インフラエンジニアはやめとけと言われる理由【初心者はやめとこう】

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今回は、インフラエンジニアはやめとけと言われる理由について解説します。

インフラエンジニアは、サーバサイドエンジニアに比べると話題になることが少なく、プログラミングスクールでもインフラエンジニアコースが無かったりします。

これからエンジニアになろうとしている人は、インフラエンジニアがどんな職業なのかを知らない人が多いと思います。

結論を言えば、エンジニア未経験からいきなりインフラエンジニアになるのはおすすめしません。

初心者に向けて言うなら、「インフラエンジニアはやめとけ」です。

目次

インフラエンジニアはやめとけと言われる理由

まず、インフラエンジニアはやめとけと言われる理由についてです。

僕も社会人1、2年目のときはインフラエンジニアをしていましたので、やめとけと言われる理由は良く分かります。

当時の実体験も踏まえながら、やめとけと言われる理由について詳しく解説します。

夜間、休日対応が多い

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企業規模が大きくなればなるほど、夜間・休日対応が多くなります。

インフラ環境を整えるためには、サービスをストップさせる必要があるため、深夜にメンテナンス日を調整して、その間にインフラ環境をいじります。

小さなサービスならメンテナンス無しでインフラ環境を構築してしまったり、最新の技術では、なるべくサービスをストップさせずにいじれるようにもなっています。

ただ、インフラエンジニアをわざわざ雇うような会社は規模が大きいので、夜間・休日対応はあると思っておいたほうが良いですね。

募集人数が少ない

サーバサイドエンジニアやフロントエンドエンジニアに比べると、インフラエンジニアは募集人数が少ないです。

スタートアップのような小規模企業の場合、サーバサイドエンジニアがインフラも兼任しますし、そもそもインフラ環境の構築は人数を増やせばスピードが上がるわけでもないので、募集枠が少ないのです。

プログラマーが30人いる企業であっても、インフラエンジニアは1人か2人くらいの割合になります。

募集人数が少ないということは、それだけ争いが激化するので、継続的に仕事を獲得するのは難しくなります。

自己学習が難しい

インフラの学習は、データやトラフィックがあってこそ成り立つので、自己学習をするのは難しくなります。

AWSを使ってサーバを立てるくらいなら自分でもできますが、そのサーバに高負荷をかけて、耐久テストを行うのは、特別なツールを使わないといけません。

また、サーバを立てるだけでもお金がかかるので、無料でできるプログラミングに比べると、インフラ学習にかかるコストも気になります。

インフラは仕事を通して学ぶのが一番ですが、そもそも学ばないとインフラエンジニアになれないという矛盾が生じますね。(笑)

その解決方法は、後述します。

スキルのアピールが難しい

自己学習が難しいのと同様に、スキルをアピールするのも難しいのがインフラエンジニアです。

サーバを立てたとしても、それを証明する方法がほとんどありません。

AWSのコンソール画面をキャプチャしたり、インフラ構成図を書いてみたりするくらいで、プログラミングのようにブラウザ上に動くサービスを作れるわけではありません。

インフラエンジニアの場合は、ポートフォリオよりも過去の経験や実績の方が重視されるので、これまたインフラエンジニアとして経験を積まないとインフラエンジニアになれない矛盾があります。(笑)

インフラエンジニアは初心者はやめとけ

既にインフラエンジニアになっている人にとって、インフラエンジニアというポジションはライバルが少なく、良い職種です。

ですが、初心者がいきなりインフラエンジニアになろうとするのはおすすめしません。

インフラはセキュリティに関わる重要なポジション

インフラは一つ間違えるとサービスが全てストップしてしまったり、大事なデータを消してしまうなどのリスクのある職種です。

そんな大事な仕事をエンジニア未経験でいきなりインフラエンジニアになった人に託すことはほぼありません。

インフラエンジニアになる前に、エンジニアとしての経験を積んでおくべきです。

サーバサイドから徐々にインフラを習得すべき

インフラエンジニアになるためには、インフラエンジニアとしての経験が必要、という矛盾を解決するためには、サーバサイドから始めて、徐々にインフラを習得していく方法がおすすめです。

小規模な会社だと、サーバサイドエンジニアがインフラも兼任していることが多いので、サーバサイドエンジニアとして就職すれば、インフラも任せてもらえる機会があるはずです。

そこで少しづつインフラの経験を積んでから、インフラ専業として転職をするという流れなら、インフラ経験を積んでからインフラエンジニアになることが可能です。

インフラエンジニアになる方法

インフラエンジニアになるための具体的な方法を解説します。

サーバサイドエンジニアとして経験を積む

まずはサーバサイドエンジニアとしての経験を積みましょう。

プログラミングスクールなら、サーバサイドエンジニア向けの教材や転職サポートも充実しているので、まずはサーバサイドエンジニアになることをおすすめします。

徐々にインフラ周りにチャレンジしていく

サーバサイドエンジニアになって数年間は、目の前の仕事をこなして、一人前のエンジニアになりましょう。

それから徐々にインフラ周りにもチャレンジしていきます。

インフラもいきなり深いところをやる必要はなくて、簡単なところからやっていきます。

  • サーバに入ってLinuxコマンドを打つ
  • S3(ストレージ)にファイルをアップする
  • 新規サーバを立てる

ここらへんは簡単な方なので、初心者におすすめです。

  • ネットワーク設計と実装
  • データベースの構築やデータ移行

あたりはかなり慎重にやる必要があるので、しっかり勉強をしてから実践しましょう。

インフラ専門の職を探す

一通りインフラの知識が習得できたら、インフラエンジニアの職を探します。

探し方はサーバサイドエンジニアのときと同じで、転職エージェントや企業マッチングサイト、フリーランスエージェントなどを使えば良いでしょう。

一応、別職種になるので、収入は下がるかもしれませんが、最初は仕方がありません。

インフラエンジニアに向いている人

インフラエンジニアに向いている人の特徴を解説します。

自動化をするのが好きな人

インフラエンジニアは、サーバを立てるだけじゃなく、自動デプロイや自動テストなんかも構築します。

さらに、ローカル環境のDockerを整備したり、プログラマーが開発に専念できる場を作るのがインフラエンジニアの役割です。

細かいことを考えずにコマンド一発でいろいろできる環境を作る、自動化が好きな人がインフラエンジニアに向いています。

裏側に回ることが多い人

インフラ環境は表には見えないので、裏方が好きな人が向いています。

自分が書いたコードが公開されて、使われているのを見るのが好きという人はプログラマー向きです。

また、インフラエンジニアは人数が少ないことので、仲間から頼られる機会も多くあります。実際に僕もインフラエンジニアを頼ることは多くあります。

縁の下の力持ちとして、仲間に頼られるのが好きな人もインフラエンジニア向きです。

ハード機器を触るのが好きな人

今でこそAWSのようなクラウドが主流になりましたが、インフラは結局は物理的なサーバやネットワーク機器を操作しています。

家のルーターはネットワーク機器の1つですが、そこにLANケーブルを差し込んでみたり、VPNは使えないだろうか、wifiのデータを傍受できないだろうかとハード機器に対して好奇心が湧くような人も、インフラエンジニアに向いています。

できればデータセンターに行って、実際にサーバを触ってみたり、研修でハードウェアの構築なんかもできると、インフラエンジニアとしての価値が一歩高まるはずです。

まとめ: インフラエンジニアはなってしまえば良い職種!

インフラエンジニアは初心者にはおすすめできないので、「やめとけ」はある意味正しいのですが、一度インフラエンジニアになってしまえば、プログラマーより働きやすいかもしれません。

夜間・休日対応があるのはプログラマーも同じですし、インフラエンジニアになってしまえば、ライバルが少ないところで戦うことができます。

今は、自動テストや自動デプロイまで行うSREというある種のインフラエンジニアが流行っていて、収入も高くなっています。

インフラエンジニアを目指すなら、AWSが使えるのはもちろん、自動テストや自動デプロイ、さらにはインフラのコード化やKubernetesなんかも使えるようになれば、しばらくは仕事に困らなくなるはずです。

順番を間違えずに、焦らずインフラエンジニアを目指していきましょう。

それでは!

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