サボることこそが現代の生存戦略

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「サボるな、努力しろ」

誰でも言われたことがありますよね。

勉強・部活・仕事。

何をするにも努力が一番で、サボることは悪とされている。

なぜサボってはいけないのか、僕は真剣に考えてみることにしました。

なぜサボってはいけないのか

わざわざ言語化しなくても、みなさん分かっているかもしれません。
そのくらい誰にでもわかることなのですが、あえて言語化してみます。

最終的にはサボることを肯定したいからです。

① 物事が前に進まないから

「料理を作って」

と言われて料理を作らずサボっていたらいつまでたっても料理ができず、誰もご飯を食べることができません。

「100 メートルを 11 秒で走る」

と目標を立てたのに、サボっていては足は早くなりません。

サボると目的を達成することができず、物事が終わらないから、サボってはいけないのである。

② リソースがもったいないから

勉強をさせるために、塾にお金を払う親。

足が早くなるように走り方を教える陸上部の顧問。

会社の売上や評価を伸ばすために仕事を教える上司。

あなたに対して「サボるな」と言ってくる人は、あなたに何かしらのリソースを注ぎ込んでいるわけです。

せっかくリソースを注ぎ込んでるのに、成果を出さないと無駄になってしまうから、彼らはあなたに「サボるな」と言うわけです。

逆に、あなたに対して何もリソースを注ぎ込んでいない人、例えば、「インフルエンサーや友達、道であった人」はあなたが何をしていても「サボるな」とは言いません。

実際あなたがコンビニに車を停めて寝ている営業マンを見ても「サボるんじゃないよ」とは思いませんよね。
むしろ、「いいな〜サボることができて」みたいな羨ましい気持ちになるのではないでしょうか。

③ 社会の常識だから

サボることが本質的に悪かどうかは別として、サボるという行為=悪だと決めつけている人もいるはずです。

例えば、あなたが服を買いに行って、店員さんがレジの前で座って Youtube を見ながら爆笑していたらどう思うでしょうか?

「なんだあいつはサボりやがって、ツイッターで批判してやろ」

と思う人もいるでしょう。

おそらくほとんどの日本人はこのような行為を「サボり」だとみなして、批判するはずです。
僕も同じような感情を抱きます。

しかし、実は僕、「店員さんがレジの前で座って Youtube を見ながら爆笑していた」現場に遭遇したのに批判するどころか、「さすがだな〜」と思ってこの行為を容認してしまったことがあるのです。

なぜなら、その行為が行われていたのは、タイの空港の売店だったからです。

東南アジアに行くと、店番をしてる人のほとんどが座ってスマホをいじっています。
もはや座ることやスマホをいじることは「サボっている」とはみなされなくなっているのです。

日本の文化が、サボるという行為を勝手に定義して、悪だと決めつけているだけで、本当にその行為がサボりであり、悪であるとは限らない場合もあるのです。

サボったほうが良いシーン

サボってはいけない理由について解説しました。

これらの理由さえ回避することができれば、サボってもいいということになります。
そもそもサボるとみなされないかもしれません。

サボってはいけない理由を回避できるシーンについて考えてみることにします。

① 大学の授業

大学の授業はすでにサボっている人もいるかもしれません。
そういう人は、堂々と肯定化してください。

大学の授業の目的は、単位を取ることです。

単位さえ取れればあとは授業に出る必要はありません。

授業に出る意義は、学問を習得することと定義する人もいるかもしれませんが、日本の社会では大学で学んだことが活きてくる場面はほとんどないですし、好きな分野があるなら大学の教授からではなく、書籍やオンラインで十分に学べるはずです。

好きなことならやってもいいですが、授業に出なければいけないという義務感ではなく、好きなことを学びたいという趣味の領域で考えるべきです。

② 親戚の集まり

お盆休みや年末休みには親戚の集まりに顔を出す、という人もいるでしょう。

僕も親から年末に帰ってこいと言われています。(帰りませんが。)

この場面でリソースを使っているのは、実家に帰る僕らです。
ということは、親戚の集まりをサボったからといって、損をする人はいないわけです。

これも必ず実家に帰ってはいけないというわけではありません。
親の顔、甥っ子の成長を見たいなら帰ってもいいですが、帰ることを義務としてはいけないという意味です。

もし、気を遣うし、帰るの面倒だなーと思っているのなら、サボっちゃいましょう。

③ 会社員やアルバイト

会社員はサボっちゃダメでしょ。
と思っているなら、改めて考えてみましょう。

「なぜ会社員はサボってはいけないのか。」

という問いに対して、ほぼ100%の人が、

「お金をもらっているから」

と答えるでしょう。

こうなると、働かずにお金をもらうのは悪なのかという資本主義的な議論になりそうなので、簡潔に意見を申し上げますと、

会社員は働いた成果に応じてお金をもらっているわけではない

ということになります。

働いたかどうかではなく、どのくらいの時間を会社のために使っているかによってお金がもらえているのです。

ということは、仕事をしなくても、オフィスにいるだけで、もしくは営業者の中にいるだけで、社用スマホに連絡がつく状態であるだけで、お金はもらえるのです。

会社員=サボれない

と勝手に思い込んでいるだけではないでしょうか。
この意見が万人に受け入れられるとは思っていません。

しかし、各々が会社員って何のために働くんだっけ?ということを考える必要はあると思います。

会社員はサボっても良いという意見への反論と回答

今回一番言いたかったのは、「会社員はサボってもいいよ」ということなんです。

さすがに正当化しすぎかなという自覚はあるので、いくつかの反論を用意して、それに対する回答という形で議論を進めていきます。

サボったらクビになってしまう

サボったらクビになるというのは、想定していますが、クビになるリスクを取ってでもサボったほうが得だという考えです。

まず、日本の会社員はクビになりません。
社内規定を読むと、たいていは「勤務態度が良くないと懲戒解雇にする」みたいなことが書かれています。

ただ、日本の労働法では、以下のような記述があります。

使用者からの申し出による一方的な労働契約の終了を解雇といいますが、解雇は、使用者がいつでも自由に行えるというものではなく、解雇が客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当と認められない場合は、労働者をやめさせることはできません(労働契約法第 16 条)。解雇するには、社会の常識に照らして納得できる理由が必要です。
引用:労働契約の終了に関するルール

「サボっていたら解雇される理由になるじゃないか!」
もちろんなります。

ただ、サボっていたことを証明するのは難しいですし、労働法の文面も曖昧ですよね?

「社会常識に照らして納得できる理由」

社会常識とは何か、誰が納得できればいいのか。
この壁を完璧に乗り越えることができれば、解雇することができます。

先ほど書いたように、東南アジアでは仕事中にスマホをいじることがサボりだとみなされていません。
ということは、社会常識というのがグローバル目線なら、サボるの定義はさらに曖昧になるわけです。

ここで「日本ではだめなんだよ!」 みたいなことを言ってしまうと、グローバル目線で考えることのできない会社とみなされてしまいますし、企業理念に「グローバル」という文字が入っていることを指摘されたら、それこそ企業側に反論の余地がありません。

誰が納得するかにおいては、一般的には企業と従業員の両者となるでしょう。
しかし、僕ら従業員が納得した姿勢を示さなければいつまでたっても議論は終わりません。

だったら窓際に追いやったり、早期退職を募ったりして、自ら辞めてもらうように仕向けたほうがいいというわけです。

サボると成長しない

これは、大きな勘違いです。

サボってる時間に漫画を読むのではなく、自分のための勉強やビジネスをするんですよ。

サボる=漫画やゲーム

という考えは捨てるべきです。

自分が成長するためには「会社の業務<サボって勉強」ならサボるし、「会社の業務>サボって勉強」なら仕事をするまでです。

成長するための道のりを最短距離にしているだけなので、当然スキルは身につきますし、最悪クビになったとしても転職先は簡単に見つかります。

会社員はサボることをおすすめしていますが、サボっている時間にも自分を磨くべきだと思っています。

「意識高い系さぼリーマン」

を目指しましょう。

人間関係が悪くなる

サボっていることが薄々バレてくると、人間関係が悪くなることもあるでしょう。

そうなったら、フリーランスに転身しましょう。

フリーランスなら短期間で職場を移動できますし、人間関係はもとから希薄なので、気を遣うこともありません。

会社員にとってフリーランスは他人なので、コンビニでサボっている営業マンを見かけたときのように、「いいな〜」と羨ましがられるかもしれませんね。

1つ注意しなければいけないのが、フリーランスは解雇規制がないということです。
仕事で成果を出さないとすぐに契約を切られてしまうので、会社員のようにはサボれないでしょう。

人間関係が悪くならないように、適度に仕事して、適度にサボるのがいいのかもしれませんね。

まとめ

巷では、「時間の使い方」とか「仕事術」みたいな本が溢れかえっていますが、サボってしまえば時間は生まれますし、仕事を頑張るよりスキルを伸ばしたり、副業をするほうが成果につながることもあります。

「仕事はサボって副業しろ」というインフルエンサーもいますが、きちんと言語化されていなかったので、僕が記事にしてみました。

「サボりの技術」みたいなタイトルで本でも出せればいいですね。笑