僕は新卒で大手Sierに入社し、その後自社開発をしているWeb系ベンチャー企業に転職しました。
転職活動当時は、転職サイトや転職エージェントを活用し、ITベンチャーを中心に50社以上との面談をし、今の会社を選びました。
今回は、ベンチャー転職を目指すエンジニアに向けて、おすすめの転職サイトと転職エージェントを紹介します。
本記事は以下のような人に向けて書いています。
- 大企業からITベンチャーに転職したい人
- 下請けでプログラマーをしているけどキャリアアップしたい人
- 転職が初めてで、ベンチャー企業への転職方法が分からない人
上記に当てはまる人は、ぜひ最後まで読んでみてください!
エンジニアのベンチャー向け転職サイトと転職エージェントの特徴
エンジニアのベンチャー向けの転職サイトと転職エージェントには以下のような特徴があります。
- 経歴よりスキル重視
- 年収より成長性重視
- 多様な働き方から選べる
1つずつ説明します。
経歴よりスキル重視
ベンチャー転職では、経歴よリスキルが重視されます。
情報系の学部出身とか、実務経験が10年あることよりも、PHPでサイトが作れるとかプログラミングコンテストで入賞したことがあるという経験の方が有利になります。
「スキルを身に付けたい」「裁量のある仕事がしたい」「会社の成長に関わりたい」と思う人がベンチャー転職に向いている人です。
年収より成長性重視
高年収を目指すのであれば、大企業を目指したほうが良いかもしれません。
ベンチャー転職は、文系学部出身でもIT未経験でも、スキルさえあれば採用される可能性があるということでもあります。
高い年収を提示する資金力が無い企業が多いので、経歴を積み上げた40代の人よりも、これから成長する20代の方が採用されやすいのが現実です。
しかし、スキルを持っていて、CTOを任せられるような人であれば高い年収で採用してくれる企業もあります。
多様な働き方から選べる
ベンチャー企業では、「リモートワーク」や「私服OK」、「イヤホンOK」など様々な働き方から選ぶことができます。
僕の場合、「私服OK」は絶対条件にしていました。
「リモートワーク」に絞ってしまうと企業数がかなり少なくなってしまいますが、地方に住んでいて、通える範囲に仕事が無いという人にはおすすめです。
エンジニアのベンチャー転職におすすめの転職エージェント
おすすめの転職エージェントを紹介します。
いろんな人の意見を聞くために、複数のエージェントに登録することをおすすめしますが、登録しすぎても対応に忙しくなるので、2〜3社くらいがおすすめです。
レバテックキャリア
- 希望条件が定まっていない人
- 多くの案件からじっくり探したい人
レバテックキャリアは、大手人材会社「レバレジーズ」が運営するサービスです。
エージェントがIT業界出身だったり、業界知識が豊富な人が多いので、こちらの条件を正しく聞き入れてくれます。
取り扱っている案件数も多く、厳し目の希望条件を言っても、5社以上のおすすめを提示してくれました。
ギークリー
- ゲーム業界に転職したい人
- すぐに転職を決めたい人
ギークリーはゲーム業界の求人が多いです。全体の16%がゲーム業界になっています。
エージェントの対応が早くて、希望条件を言うと、すぐに仕事を探してくれますし、面接に進みたいと言うと、すぐにアポを取ってくれます。
プロコミット
- ベンチャーでも高年収でありたい
プロコミットは、ベンチャー企業の中でもスタートアップを抜け出した中規模ベンチャーを多く取り扱っています。
エンジニアのベンチャー転職におすすめの転職サイト
おすすめの転職サイトを紹介します。
転職サイトを選ぶ際は、希望条件に合う企業数が多いことが重要です。より多くの企業を見て、情報を比較することで、希望条件を絞り込んでいきます。
GREEN
- 条件を比較しながら決めたい
- 面接に自信がない
僕がベンチャー転職をしたのは、GREEN経由でした。30社ほどGREEN経由で面談をしました。
GREENに登録をすると、毎日のようにスカウトが来るので、相手にされなくて困るということはありません。
カジュアル面談から始めることができるので、面接練習も兼ねて多くの企業をコンタクトを取ることをおすすめします。
リクナビNEXT
- 東京以外で仕事を探したい
- 年収相場を知りたい
リクナビNEXTは幅広い規模・業種の企業がありますが、ベンチャー企業も十分な数あります。
東京以外を勤務地とする企業もあるので、地方に住んでいる人におすすめのサイトです。
エンジニアのベンチャー転職に必須のサイト
以下の3つはエンジニアがベンチャー転職をする際に見ておくべきサービスです。
- Qiita
- Tech crunch
- Wantedly
1つずつ見ていきましょう。
Qiita
Qiitaは「技術ブログ」であり、多くのエンジニアが日々の学びや仕事で得た知見を投稿しています。
Qiitaを見ることで、技術トレンドを理解することができますし、「未経験から転職するまでの道のり」のような記事もあります。
Qiita jobsという転職サイトもありますので、Qiitaに自分の学びを投稿して転職に繋げることもできます。
Tech crunch
Tech crunchは海外のスタートアップメディアです。新しいサービスやイノベーションの情報を入手し、最先端の技術や将来使われる技術を知ることができます。
日本版の「Tech crunch Japan」もあります。日本にどんなスタートアップ・ベンチャー企業があるのかを知り、興味があれば転職サイトで検索してみるという使い方もできますね。
Wantedly
Wantedlyは「転職SNS」と呼ばれるサービスで、海外だと「LinkedIn」というサービスが転職SNSです。
基本は転職サイトと同じように企業を検索して情報収集をするのですが、特徴としては、「年収が一切書かれていないこと」と「話を聞きに行く」というアクションを起こせることです。
いきなり面接という形ではなく、話を聞きに行ってから、興味があれば選考に進むという流れを推奨しています。
登録している企業のほとんどがベンチャー企業ですが、僕は過去に「楽天」「ソフトバンク」「チームラボ」からスカウトメッセージをいただいたことがあり、大手Web企業も結構使っているみたいです。
エンジニアのベンチャー転職は数をこなすこと
ベンチャー企業は大手企業に比べると情報が少なく、企業ごとの文化が違います。
実際に足を運ばないと分からないことが多いので、とにかく面談の数をこなすことが大事です。
僕は50社ほど面談や面接に行き、自分の性格に合う企業、スキル的にやっていけそうな企業を探しました。
ベンチャー向けの転職サイトを使うと、社長と直接面談できる機会も多く、経営に関する考え方を聞いたり、最新のIT業界情報を入手することができます。
転職サイトで面談をたくさん申し込んで、多様な企業文化に触れてみましょう。