テレワーク引っ越しで後悔したこと【地方移住】

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自宅で仕事ができるテレワークなら、今の狭い家、家賃の高い家から引っ越して、地方でのんびり生活できる!と思い、テレワークに憧れている人もいると思います。

実際、私もテレワーク実施者であり、地方移住者なので、地方移住の話をすると羨ましいという言葉をよく聞きます。

しかしながら、やはり地方移住にも大変なことはありますし、後悔したことや不安なことも付き纏います。今回は、夢のテレワーク!というだけでなく、テレワーク引っ越しで後悔したことについてお話していきます。

目次

テレワーク引っ越しで後悔したこと

まずはテレワーク引っ越しをしてみて、後悔したことです。

東京の便利さには勝てない

やっぱり東京は便利です。コンビニが近くにあって、駅チカで、何をするにも不自由はありません。

地方への移住の決め手となったのが、自然があることや、人混みが少ないこと、家賃が安いことですが、そうなると便利さには欠けてしまいます。便利さを取るなら都会から出るべきではないですね。

ネット回線が遅い・繋がらない

まず、地方ではインターネット環境が都市部に比べて劣る場合が多いです。テレワークには安定したインターネット接続が必須ですが、地方によってはその提供が難しいことがあります。

私は楽天モバイルを利用していますが、登場して間もない楽天モバイルの場合、回線が不安定になることもあります。東京に住んでいた頃は回線は安定していましたが、テレワークとなるとインターネット環境は必須になるので、ネット回線がちゃんとあるかどうかは、引越し前に考えておく必要があります。

病院が少ない

また、地方都市や田舎では、生活に必要な施設やサービスが十分にないこともしばしばです。医療施設や買い物施設の充実度は、住む場所によって大きく差が出ます。買い物施設であれば、イオンやニトリといった大手企業が進出していることが多いのですが、病院は地域差が多く出ます。

最先端の治療を受けたいなら都市部まで行かないといけませんし、近くに病院が無いと、救急の場合に困ってしまいます。それでも、予約せずに行ってもだいたい空いてるなどのメリットもありますけどね。

移住候補の場所には、一度旅行で訪れてみることをおすすめします。できれば観光ではなく、実際に生活するような感じで数日過ごしてみます。
思っていたより駅とかスーパーが遠かったとか、車の通りが多い、街灯が少ないなど、現地に行かないとわからない発見があります。

在宅ワークの現実

テレワークが普及し始めた当初は、自宅で仕事ができることに多くの人が憧れました。しかし、実際に在宅ワークを始めると、想像していたものとは異なる現実が待っていることが多いです。

リビング、書斎、部屋…どこで仕事をしたらいい?

リビング、書斎、部屋など、自宅での仕事場所は人によって異なります。

選択肢は多いですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

リビングでの仕事は、家族が近くにいるためコミュニケーションが取りやすい一方で、騒音や動きが気になって集中できないこともあります。

書斎があれば、静かな環境で集中して作業できる可能性が高いですが、すべての人が書斎を持てるわけではありません。

そのため、多くの人はダイニングテーブルや自分の部屋など、利用可能なスペースを最大限に活用して仕事をしています。

重要なのは、作業に適した環境を整えることです。静かで集中できる場所を選ぶ、必要な機材や資料を整理しておく、快適な椅子やデスクを用意するなど、効率的に仕事をするための工夫が求められます。

また、仕事とプライベートの区別をつけるために、作業スペースを物理的に区切ることも有効です。

「一人暮らし」テレワーク生活のリアル

一人暮らしの場合、仕事のスペースを自由に選ぶことができ、家族に気を遣う必要がないため、作業に集中しやすい環境を作り出すことが可能です。

しかし、孤独感や社会的な孤立を感じることも少なくありません。特に長時間の仕事後に誰とも話す機会がない場合、精神的な負担が大きくなることがあります。

このような状況を改善するためには、仕事以外の時間にオンラインでの交流をはかる、趣味の時間を持つ、定期的に外出するなど、意識的に自分のメンタルヘルスを管理することが重要です。

また、一人暮らしでは、自宅のメンテナンスや家事全般を自分で行う必要があるため、これらのバランスをうまく取ることも大切です。

家族とのテレワーク生活:メリットとデメリット

家族とのテレワーク生活には、メリットとデメリットが共存します。メリットの一つとして、家族と過ごす時間が増えることが挙げられます。通勤時間がなくなることで、家族との朝食や夕食を共にする時間が取りやすくなり、家族関係が深まることもあります。また、小さな子供がいる家庭では、育児と仕事を両立しやすくなるという利点もあります。

一方で、家族がいる環境でのテレワークは、集中力の維持が難しいというデメリットもあります。特に子供が小さい場合、仕事中に度々中断されることがあり、効率的な仕事が進まないこともあります。また、仕事と家庭生活の境界線が曖昧になりがちで、仕事のストレスが家庭に持ち込まれることもあります。

家族とのテレワーク生活を円滑にするためには、互いの理解と協力が不可欠です。

家族とのコミュニケーションを大切にし、仕事時間とプライベートの時間を明確に分ける、仕事のスペースを確保するなどの工夫が求められます。

テレワーク移住を後悔した業務上の問題

近年、テレワークの普及に伴い、都市部から郊外や地方へ移住する人が増えています。

しかし、このような移住を決断した後に、ビジネスや業務上で予期せぬ問題に直面し、後悔するケースも少なくありません。

ここでは、郊外や地方への移住がビジネスや業務にどのような影響を及ぼすのか、その実態を詳しく掘り下げていきます。

地方移住後の出社問題

フルリモートワークだから地方移住することができるわけですが、そのフルリモートがいつまで続くかは誰にも分かりません。突然出社命令が出てしまえば、地方移住からまた都会に戻らないといけません。

地方から出社するにしても、新幹線に乗ることになれば、新幹線代は高く付きますし、時間もかかります。

賃貸であれば都会に引っ越すこともできるかもしれませんが、もし家を買ってしまったら最悪、会社を辞めなければならないかもしれません。

ビジネス面での地方移住後の問題点

会社員だけでなく、個人事業主にも問題があります。クライアントが対面での話し合いを希望してきたらどうなるでしょうか?地方からの交通の便が悪く、なかなかクライアントに会いに行けないかもしれません。

また、新規にクライアントを見つけようとしても、そもそも地方には人が少なく、ビジネスも少ないですから、見つけるのは困難かもしれません。

家賃などの生活コストが安いということは、それだけビジネスの規模も小さくなりますから、東京などの都心部に比べて地方の稼ぎも少なくなる可能性があります。

郊外、地方移住で変わる業務の在り方

地方でビジネスを始めるなら、最初はインターネットを使ったビジネスが良いでしょう。地の利を活かせるほど、住み慣れていませんから、まだ地方ならではのビジネスを始めるのは難しいです。

もし住み慣れてきて、人脈も少しづつ増えてきたら、地方でのビジネスを始めてみるのも面白いかもしれません。

そうした、地方の業務にあり方にも慣れていかないといけませんね。

テレワーク移住の意外な出費

地方なら生活コストを下げられる、と思うかもしれませんが、意外と出費があります。

それを知らずに豪華な生活をしようとすると、引っ越し前よりも生活費が高くなってしまうこともあり、大後悔です。気をつけましょう。

テレワーク生活で増える出費・引っ越し費用

まずは引越し費用です。引っ越しをしなければかからない費用ですから、これは大きな出費です。

地方がどれくらい遠いのかにもよりますが、30万くらいはかかりますし、さらに賃貸であれば敷金・礼金・仲介手数料など各種引っ越し費用がかかってきて、50万円くらいは覚悟しておいたほうがいいでしょう。

1ヶ月の家賃が5万円安くなれば、10ヶ月で元が取れるわけですから、お金の面だけで見れば、引っ越しをしてもすぐに取り返せる計算ですね。

知らず知らずのうちにかかるお金

地方の家は広いですから、光熱費は都心部より高くなるかもしれません。広い部屋のための空調や、プロパンガスだとガス代も高くなります。

人が少ない分、ゴミ袋代が高かったり、税金が高いこともあります。地方は少ない人でインフラを賄っているので、一人当たりが支払う費用は高くなることを忘れずに。

地方移住で省けるはずの「交通費」の現実

お盆や年末年始などに、実家に帰るときは、交通の便が悪く、時間もお金もかかってしまいます。

また、出社を求められたり、旅行に行くときにも交通費はかかってしまいます。

地方だと車が必須の場合も多いので、車関連の費用も見積もっておかないといけませんね。

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