フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由11個とその反論

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こんにちは。ケンジです。

今回は、フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由と実際のところやめておくべきなのかについて解説します。

結論から言うと、フリーランスエンジニアになりたいならなってみたほうがいいです。

「やめとけ」派の人が言うようなデメリットもありますが、もちろんメリットもありますから。

一度フリーランスエンジニアになってみて、デメリットとメリットのバランスを感じてみてから、会社員に戻るとか、フリーランスを続けるという選択をすれば良いのではないでしょうか。

それでは、今回は以下の2点について解説していきます。

  • フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由
  • フリーランスエンジニアはやめとけという意見は気にしなくていい

始めます。

目次

フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由11個に対する反論

まずは、フリーランスエンジニアやめとけ派の人の意見も聞かなければいけません。

彼ら、彼女らの意見は確かに正しいからです。

フリーランスエンジニアには、会社員にはデメリットがあります。

ただ、そのデメリットを解決したり、メリットのしてしまう方法もあるので、全て悪いというわけではありません。

①スキルが伸びない

フリーランスは自分が持っているスキルで即戦力の仕事をするため、新しいスキルを身につけることが難しいと言われます。

確かに、会社員の場合は、これから育成するからといって、熱意とか別の実績を評価することもありますね。

しかし、フリーランスエンジニアは常に仕事がなくなるという危機感を持っているため、より必死に勉強します。

なので、フリーランスエンジニアになる方が、スキルが伸びる人が大半です。

◯ 育成採用は日本だけ

将来の成長性にかけて採用されないと成長できないのであれば、即戦力を求めるアメリカ社会ではみんなのスキルが伸びない環境ということになります。

シリコンバレーの成長性を見ていたらそんなことはないのがわかりますよね。

即戦力であっても、仕事がなくなる不安とかから、常に新しいスキルを学んでいくものです。

また、世界的にエンジニアが不足していることから、違う分野の仕事も並行して任されることはよくあります。

僕も、PHPのエンジニアとして入った現場で、DockerやReactをやっていました。

DockerとReactは比較的モダンな技術なので、実践できてよかったと思っています。

②自分で営業しなければならない

フリーランスエンジニアが自分で営業する時代は終わりました。

ほとんどのフリーランスエンジニアは、エージェント経由で仕事を取っているので、全く営業はしません。

一部、会社員時代のコネがあって、エージェントを経由せずに仕事を受けている人がいるだけです。

エンジニアは営業力がほとんどありませんから、営業は他の誰かに任せましょう。

また、ブログやSNS経由で仕事が決まることもあります。

ブログやSNSが営業代行となってくれるわけですね。

◯ 自分で営業すればマージンを取られない

エージェント経由で仕事をもらうと、エージェントにマージンを支払わないといけません。

そのマージンをケチる人は、自分で営業しましょう。

営業方法は分かりません(笑)

企業のホームページから問い合わせるとか、自分をアピールするためのSNSアカウントを充実させるとかでしょうか。

③収入が不安定になる

フリーランスエンジニアは、短期間で契約が終了する場合があるため、収入が不安定になることがあります。

これは本当です。

しかし、1ヶ月あたりの収入が会社員より高いので、仮に1ヶ月仕事が見つからなかったとしても、年収で見ると、会社員よりも高いはずです。

収入の不安定さはありますが、全体で見ると金額が高いので問題ありません。

◯ フリーランスになって収入は約2倍になりました

僕の場合、フリーランスになった初月から、収入が会社員時代の2倍になりました。

単純計算で、半年働けば会社員と同じ生活ができます。

なので、半年間は仕事がなくて収入が不安定な状態でも大丈夫というわけです。

※ 税金とか将来性を考えると、そんなことはないですけどね。。

④社会的信用が低い

フリーランスになると、クレジットカードやローン、賃貸の審査が通らないのはおおよそ本当です。

ただ、年会費無料のクレカや、身の丈にあった家に住むのであれば、フリーランスでも充分通ります。

  • 年会費のかかるグレードの高いクレカ
  • 収入ギリギリの家賃の家

こういった審査は通らない可能性があります。

先ほど書いたように、フリーランスは収入が不安定になりやすいので、収入ギリギリの審査を申し込むべきではありません。

◯ どうしても審査を通したいなら3年分の確定申告書を用意

フリーランスとして難しい審査を通したいなら、3年間しっかり売上のある状態を保ちましょう。

3年分の確定申告書を提出すれば、その内容を年収として見てくれます。

これは、不動産投資をする際に、銀行から融資を引くときの一般的な審査方法です。

3年間は、年会費無料のクレカと安めの家賃の家で我慢しましょう。

⑤各種経費が自己負担になる

会社員のときは会社員の経費を使えていたけど、フリーランスエンジニアになると全てが自己負担になる、は本当です。

  • 交通費
  • パソコン代
  • 会議費

など、全て自腹になります。

でも、エンジニアはそもそも会社員時代、そんなに会社の経費は使ってなかったと思います。

出張とか交通費をかけて会議に行くことはほとんどないですし、パソコンとかモニターを新調してもらうくらいしか経費の使いみちは無かったはずです。

なので、フリーランスエンジニアになってもそこまで経費率は高くありません。

しかも、自分でパソコンやモニターを買うので、不要になったら売ることだってできます。

会社員のときにパソコンを買っても、それは会社の資産であり、売ることはできませんし、会社を辞めたら手放すことになります。

経費で買った物が自分の物になると考えると、フリーランスエンジニアの方がいいんじゃないかと思います。

⑥歳を取ると仕事が受けづらい

40歳、50歳になってくると、仕事が見つからなくなる、は本当です。

実際にフリーランスエンジニアの案件情報を見ると、「40歳以下のみ応募可」と書いてあったりして、応募すらさせてもらえない案件があります。

これは仕方ありませんが、会社員なら仕事が見つかるかというとそうでもないはずです。

会社員、フリーランスに関わらず、日本では歳を取ると仕事が見つからなくなるのは共通です。

本当は年齢や性別など、仕事のスキル以外で判断してはいけないんですが、、日本もグローバルスタンダードを取り入れるようになれば、年齢に関係なく仕事を受けられる時代が来るかもしれません。

◯ 年を取ってからのキャリアはどうすればいいのか

仕事がなくなるんじゃあ、どうしたらいいの?って思うかもしれません。

以下のキャリアがあると考えています。

  • 転職できるうちに会社員に戻り、そこでずっと働く
  • 起業する
  • FIREする

定年退職が当たり前ではなくなったので、仕事がなくなる不安は全会社員も抱えている問題です。

今できることは、副業を始めて、起業のタネを作ることと、資産運用をして早めにリタイアできる状態に持っていくことです。

⑦景気によって仕事がなくなる

コロナの影響で、一時期仕事がなくなったと言っていたフリーランスエンジニアがいました。

景気の影響で仕事がなくなるとか、収入が減るのは会社員も同じです。

エンジニアはどちらかというと、コロナでも需要のある業種なので、むしろ人が足りなくなった企業もあります。

経済全体が落ち込んだから、雇い止めをしたいと思った企業からは契約を切られるかもしれませんが、ステイホームで需要が高まった企業からはオファーが来るようになったはずです。

フリーランスエンジニアは、短期間で現場を渡り歩くことができるので、その時景気の良い企業を狙っていくと、仕事がなくなることはないですし、高単価もキープできます。

景気が悪くなったけど、退職ができない状態になっている会社員に比べると、景気に左右される不安は低いと思います。

⑧事務作業が多い

経費精算とか役所手続きなどの事務作業が多い、は本当です。

フリーランスエンジニアになってから、何回か役所に行きましたし、経費精算ソフトも導入し、税理士を雇いました。

しかし、これらの事務作業は重要なことだと思っています。

自分がいくらの税金を支払っているのか、年金や社会保険にはどのような種類があるのかをちゃんと理解することができたからです。

会社員の方が老後の保障がしっかりしている理由も分かりましたし、フリーランスの保障が少ない理由や、そんなフリーランスのための制度があることも分かりました。

給料から税金や社会保険料が天引きされていると、何にいくら支払っているかを意識することはほとんどありません。

毎回心を痛めながら支払いをしていると、節税の意識ができますし、制度を調べるようになります。

そういった知識はあって損がないように思います。

ただ、事務作業が面倒なのは本当です。

⑩社会保障制度が少ない

社会保障制度が少ない、は本当です。

事故を起こしても労災はありませんし、仕事がなくても失業保険はありません。

元気に働けているうちは収入が高く、文句なしなのですが、何らかの理由で働けなくなったり老後の保障などは少ないです。

そのために、収入が高いうちにお金を貯めて、資産運用をしていかなければなりません。

まあ、また会社員に戻るという選択もありますし、自分で会社を作ってしまえば会社員と同じ保障制度を受けられるので、ずっとフリーランスでいるわけじゃないのなら気にすることはありません。

⑪休みが少ない

フリーランスは休みが少ないは、間違いです。

お盆休みが無いくらいで、あとは会社員の有給分くらいは休むことができます。

1ヶ月の稼働時間で決まるので、2月なんかはほぼ休めないですし、逆に3月はたっぷり休むことができます。

祝日が多くて働く日が少ない月は、平日に休むことができないなどもありますね。

ただ、稼働時間を変えてもらうこともできますし、いつ働いて、いつ休むかは自由なので、会社のしがらみを気にしなくても良いんです。

契約の切れ目に1ヶ月くらい休暇を取ってもいいですし(もちろんお金はもらえません)、働いた分だけお金がもらえるから、収入を減らせば休みも多くなるというのがフリーランスのいいところですね。

自己管理をちゃんとしていれば、休みはしっかり取ることができます。

フリーランスエンジニアはやめとけという意見は気にしなくていいです

フリーランスエンジニアはやめとけ、という意見は気にしないでください。

フリーランスエンジニアになりたいと思ったら一度なってみて、やめとくべきだと思ったら会社員に戻ればいいだけの話です。

それに、フリーランスエンジニアはやめとけ派の人の時代と今では、フリーランスのあり方も変わっているかもしれませんからね。

会社員は安定という時代は終わった

会社員が安定している時代は、たしかにフリーランスはやめとけという意見が出てくるのもわかります。

しかし、今は、エージェントが充実して仕事もたくさんあるフリーランスエンジニアの方がもしかすると安定しているかもしれません。

会社員=安定という時代は終わり、スキルを持ったフリーランスエンジニア=安定の時代が来るかもしれません。

特に、スキルを持っているというのは会社員でもフリーランスでも需要はあるので、プログラミングのスキルを身につけておくのは大切なことです。

若くして稼げるという最大のメリットがある

会社員は、若いうちは窓際おじさんの分まで働くから安月給になり、自分が窓際おじさんになったときにいい思いをするという構図があります。

これは、家族を持つようになる高齢の人ほど収入を高くしないといけないからです。

しかし、フリーランスエンジニアは20代から年収1000万円くらい稼ぐことができます。

若くして稼ぐことができれば、たくさんの経験にお金を使うことができるし、早くから資産運用を始めることもできます。

若くして稼げるという最大のメリットがフリーランスエンジニアにはあるのです。

法人化すれば良いとこ取りができるようになる

ここまで一切触れていませんでしたが、フリーランスエンジニアとして稼げるようになったら、法人化も考えてみましょう。

法人化すると以下のメリットがあります。

  • 経費の幅
  • 社会保障制度
  • 信用の蓄積

特に経費の幅が広がることで、自宅を社宅扱いにできたり、社用車を購入できるようになったりと、身の回りのあらゆることが経費になります。

もちろん、事業に使っていることが前提ですが、それでもフリーランスでは経費にできなかったことまで経費にできるようになって、支払う税金は少なくなります。

また、法人化すれば社会保障制度も会社員を同じになるので、老後の年金問題とか、家族を扶養に入れて社会保険料を節約することもできるようになります。

信用の蓄積に関しては、仮に事業が変わったりしても、法人には過去の実績が残り続けるので、融資を引く際などに、信用の証明がしやすくなります。

まとめ: フリーランスエンジニアになってから考えよう

フリーランスエンジニアだけに限らず、「あの会社に入るのはやめとけ」とか、「あの子と付き合うのはやめとけ」など、どんなことにでもやめとけ派の人はいるものです。

やめとけというのは親切心かもしれませんが、自分で経験して痛い目を見てから撤退するのもいいんじゃないかと思います。

今回の、フリーランスエンジニアはやめとけという人も同じです。

フリーランスエンジニアになってみたいなら、一度なってみて、痛い目をみたら会社員に戻ればいいわけです。

会社員に戻った人は、フリーランスエンジニアはやめとけ派になると思いますが(笑)

ただ、そうやって、いろいろ経験していくことが大切なんじゃないかと思うわけです。

それでは!

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