アメリカとカナダのビザについて整理してみた

海外で働くことを考えたときに、プログラマーならやっぱりアメリカで働きたいと思うでしょう。しかし、トランプ政権になり、アメリカファーストが掲げられた今、外国人がアメリカのビザを取得することが非常に難しくなっています。

そこで、苦肉の策として、カナダで働くという選択肢も生まれます。バンクーバーならシアトルから3時間くらいで行けますし、アメリカのビザが取りにくくなっていることから、Amazonなんかは2つ目のオフィスをバンクーバーに作っています(本社はシアトル)。

アメリカとカナダのビザ、どちらを取りたいのかによって、今から何をするべきかが変わってきますし、永住権を目指すかどうか、結婚はするのか、あらゆる状況によってビザの取得方法や難易度が変わってきます。なので、ちょっと整理してみます。

アメリカのビザ

アメリカにオフィスを構える日本の企業なら、駐在ビザが出ますが、今回はH-1Bビザというスキルが必要な職業に就く場合に取得するビザについて考えてみます。

H-1Bビザ取得に必要なのは、学歴と実務経験のみです。実務経験3年につき、学歴1年で、合計4年分の学歴が必要になります。CSの大学を卒業するか、12年働くなど、文系卒の人でもチャレンジできるのが特徴ですかね。しかし、基本的に学歴がある人が優先されると言われているので、文系大学を卒業して、プログラマーになりたい人は、働きながら大学院に行って修士の学位を取るのが良いのではないでしょうか。2年の修士+6年の実務経験で条件クリアです。

H-1Bビザでアメリカに行くのに適している人は、独身かつ英語ができない人です。H-1Bビザは配偶者にもビザを出すことができるのですが、働くことはできないのです(今は議論中)。そして、スポンサーとなってくれる企業さえ見つかれば、英語力は必要ありません。まあ就職活動をするので最低限は必要ですが、TOEFLとかIELTSみたいなテスト勉強をする必要はないわけですね。

大学院に通ったり実務経験を積んでいきながら勉強すれば、日常英会話くらいはできるようになるはずなので、英語が苦手という人はあえて、アメリカ行きを目指すのもありでしょう。

カナダのビザ

カナダで就労ビザを取るには、企業にビザを出してもらわないといけません。学歴とか実務経験は関係なく、企業がわざわざビザを出してまで雇いたいかどうかにかかってきます。

また、カナダのカレッジとか大学を出ていれば、8ヶ月〜3年ほどワークパーミットビザという自由に働けるビザが出ます。カナダにはワーホリビザもあるので、就労ビザが取れなくても短期的に働くならそこまで難しくありませんね。

さらに、配偶者も自由に働けるので、結婚している人でも簡単にカナダに行くことができます。

カナダに行くのに適している人は、技術力か英語力があり、結婚している人ですね。技術力があれば就労ビザをもらうことができますし、英語力があればカレッジに入ることができる。また、結婚していてもビザには困らないからですね。

僕の場合

では、僕個人の場合を整理してみます。似たような境遇の人は参考にしてみてください。

  • 数年以内の結婚を考えている(彼女にスキルはない)
  • 海外の大学に通うお金はない
  • 日本の大学院ならギリギリ行ける
  • 英語力は頑張ればできるようになる(今はできない)
  • スキルアップを目指している(今はそこまでスキルはない)
  • 2年学校に通ってもワーホリが使える
  • 長期滞在を考えている

さて、どの国に、どのビザで行くのがベストでしょうか。

まず、結婚を考えていて、彼女にスキルがないのであれば、アメリカで彼女が働くことは不可能でしょう。H-1Bビザのうちは我慢してもらい、永住権が取れたら働いてもらうということになります。これは、僕個人の収入が高くないといけません。シリコンバレーなら収入が高いかもしれませんが、解雇されるかもしれないし、物価も高いので、1人で養っていけるかどうかは不安です。しかも彼女が働かずに何をすればいいのか、子供でもいない限り、やりがいがなくなりそうです。。

海外の大学には通えないが、日本の大学院なら可能であれば、日本で学歴を作るという選択肢が生まれます。海外で学ぶことはできないので、カナダのワークパーミットビザの可能性が消滅します。

ワーホリが使える年齢であるので、カナダにワーホリで行き、就労ビザを出してもらうことができます。ワーホリは1年だけなので、就労ビザを出してもらうのは難しいのですが、英語力とスキルアップを目指しているということで、カナダ企業に認められるだけのスキルをつけることで可能です。

最後に、長期滞在がしたいのであれば、カナダの永住権です。永住権については触れていなかったのですが、カナダでフルタイムで1年以上働いていれば割と永住権が申請できるらしいので、ワーキングホリデーを丸1年仕事に使うことができれば、永住権が申請できます。ただ、1日でも仕事開始が遅れると条件を満たさないので、現実的では有りません。就労ビザを出してもらいましょう。

まとめると、

  • 日本の大学院で学歴を作りながら、英語とプログラミングの勉強をする
  • カナダにワーホリで行く
  • 就職活動をして、就労ビザを出してもらう
  • 1年以上働き、永住権を申請する
  • 永住権取得後、自由に働く

これが、今僕の状況の中で一番効率よく、現実的な海外移住への道でしょう。

シリコンバレーにどうしても行きたいと思ったとしたら、カナダの永住権を取った後にH-1Bビザの申請を出すこともできます。そのために日本で修士の学位を取得しておくことは重要なんです。

僕の収入レベルが上がり、日本での副業収入もあり、子供ができたら、パートナーは働かずに子育てに従事することになるので、働けないビザでも問題ないかもしれません。数年後にはパートナーにもスキルが身についていて、就労ビザが降りる可能性もありますからね。

全体のまとめ

ビザの条件というのは毎年のように変わっています、特にアメリカは移民を制限する方向に動いており、カナダは逆に受け入れる方向に動いています。なので、今はカナダを目指す方が簡単というわけです。

いずれトランプ政権が終わったら、移民を歓迎する大統領になるかもしれません。そしたら、アメリカのビザを申請すればいいわけです。

まあバンクーバーからアメリカは近いので、東京から沖縄に旅行する感覚で行けるんだとしたら、カナダに住みつつ、たまにアメリカに遊びに行く感じでもいいような気がしますね。

というわけで、今は大学院でコンピュータサイエンスの勉強をして、英語とプログラミングの学習もやるという勉強漬けの日々を過ごすのがベストな選択といえそうです。