますが、楽天サービスをほとんど使っていない人には縁がない話です。
そういう人にとっては、ただ値上げされるだけなので、乗り換えの検討をおすすめします。
楽天回線が入らない地域に住んでいる人
楽天回線があまり入らず、いつもパートナー回線を使っている人も乗り換えをおすすめします。
パートナー回線は月5GBまでしか使えず、それ以上使うためには、1GBあたり550円でデータを購入する必要がありました。
今回、この購入するデータも550円→660円に値上げされるので、パートナー回線を使っていた人はさらに負担が大きくなります。
楽天モバイルからの乗り換え先おすすめはこれ!
楽天モバイルから乗り換えたい!と決めた人におすすめの乗り換え先をご紹介します。
回線速度はほぼ無視して、料金ができるだけ安い回線業者を選定しました。
povo: 半年間は月額0円で使える
au回線を使っているpovoは、全くデータを使わないのであれば、月額0円で使うことができます。
使いたいデータを選んで、トッピングしていくプランになっています。
ただ、180日以上トッピングしていないと、利用停止になるので、180日経過する前に安いプランでいいのでトッピングする必要があります。
それでも、トッピングは500円くらいでできるので、半年間で500円の利用料金です。
電話もしないしデータ通信も使わないけど、電話番号を持って、複数アカウントを作ったり、Wifiを使って通信する人には、povoがおすすめです。
IIJmio: 2GB以下しか使わないなら楽天より安い
IIJmioは2GBで850円のプランがあります。
楽天モバイルで1GB以下しか使っていなかった人なら、値上げされた980円より安いIIJmioがおすすめです。
さらに、5月31日までのキャンペーンで、12ヶ月間プラス1GBされるので、3GBを850円で利用できることになります。
1年後には2GBの利用に戻ってしまいますので、そこは注意しましょう。
OCNモバイルONE: サブ機利用ならあり
OCNモバイルONEは、500MBしか使えませんが、月額500円で利用できて、さらに無料通話も10分付いてきます。
楽天モバイルをサブ機として、ほとんど使わずに契約していた人は、こちらがおすすめです。
楽天モバイルから乗り換える際の注意点
楽天モバイルから他社に乗り換える際の注意点を解説します。
事務手数料がかかる
各社、乗り換えの際に3300円の契約事務手数料と、SIMカード代が200円〜500円くらいかかります。
楽天モバイルで980円を3〜4ヶ月分利用したのと同じだけの代金を支払っていることになります。
また、各社タダではないので、乗り換えて100円安くなった(IIJmioはそうなります)だけでは、3000円の事務手数料分を取り戻すのに30ヶ月かかることになります。
30ヶ月の間にまた料金プランが変わることもありますから、何ヶ月でお得になるのかを計算しておきましょう。
乗り換え先もいつまで安いか分からない
今回は、楽天モバイルが値上げに踏み切りましたが、他社もいつ値上げするかわかりません。
povoが月額0円で、トッピングしているプランを始めていますが、ほとんどトッピングしないユーザが増えれば収益は上がらないのに負担だけが増えていくことになります。
そしたら、楽天モバイルと同様に値上げする可能性もあるのではないでしょうか、
楽天用端末は他社で使えない場合もある
Rakuten miniなどの楽天モバイル限定で発売されている端末は、他社で使えない場合があります。
数百円のSIM料金節約のために、数万円で端末を買い替えてしまっては損をしてしまいます。
端末を変える必要があるのかは、乗り換え前に要チェックです。
まとめ: わざわざ乗り換えなくてもいいんじゃ・・・
それぞれ楽天モバイルの使い方があるとは思いますが、ほとんどの楽天モバイルユーザは、乗り換える必要無しだと思います。
使い勝手は変わらないのに月額1000円分多く支払うことになるのは、嫌ですが、1000円にこだわっていろいろ調べたり、問い合わせたりして手間をかけるくらいなら、1000円稼いでしまったほうが良いのではないでしょうか。
これが1万円や10万円なら話は変わるかもしれませんが、1000円ならアルバイト1時間分です。
無理に乗り換えずに、目の前の仕事に打ち込めばいいんじゃないかな〜というのが、僕の結論です。
それでは!