高配当ETF投資はやっぱり辞めました。

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大変申し訳ないです。今月から高配当 ETF 投資を始めると言ったにもかかわらず、やっぱり辞めることにしました。
 高配当 ETF ではなく、インデックス ETF に投資をすることにしました。投資の目的や、効率的なポートフォリオを考えると、やっぱりインデックス ETF に投資をした方がリターンが大きいと思ったからです。
 僕が、高配当 ETF を辞めて、インデックス ETF を買うことに決めた理由について解説します。

高配当 ETF を辞めた理由

僕が高配当 ETF を辞めた理由は以下です。

  • 成長率が低い
  • 税金がかかる
  • 手数料がかかる

成長率が低い

高配当 ETF はインデックス ETF に比べると、成長率が低いです。配当金をプラスしてもインデックス ETF には及びません。僕の投資目的は、生活費の 25 倍の投資資金を集めることなので、成長率が何よりも大切です。

高配当 ETF は、一般的に成長率が低い老舗企業が多く、若手の成長企業は配当金を出しません。なので、成長率が低くなるのは仕方がないことなのです。この成長率の低さを配当金で補うわけですが、それでも若手企業の成長率には届かないのです。

税金がかかる

配当金には税金がかかります。米国 ETF の配当にたいしては、米国の 10%と日本の 20%が二重で課されます。インデックス ETF なら配当金はほとんど出ないので、税額も少なくて済みます。日本の投資信託で再投資をすれば、税額はゼロです。

もちろん売却益に対して税金がかかるので、利益に対する税額は同じなのですが、今払う税金と 30 年後に払う税金では複利のかかり方が違います。今は税金を払わずに再投資して複利の効果を使い、30 年後にまとまった税金を払うほうが手残りが多くなるのです。

手数料がかかる

高配当 ETF の方が手数料が高くなります。例えば、バンガード社の高配当 ETF である VYM の経費は 0.06%です。これに対し、バンガード社のインデックス ETF である VTI の経費は 0.03%です。どちらもかなり低い水準なのですが、2 倍の差があると考えると大きいですよね。

日本の投資信託は 0.1%くらいはかかりますし、アクティブファンドや、証券会社からの購入になると、1%を超えてきます。VYM の経費も安いので、気にならない人もいると思いますが、僕はできるだけ低くしたかったのです。

さらに、SBI 証券では、特定の米国 ETF の売買手数料がタダになりました。

対象商品を見ると、全てインデックス ETF です。高配当 ETF はありません。
 通常、米国 ETF の売買手数料は 0.495%かかります。VTI や VYM の経費が 0.03%、0.06%でしたからこの数字がいかに高いかがわかるでしょう。2020 年から 0.495%の売買手数料を節約できるようになったので、この制度に乗っかるしかありません。もしこの制度がなかったら高配当 ETF を選んでいたかもしれないと思うほど大きな数字です。

インデックス ETF を買うときの注意点

上記の「高配当 ETF を辞めた理由」によって、インデックス ETF を買うことに決めました。しかし、元々高配当 ETF を選んでいたのには理由がありましたし、インデックス ETF には弱点もあります。

いつ取り崩すかを決めておかないといけない

インデックス投資は配当金がほとんどありませんから、豊かに生活するためには、どこかの段階で ETF を売却しないといけません。どの段階で取り崩すべきなのかは、その人次第となります。

4%ルールに従うと、生活費の 25 倍の投資金額があれば、理論上は、取り崩しながら生きていくことができます。1 億円の投資金額があれば、毎年 400 万円(税引き前)分を取り崩しても、1 億円の投資金額は守られます。
 僕の場合は、4%ルールに従うとして、とりあえず 1500 万円を達成したら取り崩してもいいかなと思っています。1500 万円の 4%は 60 万円です。これだけじゃとても生活はできませんが、月 5 万円の不労所得が入ってくるので、セミリタイアはできそうだからです。

1500 万円で取り崩すのか、1 億円貯まるまで待つのかを決めておかないと、いつまでも投資しているだけで豊かになることができません。
 配当金投資なら、配当金を生活費に回し、投資商品は売却する必要がありませんから、考えるべきは再投資するかどうかだけです。インデックス投資は出口戦略が非常に難しくなります。

精神力が必要とされる

配当金投資は、一定期間に一度、配当金が支給されます。口座にお金が増えるので投資をしていてお金が増える実感が湧きやすくなるメリットがあります。
 一方、インデックス投資は、配当金が出ないので、ずっとお金を吸い取られているだけです。その中で暴落が起きてしまったら今までの投資が無駄になったと感じてしまうかもしれません。

長期的に 1 円の見返りもなく投資を続けていくのは、精神的にきついです。精神的リスクを負うからこそ、大きなリターンが得られるのかもしれませんが、キャッシュが戻ってこないことに耐えられるかどうか、覚悟を決めないといけません。

途中でストップしてしまうリスクが高まる

仕事をクビになったりして、お金が稼げなくなり、インデックス投資を続けられなくなる可能性があります。インデックス投資は長期間投資して初めて効果が出るものなので、途中で投資をストップしてしまうのはリスクが高くなります。

配当金投資は、お金が入るので、お金が稼げなくなっても配当金を使って生き延びることができるかもしれません。インデックス投資に比べると、投資金が用意できなくなる可能性は低くなります。

長期的に投資金額を用意できるように、副業を始めるとか、クビにならないように大企業に勤めたり、スキルを磨く必要があるでしょう。

まとめ

投資において大事なのは、戦略を守ることです。株価の増減によって心が揺れることがありますが、それでも売らずに投資を続ける精神力が重要です。

投資をする覚悟があるならインデックス投資をおすすめしますし、途中で頓挫する可能性があるなら高配当投資をおすすめします。
 最近だと、「高配当 ETF を辞めた理由」にも書いたように、インデックス ETF の手数料が非常に低くなっています。さらに、インデックス ETF も少ないけど配当金がもらえます。
 手数料は市場の動向にかかわらずかかってしまう無駄なお金ですから、できるだけ低く設定した方がいいと思っています。

米国 ETF に投資する際に、一番手数料を低く抑える方法は、

  • 売買手数料が無料になる 9 つの商品を選び、
  • その中でも経費が最も安い商品を選び、
  • 外貨で ETF を購入すること

です。手数料を低く抑える方法については、別の記事でもっと詳しく解説しますが、手数料を低く抑えることで、リターンは大きくなります。

高配当投資を考えている人は、配当金以外の指標にも注目してみるといいでしょう。