プログラマに一番必要なのは結局学歴かもしれない

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文系でも手に職をつけることができるという理由で IT 業界に進むことになったわけですが、今になって、学歴が大事なのではないかと思っています。

なぜなら、海外でプログラマーになるには、最低限情報系の大学を出ていることが必須だからです。100%というわけではありませんが、コネも学歴もない状態でいきなり海外プログラマーになるというのは現実的ではありません。

読者の中には海外でプログラマーになりたいとは思っていない人もいると思います。

日本でプログラマーになるだけなら学歴はまるっきり必要ありません

日本で学歴が必要になる場合は、

  • 大企業に就職をする(資格として必要)
  • 機械学習のような高度なプログラミングを行う(知識として必要)

上記の2通りです。

ちなみに、僕は文系学部卒ですが、数学が得意だと思っています。

それでも機械学習向けの線形代数みたいな数学には手も足も出ません。
理解するには大学に通うしかないと思っています。

界隈で有名な勝又さんは、文系エンジニアながら、独学で機械学習に挑戦していますね。僕はここまでできません。。

文系エンジニアが機械学習に入門するために小学校の算数から高校数学までを一気に復習してみました。

目次

アメリカでビザを取るには学歴がほぼ必須

アメリカでプログラマーになるには、CS(コンピュータ・サイエンス )の学位がほぼ必須です。中には学位がなくても雇ってくれる人はいるだろと思うかもしれませんが、そもそもビザが降りないので不可能です。

ビザの規定上、学歴が無い(情報系学部を卒業していない)人は、元起業家や投資家、勤続年数 12 年以上のベテラン、日系企業からの駐在員でないとアメリカで働くことはできません。

いつになってもいいから、とにかくアメリカに行ければいいという人は、勤続年数12年以上で、ビザを取得できる権利を得ることができます。

しかし、シリコンバレーのような最先端の企業で働きたいのであれば、ビザが取得できても、内定がもらえないかもしれません。

詳しくは H-1B ビザとかで調べてもらいたいのですが、4 年制大学の学位が申請条件です。大学院だけなら 2 年なので、勤続年数 3 年を 1 年分の学位と換算して、6 年の勤続が必要です。

僕が今、勤続年数 4 年なので、これから大学院に 2 年間行けば、「大学院 2 年+勤続 6 年」になり、ギリギリ申請条件をクリアします。

そこから、アメリカの企業にスポンサーになってもらい、抽選に当たればビザが降りるのです。大学院 → 就活 → 抽選の 3 つの壁を超えてやっとアメリカで働けるようになります。まず学歴という壁を突破しないと、スタート地点にも立てないのです。(12 年働けば、4 年の学位と同等になります。)

詳しくは、酒井潤さんというシリコンバレーで働く人の情報を参考にしてみてください。

↓酒井さんのTwitter

カナダやオーストラリアならワーホリビザがある

カナダやオーストラリア、あとはニュージーランドなんかは英語圏かつワーキングホリデーが使えるので、ビザの問題はとりあえず何とかなりそうです。

そうなると、ワーホリでとりあえず行ってみて、インターンとかやって就職しようと考えるかもしれませんが、これも現実的ではありません。もし就活に失敗したら英語力は身につくものの、学歴も職歴も 1 年間棒に振ってしまうことになるからです。そして、もう 2 度と、同じ国でワーホリを使うことはできません。

日本語がちょっとできるビザが1年しかない外国人を雇いたいと思いますか?僕は多分雇わないです。

これらの国でも最低限学歴を持っておかないと、就職はできないでしょう。
できれば現地の学校を卒業するのがベストですが、お金や時間の関係もあるので、日本の学位でもいいと思います。

少なくとも、ワーホリで海外に行って就労ビザを獲得したいのであれば、事前に日本で学位を取得したり、現地にある日系企業に応募しておくなど、失敗するリスクを極限まで減らしておくべきです。

  • 日本で海外就活を済ませる
  • 現地の学校に通う

これらがベストだとすれば、ワーホリというのは、キャリアアップにおいて、ほぼ使いみちがないということになりますね。だからこそ「ワーキングホリデー(休日)」という名前なんでしょうね。

学歴を持たずに海外で働く人もいます。

↓ジャバ・ザ・ハットリさん

とりあえず学位があれば日本でも優遇されるかも

最近はプログラミングスクール上がりの人も多く、割とまともにプログラミングができる人が増えています。
その中で生き残っていくためには、コンピュータサイエンスという一歩踏み込んだ知識が有効になるのではないでしょうか。

プログラマーの中で、CS の学位まで持っている人はほとんどいないでしょうし、高度な知識が求められる現場では、人が足りないはずです。

プログラマーは増えても、高度な技術を持つプログラマーを増やすのは大変なので、希少価値は高いままです。

海外で働きたくなったら、学歴を武器にいつでも交渉できますし、日本でも CS の学位があると多少は優遇されるかもしれません。

ベンチャー企業ではスキル重視かもしれませんが、落ち着いて給料がもらえればいいと思っている人なら、学歴で評価されやすい大企業を狙うのもいいでしょう。

このように、当然学位はないよりはマシなのです。

2年という時間と 100万円未満の学費だけで取得できると考えればお得ではないでしょうか。
結局投資した時間とお金が返ってくる確率が高いかどうかが肝心なので、投資対効果を考えて、プラスになりそうなら学位は取るべきです。

海外で働くには英語力が必要ですが、実際にはプログラマーは学歴のほうが重要です。

頻繁に会話をするような仕事ではないですし、チャットと翻訳機能を使えば最低限の意思疎通はできると思いますので、もし海外でプログラマーになりたいのであれば、英語の勉強よりも学位の取得を優先させるべきでしょう。

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