SF名作映画5選〜洋画編〜

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SFはサイエンスフィクションの略であり、その名の通り、科学的にありえないような世界観を演出するものである。
有名な設定としては、宇宙やエイリアン、スーパーマンといった人間にはありえないもの(人)たちが出てくることだ。
しかし、おばけやゾンビのようなありえないけれど科学的な進化を元に作られたものではないものについては、SFとは認識せず、ホラーやスリラーという表現をすることが多い。
名作映画ということだから、SFかどうか怪しいものではなく、明らかにSFとして認知されていて、かつ有名で面白い作品を紹介する。

オデッセイ

あらすじ

宇宙飛行士のワトニーは火星探査へと向かう。
火星での調査中に事故に見舞われ、他のクルー達はワトニーは死亡したと判断して地球に帰ろうと出発してしまう。
残されたワトニーは最低限の物資と知識を生かして、じゃがいもの栽培に成功する。
NASAではワトニーが生きていることに気づき、連絡を取ることも成功する。
NASAの長官はこのままクルー達を地球に返してワトニーを見捨てる判断をしたが、それがクルー達に漏れてしまう。
宇宙船に乗っているクルー達は火星へと引き返し、ワトニーを救出する。

感想

この物語はもちろんフィクションなのだが、宇宙人やレーザー光線は出てこない。
宇宙については詳しくないが、かなーりリアルである。
じゃがいもしか食べ物がないことや、通信手段も現実にありそうなものである。
唯一フィクション要素が強かったのは、地球に戻っていたクルー達が火星に戻る決断をしたことだ。
宇宙船の燃料があったのか、クルー達は助けられる可能性を本当に感じていたのかが現実的に考えるとありえないとかんじてしまう。
ただ、その絶妙なフィクション感こそが、オデッセイの魅力であり、人々に刺激を与える部分であるとも感じる。

第9地区

あらすじ

ある日上空に巨大な宇宙船がやってくる。
その宇宙船を調査すると、エビのようなエイリアンが発見されるのである。
彼ら(それら)を地上の限定された区域で管理することにする。その区域が第9地区と呼ばれる。
彼らを管理していたMNUとエイリアンたちは文化の違いなどから度々争っていたが、ある日MNUのヴィカスがエイリアンの体液を浴びる。
その後彼はエイリアンの体になっていくのである。
MNUはこの事態を世間には隠し、人体実験を始めることになる。
ヴィカスは第9地区に逃げ込むが、MNUの部隊に捕らえられてしまう。
最終的にヴィカスは第10地区でエイリアンとして生きていくのであった。

感想

この映画のCMを観た時は衝撃的であった。
エイリアンがリアルだったからだ(観たことはないが)
エイリアンが何かしらの言葉を発しながら人間と共存している。しかし文化の違いから上手く折り合いがつかない。
これはかなり現実的だなと思った。
エイリアンといえども知らない星にやってきていきなり無差別に攻撃し始めたり、征服するとは限らない。
慎重に地球人と仲良くしようとするかもしれない。
実際にエイリアンが地球に降りてきたらエイリアンはどんな行動を取り、そして人間はどう対処するのかが非常にリアルに描かれている。
とはいえ、人間の歴史や文化を知らないエイリアンと生活したら絶対にうまくいかないだろうというところまで描いている。
これもありえないSFなのだが、どこか現実味を帯びているという点が面白いポイントなのだと思う。

12モンキーズ

あらすじ

ブルースウィルス演じるジェームズは99%の人類が死滅した世の中で、地下室に閉じ込められて生きていた。
彼はウイルスが広まった事の発端である「12モンキーズ」という集団からウイルスを取り上げるべく、過去に送り込まれる。
未来から来たと言い張るジェームズは精神病院に入れられ、そこで患者仲間のジェフリーと医者のキャサリンと出会う。
キャサリンはジェームズの言うことを信用していなかったが、ジェームズが過去と未来を行ったり来たりしているうちに、ようやく信用し、ジェームズの手助けをする。
ジェフリーは12モンキーズのリーダーであるという疑惑が生じ、ジェームズとキャサリンは彼の行方を追いかける。
明確なネタバレを避けるべき作品だから、曖昧にする。
ジェームズはウイルスの発端にまでたどり着くが、子供の頃に見た光景をその時に気づくことになる。
最終的にウイルスの散布を阻止することができたのかどうかは、わからない。

感想

これは見終わった時に問題作だと思った。
ブルースウィルスにブラッドピット、そしてマデリーンストゥという豪華俳優陣を用意しながらも、内容は非常に難解で万人に受け入れられるような作品ではない。
あらすじではネタバレを濁したが、ネタバレができなかった理由は単に教えるとつまらないからではない。
この物語に対する解釈が1つに定まらないため、あらすじの段階で私の個人的な見解を入れるわけにはいかなかったからだ。
12モンキーズを見終わった後にわからなさすぎてGoogle検索をしてやっと自分なりの解釈ができたものである。

バックトゥーザフューチャー

あらすじ

パート3まであるが、ここではパート1だけの紹介とする。
高校生のマーティと友達のドク(彼はかなりのおじいさんだが友達である)のタイムマシンの実験を手伝うことになる。
マーティーは30年前にタイムスリップすることに成功するのだが、燃料不足で戻れなくなってしまう。
30年前のドクに会い、雷が落ちる日にその雷の下に行き、その電力を使って現在に戻ろうと計画を立てる。
何とか未来に戻ることができたマーフィーだったが、再びドクが現れ、未来で問題が助けてほしいと言われ再度タイムマシンに乗って空を飛ぶところで終わる。

感想

タイムスリップ系の物語としてはバックトゥザフューチャーを上回るものはないだろう。
それだけ過去と未来の裏付けを綿密に行なっている映画だと思う。
パート1だけの紹介ではあるが、パート2、3もクオリティは落ちることなく楽しむことができる。
パート2では未来に行く話であるが、実際には今の2019年より前の話である。
当時描かれた未来が現実のものになっていることもあり、未来を予知したと話題になった。

ロボコップ

あらすじ

警察が民営化された世界で、警察会社のオムニ社は警官の代わりになるロボットを開発していた。
マーフィーという警官がある犯罪の事件に関わった結果、彼は殺されてしまう。
オムニ社はその死体を使ってロボットを開発するのである。それがロボコップである。
ロボット警官として活躍していたロボコップであるが、断片的にマーフィーの記憶が蘇る。
そんな中、同僚のルイスからマーフィーではないかと質問され、ロボコップは自分が誰かわからなくなる。
オムニ社のデータベースから自分はマーフィーであり、殺されていることを知る。
そして、自分を殺した組織のボスであるジョーンズを逮捕するべく、再度事件に乗り込むのである。

感想

低予算で作られた大ヒット作なのだが、そのアクションシーンはかなり残虐である。
ロボコップは見た目はかっこいいが、マスクを取ると殺されたマーフィーの顔が半分くっ付いたものになっている。
ロボットは死なないし、銃で撃たれても壊れないから犯罪組織を捕まえるには適していたのだが、やはりそう簡単に平和は訪れない。
マーフィーが徐々に記憶を取り戻すという設定は奇妙さを感じた。
なぜならマーフィーはすでに死んでいるし、死体に記憶が残っているのかと疑問に思ったからだ。
SFアクションというジャンルではあるが、自分を取り戻そうと必死になるロボコップが戦う姿はかっこよくもあり、儚くもある。