システムエンジニアがきついと言われる理由とは?元SEが解説します!

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僕は新卒でシステムエンジニアとして働き始めました。

周りからは、

「システムエンジニアはきつそうだしブラックでしょ?」

「SEかあ〜大変そうだね」

と言われてきました。

なぜシステムエンジニアはきついと言われているのか、その理由について解説していきます。

システムエンジニアになって良かった点やWebエンジニアとの比較も取り上げているので、ぜひ最後までご覧ください!

目次

システムエンジニアがきついと言われる理由4つ

システムエンジニアがきついと言われる理由は以下の4つです。

  • 納期ギリギリになると残業が多くなる
  • プロジェクトによっては休日出勤・深夜勤務がある
  • 年功序列で出世できないし給料も上がらない
  • IT知識の無いクライアントと仕事をする

筆者が過去にSEとして働いていた経験に基づいた理由になりますので、全てのSEに当てはまるとは限りません。

納期ギリギリになると残業が多くなる

システムエンジニアはクライアントのためにシステムを作るので、一般的に納期があります。

設計が上手くできていなかったり、開発チームに問題が起こったりすると、納期に間に合わなくなり、納期直前は残業をしてでもプロジェクトを完遂させなければなりません。

この状態が「デスマーチ」と呼ばれ、システムエンジニアがきついとされる理由の1つです。

納期に間に合わなくなると工数がかかり、利益が減るため、会社の業績が落ちるだけでなく、責任者であるシステムエンジニアのボーナスが減らされたりします。

開発を任せている派遣のプログラマーたちに、プロジェクトに対する責任は無く、稼働時間さえ守っていれば報酬が発生する契約になっていることが多いので、プロジェクトが失敗したときの責任はシステムエンジニアに降り掛かってきます。

システムエンジニアは、IT技術の知識だけでなく、プロジェクトをまとめるマネジメント力も必要になります。

プロジェクトによっては休日出勤・深夜勤務がある

クライアントが金融系の場合に多いのですが、平日の日中にプログラムのリリース作業ができないような業種・システムの場合は、休日の深夜にメンテナンス作業を行う必要があります。

だいたい月1回のペースで休日の深夜に駆り出され、朝までリリース作業を行います。

プロジェクトが順調なら、休日手当がもらえるし、代休も取れるのでそんなに悪くないですが、プロジェクトが納期ギリギリの状態だと、代休は取れず、メンテナンスも月に複数回行うこともあります。

そうなると、デスマーチ+休日の深夜出勤となり、家に帰れない日が続くという人も出てきます。

全てはプロジェクトが順調かどうかにかかっているというわけです。

このプロジェクトリーダーの指示で休日出勤が多くなってきました。所属部門の管轄ではないプロジェクトに現在関わっており、予定より進行が遅れているからです。多忙なので振り替え休日がたまる一方です。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00084/00215/

年功序列で出世できないし給料も上がらない

システムエンジニアが働く現場はSIerやIT以外の業種が多く、SIerの多くは大企業なので年功序列制が未だに残っていることがあります。

そうなると、技術を身につけても出世できるのは年齢順になってきます。

転職者は少なく、周りの人たちは新卒からずっと働き続けているので、スキルが評価されて入社したという人はかなり少ないです。

IT業界のような技術職の世界で年功序列制度だと、勉強をするインセンティブが働かないので、社内のスキルは低くなり、プロジェクトは毎回頓挫したり、障害が頻繁に起こることになります。

頻繁に障害が起こっているシステムの裏側では、こうした技術不足による不具合が起こっている可能性があります。

根本的な原因としては、経営陣の情報システムに対する無理解があり、無理のあるスケジュールでシステム統合を強行したことなどがあった。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01972/030300001/

IT知識の無いクライアントと仕事をする

SIerで働くシステムエンジニア(SE)は、クライアント企業の社内SEと一緒に仕事を進めていくことになります。

SIerも社内SEも先述の通りスキルの低下原因の1つである年功序列制度である可能性が高いので、どちらのSEもIT知識の無い状態で仕事をすることになります。

すると、以下のような問題が発生します。

  • 技術的に可能かどうかがわからずに設計を進めていくことになってしまう
  • 最新の技術についていけず、古い技術を提案してしまう
  • 設計がどんどん複雑になるので、プロジェクトが遅延する

こうしてシステムエンジニアのきつい職場が完成します。

勤怠管理や会計業務にIEを使用しているといい、デジタル行政推進課の職員は取材に対し「最初の感想として何で今、急にというのが正直なところではあった。期間の調整や費用面の調整に苦慮しているところ」とコメントしていた。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2206/16/news172.html

システムエンジニアがきついのはどんな職場か

システムエンジニアにも種類があります。

きつくなってしまう可能性の高い職場について解説していきます。

下請け企業

下請け企業は、元請け企業の要望に答えなければならないので、きつくなりがちです。

元請け企業に提案をしても、元請け企業もクライアントの要望を伝えているだけなので、柔軟には対応してくれません。

限られたリソースの中で、元請け(の先のクライアント)の意見を必ず守らなければならないという状況で、労働環境が悪くなってしまいます。

元請け企業勤務であれば、クライアントに直接交渉できるし、要件定義や設計の段階でいろいろと提案をすることもできるので、社内のことを考えながら仕事を進めていくことができます。

客先常駐

企業ではなく個人の話になりますが、客先常駐の案件になると精神的にきつくなることが多いです。

全く知らない人たちの中にたった一人で入っていき、仕事をすることになるからです。

派遣や契約社員の場合は、周りも派遣や契約社員であることが多いのですが、正社員で客先常駐の場合は仲間がいないことがあります。

クライアントが優しい人なら良いですが、厳しい人になってしまうと余計にきついです。

また、客先の勤務時間や企業文化に合わせながら仕事をして、たまには自社に戻って自社の文化に合わせないといけないので、板挟み状態にもなりやすいです。

企業文化が古い

企業文化が古い(日本的)な職場はシステムエンジニアには向いていません。

  • スキルではなく年功序列制度である
  • 転職が少ない
  • 紙媒体でのやり取りが多い
  • パソコンのソフトやアプリの制限が多い

上記のような体質の職場だと、自分のスキルを発揮できる場所が少なく、結果的に日本の大企業的文化に取り込まれてしまいます。

IT業界に関しては、大企業だから給料が良く、安定しているというわけではありません。

ベンチャー企業でも高給の職場はありますし、IT業界での安定は、主にスキルによって決まります。

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システムエンジニアがきつくなりやすい立場

次に、システムエンジニアの仕事がきつくなりやすい立場について解説します。

プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントはよほど優秀でない限り、きつい仕事になります。

プロジェクト全体の管理をしつつ、技術の勉強もして、クライアントとの交渉も行います。

プロジェクトが順調だったとしても基本的に激務になりやすいので、ちょっと障害が起こったり、上手くいかないことがあると、デスマーチに足を踏み込んでしまいます。

PMは立場が上になるので、きつい分給料も割と高くはなるのですが、それでも仕事量や質に対する報酬としては割に合わないことが多いです。

下請けの開発者

「きつい職場について」でも書きましたが下請けは元請けからの指示が絶対なのできつくなりがちです。

下請けで働く開発者は一定の期間で成果を出さないといけないので、深夜になっても働くことになります。

1つの希望として、開発者はスキルを磨くことができるので、その後の転職やキャリアパスが開けています。

スキルをアピールできるポートフォリオを作る時間があれば、ホワイト企業に転職することも可能です。

保守担当

保守担当はスキルが身につかず、深夜勤務も多くなりきついとされる立場です。

データセンターの保守になってしまうと、一日中寒くてうるさいデータセンター内にいなければいけないので、精神的にも体力的にも相当きついと思います。

自社でデータセンターを持たず、クラウドでデータを管理している企業であれば、データセンターで保守作業をやることは無くなるので、そういった企業に入りましょう。

システムエンジニアがきつくなるのを回避する方法

ここまでシステムエンジニアがきつくなる理由や条件を解説してきました。

ここからは、きつい状況から抜け出すための方法について解説していきます。

1次請けの大企業へ転職する

下請けの企業がきつくなりがちであることは既に書きました。

なので、1次請け(元請け)企業に転職することで、最低限のきつさは回避できます。

また、元請けは大企業であることが多いので、待遇が良くなりますし、労働基準法に則った働き方を目指しているので、労働環境も悪くありません。

ただ、大企業は転職難易度が高いので、経歴が充実しているか、スキルをアピールできる何かがないと転職はできません。

上流工程(要件定義や設計)を担当する

結局は元請けの仕事になってしまいますが、要件定義や設計などの上流工程の仕事は比較的きつくありません。

実装や運用、保守の段階になってくると、システムが稼働し始めるのでバグが見つかったり、障害が起こったりしてきつくなってきます。

プロジェクトの一連の流れの中では、できるだけ上流工程に携わるようにすることで、仕事のきつさを回避することができます。

システムに関する学習をする

とにかくスキルを身につけることで、開発速度を高めたり、システムの脆弱性を回避することができるようになります。

職場や立場に関係なく、スキルアップは仕事を楽にしてくれるので、スキルが評価されない職場だとしても、自分のためにスキルアップはしておきましょう。

将来のキャリアにも良い影響を与えてくれるはずです。

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システムエンジニアになって良かった点

システムエンジニアの批判ばかりをしてきたので、ここでシステムエンジニアになって良かった点についても解説します。

転職は簡単にできる

IT業界にいたということで、転職先は簡単に見つかりました。

あまりスキルを身につけることはできませんでしたが、それでもIT業界にいたということで、完全未経験からの転職に比べると遥かに難易度が低いように感じました。

また、大手のIT企業にいたので、ネームバリューを使うこともできました。

スキルが未熟だったのに採用してくれたのは、ネームバリューのおかげもあったかもしれません。

給料や福利厚生が良い

大手のIT企業だったので、待遇は良かったです。

休日勤務や残業が多い月になれば、さらに給料は高くなり、日々の仕事は何とか頑張ることができました。

給料が高ければ、転職時に提示できる年収も高くなるので、転職後の年収も大企業水準を維持していました。

システムエンジニアとして働くのであれば、ネームバリューのある大企業を狙うのがおすすめです。

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多様なキャリアパスがある

システムエンジニアからベンチャー企業のWebエンジニアとなり、フリーランスエンジニアを経て、今は会社経営をしています。(プロフィール参照)

こういった多様なキャリアを歩んでくることができたのは、システムエンジニアという技術職だったからです。

また新卒でシステムエンジニアになるなら、文系であってもOKなので、大学では文系だけど手に職を付けたいとか、多様なキャリアパスに憧れるという人は、狙い目な職種です。

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システムエンジニアよりWebエンジニアの方がいいかも

僕はシステムエンジニアになるより、Webエンジニアになることをおすすめしています。

システムエンジニアとWebエンジニアはどう違うのかについて解説します。

システムエンジニアとWebエンジニアの違い

システムエンジニアは大きく分けて2種類あります。

  • SIer(システムインテグレーター)
  • 社内SE

IT以外の業種から「システムを作ってくれ」と言われて作るのがSIerです。

業種に関わらず、社内のWebシステムを管理するのが社内SEです。

どちらも、仕事をする相手がITの知識を持たない人になることが多く、非ITをIT化していく仕事になります。

一方Webエンジニアは、自社でWebサービスやアプリを開発する仕事になります。

Webエンジニアの方がプログラミングをする機会が多く、自社で開発していることから、納期に縛られにくいというメリットがあります。

Webエンジニアは手に職をつけられる

システムエンジニアはプロジェクトを管理することが多くなるので、自身でプログラミングをする機会は少ないです。

Webエンジニアはプログラミングをすることが仕事なので、プログラミングスキルを身につけたいならWebエンジニアがおすすめです。

プログラミングスクールを使って転職する場合も、転職先の募集職種はWebエンジニアがほとんどです。

未経験からエンジニア転職しやすい

新卒であれば、システムエンジニアの方がなりやすいですが、現在社会人でプログラミング未経験なら、Webエンジニアの方がなりやすいです。

独学やプログラミングスクールで、プログラミングスキルを身につけてそれをアピールすることで、転職できます。

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未経験からWebエンジニアになる方法

社会人未経験からシステムエンジニアになるのは難易度が高く、年齢や学歴、経歴などにも左右されてくるため、ここでは未経験からWebエンジニアになる方法をお伝えします。

Webエンジニアになれば、システムエンジニアへの転職の道も見えてくるので、未経験の人はまずWebエンジニアを目指すことをおすすめします。

独学でプログラミングに触れてみる

完全未経験なら、まずはプログラミングに触れてみてください。

無料で学べる以下の学習サイトがおすすめです。

  • Progate
  • ドットインストール
  • Railsチュートリアル(Railsをやるなら)

ある程度進めていくと有料課金しないといけませんが、未経験の人が最初に学ぶだけなら無料部分だけでも十分です。

プログラミングが楽しいなと思えたら、有料課金してさらに進むか、次に紹介するプログラミングスクールを検討してみましょう。

プログラミングスクールを検討する

独学だけでプログラミングを学ぶのも大事ですが、時間がかかりますし、正しい方法で学べていない可能性もあります。

なので、プログラミングに興味が持てた段階で、一度プログラミングスクールを検討してみましょう。

どのスクールにも無料相談会があるので、そこでスクールに通うべきかどうかを判断していきましょう。

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いろんな企業に話を聞きに行く

ある程度プログラミングを学んだら、IT企業に話を聞きに行ってみましょう。

  • Wantedly
  • GREEN
  • YOUTRUST

などの転職サービスや転職SNSを使うと、本格的な面接とは別に、カジュアル面談を申し込むことができます。

IT企業にカジュアル面談に行ったら、次のことを聞いてみましょう。

  • どんなサービスを作っているのか
  • どんな技術を使っているのか
  • 1日の流れ、開発の流れ
  • 今の自分のスキルを伝えて、足りない技術を聞く

面接ではないので、キャリア相談だと思って気軽に話してみましょう。

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話を聞きに行った企業にそのまま本格的な面接を申し込んでも良いですが、カジュアル面談を申し込めるような企業は小規模企業が多いです。

大企業も視野に入れるために転職エージェントにも登録しておきましょう。

転職エージェントでは、以下のことを相談してみましょう。

  • 今の転職事情(年収相場とか流行りの技術)
  • 今の自分で行けそうな企業
  • 面接で聞かれそうなことやアピールポイント

IT企業へのカジュアル面談では、その企業のことしか聞けませんが、転職エージェントはIT業界全体のマクロな視点で話を聞けます。

今のIT業界事情と今までに話を聞きに行った企業を照らし合わせて、自分に合う企業の条件を絞っていきましょう。

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まとめ: 自分に合った働き方を見つけよう

システムエンジニアがきついと言われる理由について解説しました。

デスマーチとかITドカタと言われるように、IT業界にはブラックな企業が存在することも確かです。システムエンジニアや下請けのプログラマーが当てはまります。

ただ、それぞれの職種にもメリットがありますし、他にも多くの職種が存在します。

Webエンジニアなら多くは自由な働き方ができますし、僕がおすすめする職種です。

  • システムエンジニア
  • 派遣のプログラマー
  • Webエンジニア
  • フリーランスエンジニア

など、多様な職種の中から、自分に合った働き方を見つけていきましょう。

それでは!

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